機動戦士ガンダムーRavens descend on U.C.ー   作:シャア、あんたちょっとセコイよ!

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ジークアクス最新話見ました?やべぇえですわね!!いや、ほんとマジでお前が正しかったよ・・・・
ともあれ消化試合です。イセリナどうしよっか・・・・


18.I just wanted to see you...

 イセリナ・エッシェンバッハは戦場とは無縁の生き方をしてきた箱入りのお嬢様だ。

 護身のために多少の銃の扱い程度は知っているが、それも殆どお遊びのようなもの。

 

 ニューヤークの市長だった父の娘として荒事からは遠ざけられ、上流階級に相応しい教育を受けてきた。

 それが変わったのがジオンが地球へ、北米を占拠した時からだった。

 

『は、初めまして。僕……じゃなくて、私はガルマ・ザビ。君の名前を教えてはくれないか?』

 

 軍人とは思えないほど優しい(かんばせ)の青年は頬を赤く染め、どもりながら名前を尋ねてきた……それが、イセリナとガルマとの最初の出会い。

 

 軍の司令官としてニューヤークの統治者との関係づくりの一貫だったのだろうが、イセリナにとってこの出会いというのは幸福なものだった。

 ずっと籠の鳥として過ごしてきた彼女には彼との会話だけが息苦しい日常を忘れられ、唯一心休まる時間だった。

 

 彼女の父は表面上は好意的に付き合ってはいるが、自分が治めていた都市をめちゃくちゃにし、地球へコロニーを落としたジオンを憎んでいる。

 確かに、ジオンのやった事は悪だ。けれど、イセリナにはどうしてもこの青年がそのような非道なことを推し進めたような悪漢には見えない。

 

 気がつけばイセリナは彼に惹かれていき、同じようにガルマもイセリナに惹かれていった。

 ただの社交辞令の出会いは逢瀬へ変わり、互いに名を呼び合う関係へ。そして、気がつけば愛し合っていた。彼女にとってガルマが全てのような、彼さえいれば世界などどうなってもいいと思えるほどに。

 

 だから、その日、その知らせを聞いた瞬間に世界が足元から崩れたような感覚を味わった。

 彼の部下という兵士が言うには、ガルマは生き残りの数少ない兵士を逃すために単身で連邦の蒼いモビルスーツを足止めすると言ったのを最後に通信が切れたらしい。

 

 回収された機体のコクピットは形を残しておらず、ただ小さなクーラーボックスを目の前に出されただけだ。

 

 イセリナはその場で泣き崩れ、縋りつくようにそのクーラーボックスを抱きしめることしかできなかった。

 木馬という連邦の艦も全力だったのだろう。けれど、それは向こうの理屈でしかない。

 

 アースノイドであるイセリナは寧ろ感謝すべきなのだろう。けれど、イセリナにとってガルマは地球よりもずっと大事だ。

 

 唯一、彼だけが等身大の自分を見てくれた。彼だけが自分をエッシェンバッハのイセリナではなく、地球生まれの地球育ちのただのイセリナとして扱ってくれる。

 

 ジオンも連邦も、アースノイドもスペースノイドも関係ない。1人の女を愛してくれた唯一の男なのだ。

 

 ───許せない。赦せない。ユルセナイッッ!!!

 

 初めて抱く憎悪の炎に突き動かされるままにイセリナは弔い合戦に出るというガルマの部下へ言い放つ。

 

 自分も連れていけ、と。

 

 当然反対されたが、彼を想う気持ちは誰にも負けない。それこそ、彼の実の肉親ですら……

 涙を流しながら叫ぶ彼女の形相に部下の兵士は折れ、イセリナは始めて軍用空母へ乗り込んだ。

 

「ガルマ様、どうかイセリナをお許しください」

 

 きっと、優しい彼は仇討ちなど望んでいないのだろう。それどころか自分の大切な人は生きていて欲しいと願うはずだ。

 

 でも、イセリナはそれを選べない。選ぶには余りにも彼の存在が大きくなりすぎてしまった。

 

 イセリナは薬指の贈り物の感触を確かめ、死地へとおもむく。

 

 

 

 

「…………なん、ですか?」

 

「んにゅ……なにぃ?」

 

 気がつけば寝落ちしていたアリアはけたたましく騒ぐサイレンの音に起こされ、体を起こすとすぐ側に同じように寝落ちしていたらしいミアがいた。

 目元をこすり、アリアは敵が襲撃をしかけてきたことを察するが現在アリアは懲罰中のため出撃は叶わない。

 

「どうやら襲撃みたいです」

 

「襲撃……!? 大変、戻らないと!」

 

「下手に動くと敵の攻撃に巻き込まれますからここにいた方が安全ですよミアさん。このエリアは比較的内部にありますし」

 

 独房エリアは万が一捉えた捕虜を逃さないように艦の奥深くに配置されている。それはつまり逆に言えば最も堅牢な場所とも言えるわけだ。

 

「そ、そうなんだ。じゃあ、安心? かな……」

 

 アリアの説明を聞き、ミアは一先ず冷静になったところで彼女は気がついた。

 

「(不貞腐れてる……)」

 

 至っていつも通りの表情に見えるが、親友であるミアには分かる。今のアリアは絶対不貞腐れている。

 

 膝を抱えて虚空を見つめているアリアをなんとも言えないミアはどうしたものかと考えた。

 

 この問題はあくまでもアリアと彼女の父との間のもので、結局のところミアはどこまでいっても赤の他人でしかない。

 むしろ親と喧嘩なんてした事の無いミアはどうすればいいかも分からない。

 

「……早く、終わるといいね」

 

「……どうせ兄さんがすぐ終わらせますよ」

 

 アリアはそれだけ言うとベッドに横になり目を閉じてしまう。親友の珍しい姿にミアは苦笑を隠せずにいるのだった。

 

 

 

「父さんが出るのか!? しかもあの機体で!?」

 

 愕然としたアムロの声が格納庫に響き渡る。

 現在ホワイトベースで使用可能な機体は比較的損傷が軽微なガンダムとブルーディスティニーの2機だけで、ほかのガンキャノン2号機とガンタンクは先の決戦で現在修復作業中だ。

 

 パイロットも負傷しており、ホワイトベース自体も何とか航行能力は生きてるが迎撃能力の稼働率は半分を切っている。

 

 つまり、ホワイトベースはかなりの危機的状況なのだ。故に敵の迎撃の為に唯一出撃可能なガンダムにアムロを乗り込もうとしたところ、何を思ったのかテムがブルーに乗り込むのをアムロは目撃した。

 

「……なぜアリアがあんな行動をした理由は分からない。だが、推測はできる。

 この機体には特殊なシステムを詰んでるという話を聞いたが、私はそれがどんなものかわかっていない。どんなものが知るには実際に体験した方が早いからな」

 

「だからって……父さんはパイロットじゃないんだぞ!?」

 

「確かにそうだが、私はガンダムを設計したんだ。コイツは規格落ちしたものとはいえ、ガンダムのパーツを用いて建造されたモビルスーツを素体としているんだ。

 なら、操縦系は変わらんはずだ」

 

「っ〜! あぁ、もう! 無理だけはしないでくれよ!?」

 

 父はこうなったら人の話を聞かないことは実の子として嫌という程わかっているし、アリアも自分もそこは受け継いでいることも分かっている。

 アムロはそれだけ言い残し、ガンダムのコクピットへ乗り込むとシステムを起動させるとハンガーから動かした。

 

 そして、同じようにブルーに乗り込みテムは多少もたつきはしたが淀みなくシステムを起動させると操縦桿を握りしめゆっくりと、ペダルを踏み込む。

 

「……一先ず起動は問題ないか」

 

 技術屋として逐一ブルーのコンディションに目を通し、テムはその情報をもとに組み立てて行った。

 

『ガンダム、アムロ! 準備はいいか!?』

 

『はい、問題ありません!』

 

『…………ブルー、テム大尉。本当に宜しいので?』

 

「あぁ、今動けるのは殆ど居ないからな。それに見たところ連中は護衛機すらいない。ガンダムとこの機体なら十分だろう」

 

『はぁ……わかりました。ですが、現在の高度は乱気流によって大変危険です。お気を付けを』

 

「了解した。カタパルトハッチを開けてくれ!」

 

『カタパルトハッチ解放! ガンダム、ブルーディスティニー出撃どうぞ!』

 

『アムロ・レイ、ガンダム。行きまーす!』

 

「テム・レイ、ブルーディスティニー出るぞ!」

 

 白と蒼は地球の空へその体を投げ出す。




BD「あの意味わからないやつじゃない・・・・?よし、時代が来たな!!!NTぶっ殺そう!!」
おっちゃん「あかん(あかん)」

後継機

  • 既存機体を魔改造
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