大阪桐蔭→巨人ドラ1・辻󠄀内崇伸が「離婚」を初告白「縁は切りました」…現金輸送車の警備員として秋田で働く理由とは？
2005年、「156km左腕」として読売ジャイアンツから1位指名を受けて入団した辻󠄀内崇伸。20年後、辻󠄀内は警戒棒を握り、現金輸送の警備を行っている。なぜ彼の人生は大きく変わったのか？ そしてメディアに初めて打ち明けた「離婚」の真相とは？ 『ABEMA エンタメ』の密着企画「NO MAKE」が迫った。 【映像】現在の辻󠄀内（警戒棒を装備）＆現在のピッチング 「装備はまず刃物を通さないチョッキ。次が警戒棒、賊に襲われないように、警戒しながら現金輸送をしないといけない」 2019年に秋田に移住し、警備会社「ALSOK秋田」で現金輸送の仕事をしている辻󠄀内。辻󠄀内は銀行のATMに現金を運んだり、小売店からの依頼で売上金を銀行などに持参しているという。
野球以外の仕事に抵抗はなかったのか？
強盗犯などから現金を狙われる危険もあるため、業務中は一切気が抜けない仕事だ。この日は県内を15件回り、出発から7時間後に無事に戻ってきた。 そもそもなぜ辻󠄀内は野球から離れ、出身地でもない秋田にいるのか？ 実は辻󠄀内の肩や肘の痛みと闘いながらのプロ野球人生は8年で幕を閉じ、2013年に引退。その後は女子プロ野球の監督などを務め、2019年に妻の母親の体調不良をきっかけに秋田に移り住んだのだ。 野球以外の仕事に抵抗はなかったのか？という問いに「とにかく働かないと。家族も養っていかないといけなかったので、まずは仕事に就くこと」と答えた。 当時の辻󠄀内はハローワークに通い詰め、ようやく見つけたのが今の仕事だったという。 そして現在、朝7時に出社し、警護服を身にまとっている。今年で6年目。後輩からは「イレギュラーが起きた時も冷静に対処する」、班長からも「ミスもなく仕事に対して誠実。僕も学ぶことが多い」と信頼は厚い。
「今独り身なんですよ」
さらに、「若い子たちが仕事を長く続けてほしい」という思いからALSOK秋田野球部も設立した。 新天地で仕事にも仲間にも恵まれているが、仕事終わりの午後6時過ぎ、夕飯について尋ねたところ表情が曇り、「夕食はいつも、夜遅いからコンビニで済ましたりしています。おにぎりとかそんな感じですかね」とぽつり。 辻󠄀内には引退の１年前に結婚した妻と2人の子どもがおり、そもそも秋田に来たのは妻の実家があるためだ。辻󠄀内は少し気まずそうに「実は今年離婚しまして。だから今独り身なんですよ」と一人で暮らしていることを打ち明けた。他のメディアにはまだ話していない情報だという。 夫婦関係については「縁を切らせてもらって」と打ち明けた。 それでも秋田に残ったのは、会社の仲間の存在、そして会社に恩返しをするためだという。今回の取材で唯一笑顔を見せたのも、後輩たちといる時だった。 最後に「これから」について聞いた。 「自分が本当に何がしたいのか…夢じゃないけど、もうちょっとで40歳になりますし、なかなか何かに熱中して、それを追いかけるのも見つからなくて…だから今が楽しいんだなと思います」 （『ABEMA NEWS』より）
ABEMA TIMES編集部
