広島大会の決勝、並んで試合開始を待つ中井監督(右奥)と惇一部長=同左(撮影・井上貴博)

 第107回全国高校野球選手権大会(5日開幕・甲子園)に広島代表として臨む広陵は、中井哲之監督(63)の長男、惇一さん(30)が部長としてチームを支えている。15歳で同校の門をたたいた日から16年、親子でなく「監督と選手」「監督とコーチ」の関係に徹してきた。悲願の夏の日本一へ、2人そろって挑む。

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 惇一さんは2017年に教員として母校に戻り、野球部のコーチに。23年に部長に就いた。担うのは監督と選手のつなぎ役だ。