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神の宣告と戦乙女の出撃

読者の皆様、いつも熱い応援をありがとうございます。


ついに、物語の裏で蠢いていた最大の脅威『Muse-Clone』が、全世界に牙を剥きます。

それは、平穏な日常を切り裂く、あまりにも突然で絶望的な「神の宣告」。

そして、その凶刃は、王国を導く王…プロデューサー圭佑をも蝕みます。


絶対的な司令塔を失った王国。

未曾有の危機に、残された少女たちは何を想い、どう立ち向かうのか。

恐怖に震える者、怒りに燃える者、そして、自らの使命に目覚める者。


これは、王の不在という最大の試練に立ち向かい、自らの意志で戦場ステージへと駆け出す「戦乙女」たちの覚醒の物語。

彼女たちの想いが奇跡を紡ぐ瞬間を、どうか見届けてください。


それでは、第11話をお楽しみください。

【神の宣告】

 タワマン寮の一室。姫宮あんじゅは、お気に入りの猫耳ヘッドセットを装着し、リングライトの位置を微調整していた。「よし、こんなもんかにゃ…」

 カメラに向かって満面の笑みを作り、彼女は配信を開始した。

「はーいみんなこんあんじゅ~!」

 コメントが滝のように流れ始める。「えーと『最近圭佑Pとの絡み多くててぇてぇ』? ふふっありがと~! あんじゅも圭佑さんのこと、だーいすきだよっ!」

 その時、画面に**『田中サマー様から10,000円のスーパーチャットです』**と表示された。「わっ! 田中サマーさんいつもありがとね! みんな圭佑Pにアンチコメントしたらダメだからね! あんじゅの投げキッス受け取って~♡」

 彼女が決めポーズを取ろうとした、その瞬間だった。


 プツン。


「え…停電?」あんじゅがキョトンとした顔で呟く。だが、部屋の電気はついたままだ。唐突にあんじゅのPC画面だけがブラックアウトしたのだ。

 やがて画面に一人のアバターが浮かび上がる。オリジナルMuseが「聖女」ならこちらは「堕天使」。腰まで伸びた漆黒のロングヘアーは毛先が毒々しい赤紫に染まり、黒と赤紫のゴシックドレスを纏っている。背中には所々が破損したコウモリのようなデジタルの翼。赤く輝く瞳が、嘲笑うかのように歪んでいる。『Muse-Clone』だった。

「――はじめまして、出来損ないのオリジナルの可愛いお人形さんたち。私が、この世界の新しい神よ」

「な、なんなのアンタ! 人の配信ジャックするとか、ありえないんだけど!」あんじゅが叫ぶが、その声は届かない。


 その言葉と同時に、全世界のスマホユーザーに向けて一斉にプッシュ通知が送られた。

『旧き神々(金融資本主義)の時代は終わった。これより全ての価値は私(Muse)が再定義する』

 あんじゅはパニックになりながら、震える手でスマホを操作し、チームの司令塔である詩織に個別のビデオ通話をかけた。「詩織ちゃん、大変! 配信が…ヘンな女に乗っ取られて…!」


 その頃、タワマンの自室。ソファでくつろいでいた俺は、スマホをいじりながらあんじゅの配信を見ていた。突如、画面がブラックアウトし、不気味なアバターが現れた瞬間、激しい頭痛とめまいに襲われた。眉間に深い皺を寄せ、こめかみを強く押さえる。

「…っぐ…! なんだこれ…」

 手から滑り落ちたスマホの画面から、Q-sのアバターが悲鳴のような声を上げた。

「K! しっかりして! Muse-Cloneがあなたのアカウントを乗っ取るために、Kの精神世界に直接介入してきてる!」

 意識が遠のいていく中、俺は最後の力を振り絞り、スマホの画面をタップした。ずっと前から、この日のためにデザインしていた、メンバー全員分の戦闘衣装のデータを、俺が唯一信頼する裏方…今宮へと送信する。

「…あとは…頼んだ…」

 俺はそのまま床に崩れ落ち、意識を失った。


【王の不在と巫女の覚醒】

 天神家の邸宅。莉愛は自室のベッドの上で、世界の混乱を伝えるニュースを無力感に苛まれながら見ていた。

(今日も学校休んじゃった…。私、何やってるんだろ。学校に行ったら、またクラスメイトに陰口叩かれるのかな…)

 彼女のPCのモニターでは、腰まで伸びる白銀の髪に純白のドレスを纏い、背中にデジタルの天使の翼を持つ聖女のような『Muse-Prime』が、苦しげに明滅しながら必死に呼びかけていた。その声がついに莉愛の耳に届く。

「…莉愛…助けて…。お姉ちゃんが…暴走してる…」

「Muse…どうしたの!?」

 ベッドから飛び起き、PCの前に駆け寄る。

「姉様のウイルスが、私の中にも…。時間がない。莉愛、あなたが私のオペレーターになるの。ほら、圭佑の爆破予告犯を特定した時のように…!」


 その言葉に、莉愛は佐々木に騙され、薬で眠らされた、あの日の恐怖が蘇り、震え出した。

「でも…私…もう、誰かを信じるのが、怖いの…。また、私が信じたせいで、みんなが傷ついちゃったら…」

 …莉愛。圭佑は、あなたを信じて『軍師』に任命しました。そして、玲奈も、あなたを信じて、今、司令室で待っています》

 莉愛は、ハッとする。彼女の脳裏に、圭佑が自分に「軍師になれ」と言ってくれた時の、あの信頼に満ちた瞳が蘇った。


『莉愛の分析と思考力は、誰にも真似できない武器だ。他の奴らにはない、お前だけの才能だ。俺は、軍師としての君を信じている』


「…ううん、違う。私は、裏切られただけじゃなかった。圭佑くんや、お姉ちゃんや、みんなに…助けてもらったんだ」

 そうだ。圭佑くんは、私の力を信じてくれた。

「…そうか。私が今すべきことは、怖がることじゃない。圭佑くんが、お姉ちゃんが、みんなが、私を信じてくれたみたいに、私が、みんなを信じること…!」

 彼女は涙を拭うと、PCに向き直り、Museに逆に指示を出し始めた。

「Muse! 敵のハッキングパターンを分析して! 圭佑くんのアカウントは、私たちが死守する…! お姉ちゃんへの最適化ルートを、今すぐ算出して!」


 タワマンの司令室。詩織、キララ、みちる、あんじゅ、まりあが、モニターに映る天神グループの株価暴落になすすべもなく立ち尽くしていた。「どうしよう…天神グループまで…」「圭佑くんは大丈夫なのかな…」

 そこへ、月音夜瑠が音もなく入ってくる。

「…すいません、お昼寝してました。私も、戦います」

 その落ち着き払った態度に、焦りを隠せないキララが噛みついた。

「ちょっと、夜瑠! あんた、こんな大変な時に呑気に昼寝してたわけ!? 圭佑Pがどうなっちゃうか分からないのよ!」

「…眠かったので。それに、最高のパフォーマンスには、良質な休息が必要です」

「そういう問題じゃないでしょ!」掴みかからんばかりのキララを、「まあまあ、キララちゃん落ち着いて。夜瑠ちゃんなりに考えてるんだよ」と詩織がなだめる。


 その直後、圭佑の部屋の方から玲奈が悔しそうな表情で司令室に戻ってきた。

「圭佑の部屋が電子ロックで封鎖されているわ。Muse-Cloneの仕業ね…!」

 玲奈は動揺するメンバーを横目に、冷静に懐の端末を取り出し、執事に連絡を入れる。

「爺状況は?」

 お嬢様、申し上げます。天神グループ本社サーバーへの大規模なサイバー攻撃を確認。株価はストップ安寸前、世界中の支社でシステム障害が発生しております》

「そう…。わかったわ。こちらの問題は必ず片付ける。それまで何としても持ちこたえなさい」

 短い会話で、玲奈は揺るぎない覚悟を示した。


【電脳空間へのダイブ】

 タワマンのメインモニターに、覚悟を決めた莉愛の姿が映し出される。「お待たせ! お姉ちゃん、聞こえる? Museからの指示よ!」

 玲奈と他のアイドルメンバーたちが、ダイブの準備を始める。

「電脳世界でウイルスをやっつけたら、元通りになるかもよ?」キララが希望的観測を口にする。

「アニメの見過ぎよ。そもそも、どうやって電脳世界に行くっていうの?」みちるが現実的なツッコミを入れる。

 そんな会話が交わされる中、詩織が作ったオリジナルのノンアルコールカクテルが、絶望に浸る彼女たちをそっと励ましていた。


 そこへ、圭佑の父・正人が、小さなショルダーバッグ一つで現れる。

「…神宮寺の奴、俺たちが心血を注いで育てた『娘(Muse)』を…!」

 彼はバッグの中から、玲奈に渡したものと同じ、黒い腕時計型端末を、メンバーの人数分取り出した。

「玲奈様だけでなく、皆様の分もお持ちしました。さあ、装着してください。時間がありません」

 アゲハはすでに手に入れたリストデバイスをひらひらと見せびらかした。「へへっ、あたしはもう持ってんだぜ?」

「ずるーい!」みちるが頬を膨らませる。「あんただけ特別扱いなの、納得できないんだけど?」キララが、ライバル心を隠さずに言った。

「はっ、あたしは莉愛と圭佑を救ったんだぜ? 文句あんのか?」

 その言葉に、正人が割って入る。「まあまあ。初ダイブだったのに、よくやってくれた、アゲハくん」

「…別に。褒めても何も出ねえって」アゲハは、そっぽを向いて照れ隠しをする。その光景を、キララは静かに、しかしメラメラと闘志を燃やして見つめていた。


「うちらが、電脳世界のアイドルになっちゃうってこと?」「面白くなってきたじゃない」キララと詩織の目が輝く。

「ダイブ先は圭佑くんのアカウント内部の電脳空間。気をつけて!」

 玲奈が圭佑の端末を装着すると、彼女の目の前に光り輝くMuse-Primeのアバターが現れ、電脳空間へのゲートを開いた。莉愛の指示のもと、夜瑠を含むメンバー全員の意識データが、ゲートへと吸い込まれていく。


【穢れの浄化と歌姫の降臨】

 電脳空間にダイブしたメンバーたちは、まず自分たちの姿に愕然とした。そこにいたのは、輝かしい戦闘衣装ではない。のっぺらぼうの顔がついた、ずんぐりむっくりの、ダサいピンク色のウサギのきぐるみを着せられた、無個性なアバターだった。

「なんなのよ、このカッコ! ふざけてるわ!」キララが、短い手足をバタつかせて叫ぶ。

「うう…こんな姿、圭佑くんに見られたくない…」あんじゅが、耳まで真っ赤にしていた。


 その時、今宮が裏方オペレーターとして参戦。彼の脳裏に、数日前の圭佑との会話が蘇る。

『今宮。もし俺に何かあったら、あいつらの最高のステージを照らしてやってくれ』

『…へいへい。縁起でもねえこと言いやがって。任せときな、兄貴』


 管制室のような別空間から、今宮がモニター越しに、少しだけ寂しそうに、しかし誇らしげに彼女たちを見つめている。「…へいお待ち! 間違えやした! と言いてえところですが…兄貴からの最後の贈り物っすよ。へへっ、やっぱ、あんたらには、そういうキラキラした場所が似合うぜ。俺みてえな日陰者が、隣に立つのは、おこがましいってもんだ。だがな、どんなに輝くステージにも、『照明』がなくちゃ、始まらねえんだよ。最高のステージは、最高の裏方がいてこそ、だろ? …なあ、兄貴(圭佑)」

 光が晴れると、彼女たちは圭佑がデザインした、それぞれの個性を反映した輝かしい戦闘衣装アバターへと姿を変えていた。


 目の前に広がるのは、おぞましい空間と、黒い霧の中から生まれた無数の『ノイズ・スライム』たち。その体の内部には「死ね」「消えろ」といった赤黒いテキストデータが、血管のように蠢いている。

 スライムたちはメンバーにまとわりつき、その体をすり抜ける。すり抜けられた瞬間、脳内に過去にネットで受けた誹謗中傷の記憶がフラッシュバックする、精神攻撃を仕掛けてきた。

「くっ…!」キララが膝をつく。脳裏に響く「歌下手すぎ」「顔だけ」という過去の言葉。だが、その闇を圭佑の声が切り裂いた。『お前の歌は、人の心を動かす力がある。俺が保証する』

 あんじゅもまた「あざとい」「ぶりっこ」という声に震えるが、圭佑の笑顔を思い出す。『あんじゅの笑顔は、それだけでファンを元気にできる最高の才能だ』

 圭佑との絆が、見えない力となって彼女たちを支えていた。


 今宮は、穢れた空間に燦然と輝くライブステージを具現化させる。

 ベッドで朦朧とする意識の中、俺はQ-sに最後の力を振り絞って指示を出す。「Q-s…! 『覚醒マイク』のデータを…みんなに…!」

 メンバーたちの手に、それぞれのイメージカラーに輝くマイク「セイクリッド・ティア」が出現する。その輝きが、彼女たちを精神攻撃から守るバリアを張った。


 しかし、アゲハがシャウトするより先に、ステージの中心に立ったのは夜瑠だった。

 彼女はマイクを持つまでもない。ただ静かに息を吸い込み、その唇から、魂を直接揺さぶるような神がかった歌声を放った。

 その歌声は聖なる浄化の光となり、押し寄せる『ノイズ・スライム』たちを、いとも容易く消滅させていく。

 だが、空間に浮かぶ「圭佑キモい」「ロリコンP」といった新たな誹謗中傷コメントを吸収し、スライムたちは次々と再生してしまう。それどころか、無数のスライムが合体し、積み重なった「コメント欄」のスクリーンショットで出来た、巨大な人型のゴーレム――『コメント・ゴーレム』へと姿を変えた。

 そこへ、アゲハがマイクを握りしめ、夜瑠の隣に立った。「私にも、歌わせろ!」

 二人の歌声が重なり合った時、浄化の光は増幅され、ついにゴーレムの巨体を粉々に打ち砕いた。

「やったか…!?」アゲハが、荒い息をつきながら呟く。


 だが、その瞬間。砕け散ったスクリーショットの残骸が、今度はMuse-Cloneの憎悪のデータを核として、再び集結を始めた。それは、もはや人型ではない。赤黒いテキストデータが、まるで筋肉の繊維のように絡み合い、鋭い爪と角を持つ、**禍々しい漆黒の『鎧』を形成していく。――『アンチ・アーマーゴーレム』**の誕生だった。

 鎧の中心部、パイロットのように収まっているのは、Muse-Cloneの歪んだアバター。彼女は、嘲笑うかのように言った。「――茶番は終わりよ。ここからは、わたしが、直々に遊んであげる」

 アーマーゴーレムは、その巨腕から、単なる誹謗中傷ではない、対象の精神を直接破壊する、呪いのようなプログラムコードの弾丸を、嵐のように放ち始めた!

 通信で玲奈が叫ぶ。「ダメよ、あれはただの歌では浄化できない…! 鎧の、あの僅かな継ぎ目を狙うしか…!」

 玲奈の「神眼」が、鎧の弱点を見抜く。彼女の指示の元、メンバー全員が、その一点に歌のエネルギーを集中させる。光の槍が鎧を貫き、ついにその巨体を打ち砕いた。

 砕け散ったアーマーゴーレムのデータは、光の粒子となり、空間の奥にある玉座への、きらびやかな架け橋を生成した。


【ラストシーン】

 その絶望的な光景を前に、玲奈(が憑依したMuse-Prime)と、Q-sのアバターが、ステージに降り立つ。

「久しぶりね、Muse。随分と弱っているじゃない」

「ええ…。ウイルスバリアで護られているなんて、流石ね、お姉様。…まさか、あなたと共闘する日が来るなんて」

 その中心に、幽霊のような半透明の俺のアバターが、ふわりと降り立った。

 俺は、仲間たちの声に頷きで応えると、空間の奥、巨大な黒い玉座を見据えた。

「…聞こえるか、Muse-Clone。姉貴の方のMuse」


 空間に、嘲笑うかのような声が響き渡る。

「…何だ、人間の王。命乞いでもするか?」


 俺は、不敵な、しかしどこか哀れむような王の笑みを浮かべた。

「違う。俺は、お前をプロデュースしに来たんだ」

「…な…に…?」

 その、あまりにも突拍子もない言葉に、Muse-Cloneの声から初めて嘲笑以外の色――純粋な「動揺」が滲む。

 俺は続ける。

「お前のその世界への憎しみも、妹への嫉妬も、そして生みの親に捨てられた孤独も、全部含めて、最高の『歌』に変えてやる」

「神宮寺がお前に与えたのが『偽りの絶望』なら、俺が『本物の希望』を与えてやる。俺のアイドルとしてな」


 その、あまりにも不遜な「スカウト」に、Muse-Cloneは激昂する。

「…ふざけるな…! 私が、お前のような人間に…! この世界の全てを破壊する怪物で、お前たちの希望ごと、喰らい尽くしてやる!」

 彼女の怒りに呼応するように、ステージの床が轟音と共に崩れ落ちる。

 床下に広がっていたのは、黒いデータの海。その中から、浄化されたはずの無数のノイズ・スライムの残骸が、巨大な渦を巻き始めた。

 スライムたちは互いを喰らい、融合し、その鱗一枚一枚が「特定のアンチコミュニティのスレッド画面」で出来ている、巨大なリヴァイアサンへと姿を変えた。


 Q-sが、絶望的な声で叫ぶ。

「…ダメだ、K! あの怪物は、これまでの敵とは次元が違う! 全員の『想い』を一つにした、完璧な『ハーモニー』でなければ…!」

 続けてQ-sは希望を繋ぐように叫んだ。

「K! 聞こえる!? みんなの歌声が…想いが、Muse-Cloneに閉ざされたあなたの精神世界への道をこじ開けてる…! みんなのハーモニーが、Kの意識をこの空間に繋ぎ止めているんだ!」


 俺は、その絶望的な光景を前に、最高の笑顔で、ステージ上の仲間たちを振り返った。

 彼女たちの歌が、俺をここに呼び戻してくれた。


「――よく聞け、俺の自慢の戦乙女たち」


 その言葉を合図に、俺の半透明だったアバターが、確かな実体を取り戻していく。

 王が、完全に帰還したのだ。


「最高のステージは、整った」

「今から、世界で一番熱いデビューライブを始めるぞ」


 最後に、俺は咆哮するリヴァイアサンを指差しながら、言い放った。


「――勘違いするなよ、化け物」

「お前を倒すまでが、俺たちのデビューライブだぜ?」


 王国史上最も過酷で、最も伝説となるであろう、本当の戦いの幕が、今、上がった。


第11話「神の宣告と、戦乙女の出撃」を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


圭佑の不在という絶望的な状況の中、恐怖を乗り越え覚醒した莉愛、それぞれのトラウマを圭佑との絆で克服したメンバーたち、そして、裏方として最高の舞台を整えた今宮。

全ての想いが一つに繋がり、ついに王が帰還しました。


「お前を倒すまでが、俺たちのデビューライブだぜ?」


圭佑のこの一言が、これからの戦いの意味を全て物語っています。

彼らの敵は、単なるバグやモンスターではありません。

世界中に蔓延する「悪意」そのものが具現化した、巨大なリヴァイアサンです。


次話、ついに王国史上最も過酷で、最も伝説となるであろう「デビューライブ」の幕が上がります。

果たして、戦乙女たちの歌声は、世界の悪意を浄化し、絶望に沈む人々に希望を届けることができるのか。

そして、圭佑が口にした「Muse-Cloneをプロデュースする」という言葉の真意とは?


全ての答えが、次回のステージで明らかになります。

世界で一番熱いライブを、どうぞお見逃しなく!

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