日本最高気温…40.8℃@山形市

■7月25日…今日は何の日、フッ・フーッ♪

1933年(昭和8年)の今日、7月25日は…山形市で40.8℃の気象官署(気象台&測候所)
における日本最高気温を記録した日です。
■翌26日の地元紙(山形新聞)の記事
現在のアメダスのように気象ロボットによる自動観測システムが導入される以前、その
場所の気象観測は気象庁に委託された個人によって行われていました。記録によると、
その頃は40℃以上が意外に多く観測されています。


■問題:40.8℃は何時に記録されたのでしょう?

以前、某気象サイトにて、上のような問題を出題させてもらったことがあります。答えは5択。
12時・13時・14時・15時・16時のうち、答えはどれでしょう?…という具合です。

正解は『15時』です。一日の最高気温といえば…冬季を除けば13時辺りに記録されるもの
ですが、15時ということは明らかにフェーン現象が絡んでいそうです。
山形市のような北日本の内陸部が体温並みの高温になる時の気圧配置は…
本州の南に夏の北太平洋高気圧、そして日本海に強い低気圧がある場合が殆どです。
特に、日本海の低気圧が台風や熱帯低気圧、もしくは台風崩れの温帯低気圧だったりすると、
ごく普通に37~38℃近くまで昇温します。しかし、この程度の最高気温は熊谷・甲府・前橋・岐阜・
多治見など歴戦のツワモノたちの間では特に珍しい気温ではありません。


■赤道気団によるフェーン現象

何より、イメージ図を見てもらった方が判りやすいと思います。
https://otenki-bosai.up.seesaa.net/image/_IMG_ybi_1_a7_29_otenki_bosai_folder_1454995_img_1454995_38060869_0.jpg
当時の天気図を調べてみると、ホンの3日の間に台風(台風崩れも含め)が2つも日本海を通り抜けた
様子です。台風と言えば高温多湿の赤道気団の権化として知られますが、台風の進行方向の右側(
一般に危険半円と呼ばれます)には沢山の暖湿空気(高相当温位)が取り残されることになります。

立て続けに2個の台風が日本海を北上したことで、本州は広く赤道気団の2度塗りを被ったことに
なり、暖湿空気がタップリと滞留していました。この状況下で7月25日の山形市には
北太平洋高気圧から台風に向かう南南西の風が「山越えのフェーン風(ドライフェーン)」となって
吹き降りたと考えられます。ただ、気温の割に湿度が26%と低く、気温ほどの暑さは感じなかった…らしい。


■参考資料…これまでに39℃以上を観測している主な気象官署■

※歴代1位の記録とは限りません。地図にて〔沿岸・内陸〕/〔日本海側・太平洋側〕等を確認して
 頂くための資料です。
酒田(山形):40.1℃  福島:39.1℃  新潟:39.1℃  高田(上越):39.5℃
前橋:40.0℃  熊谷:39.9℃  富山:39.5℃  東京:39.1℃  甲府:39.8℃
浜松:39.3℃  岐阜:39.7℃  名古屋:39.9℃  津:39.5℃  京都:39.8℃
奈良:39.3℃  大阪:39.1℃  岡山:39.3℃  鳥取:39.1℃  佐賀:39.6℃
宇和島(*):40.2℃  ★意外に九州・四国は少ない。 (*)印…現在は特別気象観測点



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