参政党の神谷宗幣代表は5日、参院選での躍進を受け、参院予算委員会で初めて質問に立った。与えられた質疑時間は17分で、選挙戦で訴えた「日本人ファースト」の視点から、日米関税交渉などについて石破茂首相の姿勢をただした。
神谷氏はこれまで日本人ファーストについて「反グローバリズムを意味するキャッチコピーだ」と説明してきた。
トランプ米大統領が進める脱炭素政策の廃止やWH
O(世界保健機関)脱退などの動きに触れ、首相に「(トランプ氏から)一緒に日本もやらないかと提案された事実はないか」と質問した。これに対し、首相は「具体的な提案はない」と答弁した。
神谷氏は選挙戦で指摘された外国勢力によるSNSを使った世論工作への対応も尋ねた。首相は「選挙の公正が害されないよう政府として努力したい」と語った。
参政党を「極右」と呼ぶ海外メディア 米欧で伸長する「ポピュリズム政治」との類似を警戒