FIREという世界線の先で、33歳が描いた「逆算キャリア戦略」。本業×副業のWワークでの自己実現に向けて
その先の「逆算キャリア戦略」
実は、その先のPhase 3まで考えています。それは、Phase 1のパーソナルトレーニングで関わった方から、さらに彼らの言葉で次の世代に継承してもらうこと。その際には、より広くリーチできるPhase 2の効果も相まって、孫弟子が生まれやすい土壌ができているでしょう。そうすれば、いつの間にか日本では、このようなWワークの働き方がスタンダードになっているはず。 FIREのREって、早期退職、Retire Earlyだと認識されています。でも、本業であれ副業であれ、仕事が楽しかったら、早期退職は目的ではなく手段でしかない。 だから、私はFIREのREを、早期再始動、『Restart Early』だと捉えています。なので、副業を始めるなら、できるだけ早くから。そして経済的自立を獲得して、ありたい姿から逆算してよりチャレンジングな自己実現に繋がるキャリアを主体的に拓いていく──。 それが、私の考える「逆算キャリア戦略」なのです。 ※編集部注:本記事公開後に、ご本人の希望により、一部表現を改めております。ご了承ください(2025年8月5日 09:35) 今井康明:1991年、岡山県生まれ。内資系製薬会社にてマーケティングを経て、某戦略コンサルファームに転職。新薬立ち上げ、製品戦略立案から実行、コンテンツ企画制作、リブランディング、政策提言活動などを経験。現在は別の戦略コンサルファームに転職し、製薬業界、行政向けに戦略立案に関するプロジェクトを主軸に、組織マーケティングやシンポジウム制作などのエミネンス活動をディレクション。 その一方、新卒から副業に取り組み、複数事業の起業を経験。Supreme合同会社 CEO。メディア、書籍雑誌、キャリアセミナーなど多数の出演経験を有する。モットーは "Play work" "Victory loves preparation (周到な準備が勝利を導く)"。著書『副業0年生の教科書』『君たちはFIRE後どう生きるか』(共著)。
長田 真[編集部]