島根県内最大の尾原ダム、8月中旬には貯水率ゼロ 流量さらに制限へ

垣花昌弘
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 梅雨明け以降の少雨の影響で、島根県東部を流れる斐伊川上流の尾原ダム(利水容量1720万立方メートル)の貯水率が、8月中旬にゼロになる見通しだ。31日朝時点の貯水率は36.1%で、関係機関でつくる斐伊川渇水調整協議会は流量をさらに制限することを決めた。

 ダムを管理する国土交通省中国地方整備局出雲河川事務所によると、渇水対策として7月25日以降、ダム下流にある上島地点(出雲市)の流量が通常の約50%になるように、ダムからの放流量を制限している。だが、今後も雨が降らなければ貯水率は8月2日ごろに30%を下回り、同14日ごろにはゼロになる見通し。

 7月31日に出雲市内で開かれた渇水調整協議会では、今後もまとまった雨が期待できないとして、8月2日ごろに貯水率が30%を下回った場合、流量を通常の約30%にすることを決めた。

 それでも同17日ごろには貯水率がゼロになる見通しのため、ダムに流入する砂をためるために設けた区画にある約550万立方メートルの水を放流することにした。2週間程度、9月1日ごろまで放流が可能という。

 出雲河川事務所の児子(にご)真也所長は報道陣の取材に「市民のみなさんには節水のご協力をお願いしたい」と話した。

 尾原ダムは2012年に運用開始した。最も低かった貯水率は13年6月の24.38%。同ダムは総貯水容量は県内最大で、松江市、出雲市、雲南市に水道水を供給している。

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