CTOを退任しました
この度、2025年6月30日付けでidentify株式会社の取締役CTOを退任することになりました。2019年7月からなので丸6年の期間、CTOを務めました。
6年間の振り返り
僕がidentifyに入った2019年7月はショート動画という言葉もまだ認知度が低く、TikTokが日本でも使われ始めてなかった時代です。
ショート動画という言葉すら知らなかったのですが「縦型の動画素材が市場で不足する未来が必ず来る」と代表の鬼山が言っていて「可能性はかなり高いし、そこまで遠くないだろうな…」と思ってたので僕も一緒に取り組むことにしたのでした。
結果として今では、ショート動画市場でかなりのシェアを獲得するまでに成長しました。特に最近のプレスリリースにもあるように、事業は順調に拡大しています。
ここまで成長したことは、本当に感慨深いものがあります。
CTOとして学んだこと
この6年間で最も強く実感したのは、「CTOはソフトウェアエンジニアではなく、ビジネスの経営者である」ということです。技術選定やアーキテクチャ設計はもちろん重要ですが、それ以上に事業成長にどうコミットするか、どうやったら事業が成長するかどうかを常に考える必要がありました。
AI開発ツールへの取り組み
直近では、マネジメントから少し離れて時間ができたこともあり、CursorやClaude Codeなどの最新のAI開発ツールに積極的に取り組んできました。
おかげでキャッチアップが進み、下記のようなnoteも書くことができました。(もともと自分用のメモとして書いていたのですが出そうと思い、色々追
記しました)
identify社でもCursorやClaude Codeを導入したり、AI予算を作り、AI予算の枠内の中では自由に使っていいということにしました。(ChatGPT Pro + Claude MAXを契約しても余るのでだいぶ余裕はあるはず)
今後についても積極的にClaude Codeなり、Gemini CLIなりのコーディングエージェントを活用したり、LLM自体を活用していこうと考えています。
(今後、相談とかもお待ちしております!)
次について
こういう退職エントリだとみんなが気になることだと思いますが
次は自分自身でプロダクトを一から作っていく予定です。
同時に、若干お手伝いできる時間もありますので、技術選定の相談、CTOとしての悩み、スタートアップの立ち上げなど、何かご相談がありましたらお気軽にX(@suthio_)などでご連絡いただければ幸いです。
ごちゃっとした状況をなんとかするのが得意なのでごちゃっとした相談は歓迎です!
転職しませんか?カジュアル面談しませんか?的な話も受けることは可能ですがその意欲はありません。
なので直近1ヶ月以内にワインと鍋に来ていただいた、もしくは予約していただいている方のみとさせていただきます。
ワインと鍋については下記を参照してください
それはそうと、この機会に知り合いの方、知り合いの方問わず僕とご飯に行きましょう!ワインと鍋にてみんなでワイワイしましょう!
(比較的、時間に余裕が出来ています)
人集まるならみんなでワイワイ会的なやつしたいですね!
AI時代において、エンジニアの役割は大きく変わりつつあります。コードを書くだけのエンジニアではなく、事業価値を生み出すエンジニア(経営者)として、どのような価値提供できるかが僕の次の課題なので頑張っていく所存です!
最後に
6年間、identify株式会社で働けたことは僕のキャリアにとって大きな財産となりました。プロダクトと事業を0から作り上げる経験ができたこと、優秀なメンバーと共に成長できたことを誇りに思います。
identifyは今後も成長を続けると確信しています。僕は違う立場から、その成長を見守り、応援していきたいと思います。
それはそうと、新規事業も始まり、エンジニアやその他の職種も募集をしていますのでよければ応募いただけると幸いです。


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