広島大学霞キャンパスで不発弾か 危険性低いと判断され撤去
5日午前、広島市の広島大学霞キャンパスで、建物を解体した跡地から不発弾のようなものが見つかりました。
その後、爆発の危険性は低いと判断され、およそ5時間後に警察が現場から撤去しました。
5日午前9時10分ごろ、広島市南区にある広島大学の霞キャンパスで、「工事現場から不発弾とみられるものが見つかった」とキャンパス内にある広島大学病院から警察に通報がありました。
警察によりますと、見つかったのは戦時中の不発弾とみられます。
建物の解体跡地に新たに建物を建設するため、重機で土を掘っていたところ、地表から60センチほどの深さで見つかったということで、大きさは長さおよそ60センチ、直径およそ15センチだということです。
警察は一時、現場に近づかないように敷地内を規制し、キャンパスの北側の市道を通行止めにしましたが、自衛隊と詳しく調べたところ爆発の危険性は低いと判断できたため、発見からおよそ5時間後に不発弾のようなものを撤去し、自衛隊の施設に運んだということです。
この間、大学病院では、患者の入院や診察は通常どおり行われました。
広島大学の霞キャンパスには、医学部や大学病院があり、JR広島駅から南に2キロほどの場所にあります。
戦時中には、陸軍の兵器庫「広島陸軍兵器補給廠」が置かれていて、ことし5月にも今回と同じ場所で不発弾が見つかっていました。
広島大学霞キャンパスで不発弾か□危険性低いと判断し撤去