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【実録】私が「歴史人」編集長から受けた侮辱について(後編)

(前編はこちらからお読みください)

当日、その後

 一般論として、不当な扱いを受けたと感じたならその場で自己主張して改めさせるのが理想である。しかし、「歴史人」編集部での打ち合わせで突然のちゃぶ台返しをされたとき、私はその場で不当さを訴えることができなかった。情けないことだが、私の頭脳にはそれだけの反射神経がなかったのである。

 「流石におかしいのでは」という感情はあったが、頭の中できちんと言語化するには時間がかかった。帰宅後の夜にようやく言語化がまとまったのでGさんにメールを送ったところ、一応3行くらいの釈明っぽいメールは来た。

 打ち合わせの最後に、「企画について詰めるから待ってほしい」と言われていた。メールの文面は謝罪と受け取るには略式すぎたが、一応仕事の関係があるので、これで引っ込むのが大人の対応だと私は判断した。

放置の果てに

 編集者の言う「しばらく待ってほしい」から、そのまま放置につながるのはしばしば起きる。だが、今回は元々知り合いだったNさんから持ってきた話であり、「歴史人」に一応の信用を持っていた。

 しかし、1か月、2か月が経過しても何の連絡もない。私は、自分が大変なお人好しであることを思い知った。「歴史人」編集長に社会人としての礼節や常識を求めるのは判断ミスだったらしい。

 打ち合わせから3か月以上経った頃、別件でNさんと顔を合わせた(彼は非常に済まなそうにしていた)。私は、Gさんのしたことがビジネス上も大変失礼かつ非常識であること、簡単なメールで終わりにするのではなく、できれば対面・少なくとも電話で謝罪するべきではないかと伝えた。Nさんも同意し、Gさんに伝えると約束した。

 1週間後、Nさんから着信があった。そこで伝えられた事実に、私は耳を疑った。「Gさんは、謝罪の電話をしたくないと言った」という。

 50歳くらいになっているであろう大人が、自分の不始末で招いたトラブルに対し、自分の言葉で謝罪すらもできないのか。

 「前編」の冒頭で、私が怒りを抱いているポイントを述べたので再掲する。

①仕事に関する約束をいきなり反故にされ、仕事がなくなった。
② ①に付随し、配慮に欠ける発言によって傷つけられた。
③上記について謝罪を求めたところ、無視されて現在に至っている。

 私の心情としては、③が一番傷つけられた。①や②は悪気なくやってしまったのかもしれないが、③は明確に故意にやっているからである。

「歴史人」編集長から得た教訓

 誤解なきように言っておくが、出版人・編集者たちがすべてGさんのような人というわけではない。むしろ、普段一緒に仕事をしている方たちは、みな優秀でこちらにもリスペクトがある。

 しかし、編集者の中には残念な人もいる、というのは事実だ。特にGさんには、こちらが無名のライターであるのを軽んじているような言動が端々に見えた。また、他者を尊重しているのならば、いきなりちゃぶ台返しをするようなことはしないだろう。

「著名な媒体だから、ちゃんとした運営をしているだろう」と信じた自分が未熟だったともいえる。こういう時、フリーランスの立場は弱く泣き寝入りするほかない。私のような思いをしないためにも、私に立場の近いクリエイティブ職の方は、十分に気をつけて仕事を受けてほしいと思っている。

(了)

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コメント

1
神聖童帝ゆとう1世
神聖童帝ゆとう1世

あまりにも無礼ですね。
歴史人と言えば有名な雑誌ですがそれ故に自分が権威だと勘違いしたのでしょうかね

こういう話はテレビ関係だとよくあるそうですよ
資料を借りて返さなかったり。

自分は雑誌やメディアから打診が来るような人間ではありませんが、ライターをなさってる方はメディア系は要注意ですね…

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【実録】私が「歴史人」編集長から受けた侮辱について(後編)|三城俊一/歴史ライター
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