更新 2025-08-03
※元々怠惰で酷く乏しい私 (渡邉隆之) の気力が尽きてしまった上、他のことをやらなければならなくなってしまった為、残念ながらアイヌ語部分の大半が手付かずになってしまった。また余裕が出来れば内容の補完と改善をしたい。とは言え、自分にとっても他の誰かにとっても最低限必要な情報は概ね網羅できた様に思う。もし改善案などがあれば、それを私が採用するかはともかく、いつでも気軽に教えて頂きたい。
凡例
1. このページについて
『アイヌ神謡集』の著者あるいは伝承者である知里幸惠1 (1903–1922 著作権切れ) が筆録したノート 1 ~ 6 の内、金田一京助 (1882–1971 著作権保護期間中) が採録した文章の複写2である 4 と 5 を除く 1, 2, 3, 6 の写真が北方資料デジタルライブラリーで公開されている。また、同様の影印本に軽い解説等の 1冊を加えた計 5冊のセットが復刻版3として藤田印刷エクセレントブックスから出版されている。
しかし、これらの文献は草書や旧仮名遣などを使って手書きされている為、現代の日本語話者が理解するにも、知里幸惠の言語 (アイヌ語も日本語も) について分析するにも、多少の困難が伴う。そこで、自分なりに解読4した結果をこのページに載せる。解読と言ってもアイヌ語の翻訳や現代仮名遣への変換などはせず、資料や教材として利用し易くするに過ぎない。
既にその様な資料が世にありそうな気はするが、軽く探してみた限りでは見つけられず、仮にあったとしても解読という作業はパズルの様に楽しいものである為、構わず腕試し気分でやってみる。ついでに誰かのお役に立つ様なことがもしあれば幸いである。✌️
アイヌ語の読み方ついては国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブで “アイヌ語辞書について” の「Ⅴ 表記と発音」5や “アイヌ語の基礎 (アイヌ語沙流方言略説)” の「1 音韻」などを読むのが手軽で良いと思われるが、これらが知里幸惠の幌別方言ではなく沙流方言を中心に書かれているという点にご注意。
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2. ノートの整理番号と時系列について
各ノートに与えられた 1 ~ 6 の番号は北海道立図書館での整理番号であって、ノートの使用順ではない。例えばノート 1 は、その表紙 [📖1, 2] の右上に「其 2」とあり、さらに 1b-i [📖17] の注に「前の atuika toma tomaki kun tute he ashi hm hm のカムイカㇻにありましたやうに」という記述もあることから、実際にはノート 3 の次に使われたノートだと思われる。また、ノート 2 はノート 6 の続き (それでも未完結) とされる。
これらの他、金田一京助から知里幸惠に送られた葉書に見えるとされる「アイヌ伝説集其二及其三6」という言葉などから存在の示唆される未所蔵のノートや、『アイヌ神謡集』及び未刊のままの「アイヌ語民譚集」なる本7の出版用原稿が存否不明とされる。
北道 2005 (参09) によればこれらの執筆順は次の通りである。8
第一: ノート 3 (執筆 1921-04-??) [📖69–142]
第二: ノート 1 (執筆 1921-09-??) [📖1–40]
第三: 未所蔵ノート (執筆 1921-09-??)
第四: 既刊『アイヌ神謡集』出版用原稿 (序の執筆 1922-03-01)
第五: 未刊「アイヌ語民譚集」出版用原稿 (執筆 1922-??-??)
第六: ノート 6 (執筆開始 1922-05-17) [📖143–240]
第七: ノート 2 (執筆 1922-??-??) [📖41–68]
第八: ノート 4 (執筆 1922-07-??)
第九: ノート 5 (執筆 1922-07-??)
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3. 文字列等について
- 何も書かれていないページや手書きのページ番号は扱わない。
- Segsyoxafu の原則は適用せず、基本的に原文の文字列に従う。仮名遣や踊り字にご注意。送り仮名は現代の一般的なものより一字少ないことが多い。
- 旧字体と新字体の両方を持つ漢字は、判別できる範囲でどちらか近い方とし、判別困難な場合は新字体とみなす。
- 異体字や変体仮名は一般的な字体や仮名に直すが、「ヿ (事)」や「𬼀 (為)」はそのまま使う。
- 誤字と思われる漢字も出来る限り忠実に記述するが、機械上では記述し難い独特な漢字は、その構成要素となっている複数の漢字を漢字構成記述文字に続けて書くことで示す。
- 大文字か小文字かやスペースの有無の判別が困難な場合、主観で恣意的に判断する。単一の形態素の内部にスペースを置いてしまうこともある。
- 神謡9に於いて物語の内容から明確に区別して記述されている折り返し (sákehe) は斜体で書く。
- 『アイヌ神謡集』では折り返しの挿入箇所が 2つ分のスペースで示されているが10、ノートでは判然としない為、スペースは常に 1つずつ使う。11
- 和文中のアイヌ語の音節末子音を担う仮名は、イ, ウ, ン を除き小書きにする。
- 和文中のスペースらしき隙間は基本的に削除し、句読点の類は最低限の範囲で補う。原文では句点が使われないことも多い。
- 原文に読み仮名等がある場合のみ、ルビを振る。
- 書き損じも打ち消し線と共に斜体で書くが、読めないものは「*」とする。ある書き損じがより大きな範囲での書き損じに内包された場合、その小さい方を太字にする。
- 書き直しは、漢字や仮名なら書き損じに続けて書き、ラテン文字なら書き損じを含む文字列からスペースで分離してから書く。ルビは使わない。
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4. 利便性に関わる工夫について
- 時系列や内容の纏まりを重視し、ノートは 3, 1, 6, 2 の順番で扱う。
- このページ内での区切りを示す番号には📚や🔖を、北方資料デジタルライブラリーでのノートの見開きの番号には📖を添える。各ノートに対しては📚を、物語等の各纏まりに対しては🔖を使う。
- 仮に『アイヌ神謡集』の13個の神謡を書籍版、それらと同源でノートに書かれた神謡をノート版と呼び、ノート版に対しては🔖ではなく🪶を使う。さらにその近くに書籍版の収録番号と青空文庫の該当箇所へのリンクを 🦉?? {ア|日} という形式で示す。「??」が収録番号、「ア」がアイヌ語、「日」が日本語を指す。
- 題名らしきものの書かれていない物語等もあるが、総目次では必ず題名かそれに準じるものを示す。その際、出来る限り和文中に存在する文言を使い、原文にある題名は “ ” で囲む。踊り字は使わない。同じアイヌ語からでも和訳が揺れるのでご注意。
- 総目次を扱い易くする為、ノート 3 [📖69–142] のみ上中下に三分割する。
- ノートや物語等の各纏まりに於ける見開きの番号と総数をローマ数字で示す。番号は小文字、総数は大文字にする。
- 対訳の関係になっている文章は基本的に左右に並べる。必ずしもノートの見開きの左右とは対応しない。ただし、🔖3s [📖113–121] では問題と解答、🔖6b [📖152–163] の最初 [📖152 左] では奇数番目の句と偶数番目の句を左右に並べる。
- 見開きの番号や原注の位置など、ノートに於ける位置を示す情報は [ ] で囲む。原注は位置の情報を省略することもあるが、その場合は行末に [] を置き、その後に書く。
- 文脈や書き癖などから金田一京助などの他者による書き込みと思われる場合、その近くに👀を置く。12
- 解読に自信の無い箇所や不審な箇所は赤色で示し、行末に🚩を置く。
- 知里幸惠の言語の理解に役立つ箇所は黄色で示し、行末に⭐を置く。赤色より黄色を優先し、🚩と⭐は常にこの順番で記述する。
- 理解を助ける為、適宜コトバンクやアイヌ語アーカイブ13等へのリンクを文字列に埋め込む。 現在正しいとされる歴史的仮名遣14や一般的なアイヌ語の表記との異同も是非確認して欲しい。
- 切りの良い場所に手軽に移動できる様に、総目次や「{ } 🔙戻る」という欄などの文字列にページ内リンクを埋め込む。
※このページの作成期間中に絵文字に関する仕様変更があり、少なくも一部の環境では絵文字を対象としたページ内検索が出来なくなってしまったが、ページのソースに於いては問題なく検索でき、絵文字の見た目が変化したことも確認できる。
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5. 口承文芸の性質に関する引用
- 北道 2000 (参07), p. 1. “解題”:
大正12年 8月10日初版発行の『アイヌ神謡集』(郷土研究社) は、その後も弘南堂書店発行の補訂版や岩波文庫本が刊行されて名高いが、ノートの神謡本文に接する人は少ないのが現状である。しかし、このノートの神謡は単に原稿とか礎稿とかいうにとどまらず、独立した別伝承の作品としての価値を有するものと考えられる。本来、アイヌの口承文芸は同じ話者に同一話の複数の伝承があれば、それはそれぞれが独立した伝承としての価値をもつものであって、一方が他方の従となるべき性質のものではないはずである。
- 北道 2005 (参09), p. 132. “三つの神謡「この砂赤い赤い」解題”:
文字によらない口承文芸としての叙事詩は、そっくりそのまま暗誦して謡うものではなく、訓練された常套句の技術によって、同じ物語を独自の表現によって聴衆の面前で即座に謡い語る芸術なのである。
- 萩中 1986 (参05), p. 2. “解題”:
釧路の八重九郎さんが私に人間のユーカㇻ (この地域ではサコㇿベ sa-kor-pe といった) を語るときは、語り残すことが少なくなかった。理由を聞くと「わかるだろう」と言っていたずらっぽく笑った。人間のユーカㇻは、死者のためには心残りのないように、きっちり終りまで語り、熊を送るまつりなどのときは、終りまで語らない。「このあとをお聞きになりたかったら、また、どうぞいらしてください」という祈りがこめられている。
八重さんが語り残すときは来訪を願うときであったが、幸恵にはどんな理由があったのだろうか。
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参考文献
※科学技術情報流通技術基準 (SIST) などを参考にしつつ、扱い易くなる様に試行錯誤中。却って扱い難くなっていたら申し訳ない。
- 初出の人名には CiNii Books へのリンクを埋め込む。
- 書名には国立国会図書館サーチへのリンクを埋め込む。
- 出版社自前の商品の販売ページがある場合、出版社名にそこへのリンクを埋め込む。e-hon や日本の古本屋などの通販サイトなどでも購入し得る。
- 1 ~ 13 の文献ではノートの各物語との対応を示す。このページで 参01 ~ 参13 とあればこれらの文献を指す。
- 内容の纏まりを重視し、時系列や五十音などとは無関係に並べる。
⚠️当然ではあるが、参考文献と推薦図書は異なる。何を読み何を読まないか、「渡邉による注」や信頼できる人間の意見などを参考にしつつ、目的や精神状態などに基づき、ご自身や保護者の責任の下で落ち着いて判断して頂きたい。その限りに於いて、どの様な選択であっても私 (渡邉) はそれを尊重し、互いの幸運を祈る。15 👈
- 知里 幸恵. 知里幸恵ノート. (筆録 1920–1922). 北方資料デジタルライブラリー, https://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/da/detail?libno=11&data_id=010-43197-0.
- 萩中 美枝 (訳16). 知里幸恵ノート 昭和56年度 アイヌ民俗文化財調査報告書. 北海道教育庁社会教育部文化課 (編). 北海道教育委員会, 1982, (口承文芸シリーズ, I).
- 🔖3a → p. 20–37. “1. シノッチャ Shinotcha (歌)”.
- 🔖3b → p. 38–43. “2. ウパㇻパッテ u-par-pakte (口くらべ)”.
- 🔖3c → p. 44–47. “3. ウグイとカジカとカレイ”.
- 🔖3d → p. 48–53. “4. 呼吸くらべ”.
- 🔖3e → p. 54–55. “5. ねずみが自分のことを語る”.
- 🪶3f → p. 56–71. “6. 神々のユーカラ”.
- 🔖3g → p. 72–92. “7. ペナンベとパナンベ”.
- 🔖3h → p. 94–111. “8. レプンメノコとキムンメノコ”.
- 🔖3j → p. 112–113. “9. 先祖の名”.
- 🔖3k → p. 114–116. “10. オイナカムイの犬の呼び声”.
- 🔖3l → p. 118–119. “11. コタンカㇻカムイのイム”.
- 🔖3n → p. 120–125. “12. 女神が言い聞かせた言葉”.
- 萩中 美枝 (訳). 知里幸恵ノート 昭和57年度 アイヌ民俗文化財調査報告書. 北海道教育庁社会教育部文化課 (編). 北海道教育委員会, 1983, (口承文芸シリーズ, II). (国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/12572469.)
- 萩中 美枝 (訳). 知里幸恵ノート 昭和58年度 アイヌ民俗文化財調査報告書. 北海道教育庁社会教育部文化課 (編). 北海道教育委員会, 1984, (口承文芸シリーズ, III). (国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/12572468.)
- 萩中 美枝 (訳). 知里幸恵ノート 昭和59年度 アイヌ民俗文化財調査報告書. 北海道教育庁社会教育部文化課 (編). 北海道教育委員会, 1985, (口承文芸シリーズ, IV).
- 萩中 美枝 (訳). 知里幸恵ノート 昭和60年度 アイヌ民俗文化財調査報告書. 北海道教育庁社会教育部文化課 (編). 北海道教育委員会, 1986, (口承文芸シリーズ, V). (国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/12572470.)
- ポン・フチ17. アイヌ語は生きている 改訂版 ことばの魂の復権18. 第 3刷, 新泉社, 1993.
- 知里 幸惠 (著). ノート版 アイヌ神謡集 [改訂版]. 北道 邦彦 (編). 第 2刷, 弘南堂書店, 2000.
- 🪶1a → p. 18–32. “1. kamuykar (kamuy cikap kamuy)”.
- 🪶1b → p. 33–43. “2. kamuykar (cironnup)”.
- 🪶1c → p. 44–53. “3. kamuykar (cironnup)”.
- 🪶1d → p. 54–61. “4. kamuy yukar (isepo)”.
- 🪶1e → p. 62–68. “5. kamuykar (nitatorunpe)”.
- 🪶3f → p. 69–74. “6. kamuy yukar hotenao”.
- 🪶3p → p. 75–84. “7. kamuykar kamuycikap kamuy yayeyukar konkuwa”.
- 🪶3r, 🪶3t → p. 85–101. “8. atuyka toma toma ki kuntute he asi hm! hm!”.
- 🪶3v → p. 102–105. “9. kamuykar tororo hanrok hanrok”.
- 🪶3w → p. 106–108. “10. kutnisa kutun kutun”.
- 🪶3x → p. 109–113. “11. tan ota hure hure”.
- 🪶3y → p. 114–117. “12. kappa rew rew kappa”.
- 🪶3z → p. 118–121. “13. tonupe ka ran ran”.
- 知里 幸惠 (著訳), 北道 邦彦 (編注, 補訳). 知里幸惠のウウェペケㇾ (昔話). 北海道出版企画センター, 2004.
- 知里 幸惠 (著訳), 北道 邦彦 (編, 訳). 知里幸惠の神謡 ケソラㇷ゚の神・丹頂鶴の神. 北海道出版企画センター, 2005.
- 金田一 京助. “アイヌの昔話二篇 : 知里幸恵集拾遺”. 民族學研究. 日本民族学会 (編). 日本民族学会, 1957, vol. 21, no. 3, p. 148–157. J-STAGE, https://doi.org/10.14890/minkennewseries.21.3_148.
- 松井 恒幸, 其田 良雄. “故知里幸恵嬢遺稿”. 旭川郷土博物館研究報告 (5). 旭川郷土博物館 (編). 旭川郷土博物館, 1968, p. 35–49. 国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/2208678/1/22.
- 知里 真志保20. アチックミユーゼアム彙報 第 8 アイヌ民俗研究資料 第 1. アチックミューゼアム, 1936. 国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/1461518.
- 知里 真志保. アチックミユーゼアム彙報 第17 アイヌ民俗研究資料 第 2. アチックミューゼアム, 1937. 国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/1461550.
- 🔖3s → p. 3–40 (6–25/78). “urekreku (謎)”.
- 🔖3d → p. 41–45 (25–27/78). “repunkur ipishki (外國人の數へ方)”, “utashkar (息競べ)”.
- 🔖3b → p. 47–53 (28–31/78). “uparpakte (口競べ)”, (1).
- 🔖3k → p. 55–57 (32–33/78). “Oina-kamui seta hotuyekar (傳承神が愛犬を呼ぶ)”.
- 🔖3m → p. 59–61 (34–35/78). “Kotan-kar-kamui eshna (國造神の嚔)”.
- 🔖3l → p. 63–66 (36–38/78). “Kotan-kar-kamui imu (國造神のイム)”.
- 🔖3e → p. 77 (43/78). “erum yayeyukar (鼠が自ら唄つた唄)”.
- 🔖3i, 🔖3o → p. 83–104 (46–57/78). “upopo (熊祭り唄)”.
“urekreku (謎)” の詳細 (参13 での順序)
- 3s-ii, 6 → 2).
- 3s-ii, 10; 3s-ix, 61 → 3).
- 3s-ii, 7 → 4).
- 3s-ii, 5 → 5).
- 3s-ii, 9 → 6).
- 3s-ii, 8 → 8).
- 3s-vi, 40 → 9).
- 3s-v, 39 → 10).
- 3s-vii, 48 → 13).
- 3s-vii, 47 → 15).
- 3s-viii, 56 → 16).
- 3s-i, 1 → 17).
- 3s-i, 2 → 18).
- 3s-i, 4 → 19).
- 3s-i, 3 → 20).
- 3s-iv, 29 → 22).
- 3s-v, 32 → 23).
- 3s-v, 34 → 24).
- 3s-v, 33 → 26).
- 3s-ii, 15 → 28).
- 3s-vi, 45 → 29).
- 3s-iii, 24 → 31).
- 3s-vii, 51 → 33).
- 3s-iii, 22 → 34).
- 3s-viii, 59 → 35).
- 3s-v, 35 → 36).
- 3s-viii, 58 → 38).
- 3s-vi, 44 → 40).
- 3s-iii, 16 → 41).
- 3s-vii, 52 → 42).
- 3s-iv, 27 → 44).
- 3s-iv, 28 → 45).
- 3s-vii, 53 → 46).
- 3s-v, 38 → 47).
- 3s-v, 38 → 48).
- 3s-ix, 61 → 49). (?)
- 3s-viii, 55 → 52).
- 3s-iii, 23 → 53).
- 3s-iii, 18 → 54).
- 3s-iv, 31 → 55).
- 3s-iii, 20 → 56).
- 3s-iii, 21 → 57).
- 3s-vii, 46 → 58).
- 3s-viii, 57 → 59).
- 3s-iii, 17 → 60).
- 3s-vi, 42 → 61).
- 3s-vi, 41 → 62).
- 3s-vi, 42 → 64).
- 3s-iii, 19 → 67).
- 3s-ix, 62 → 75). (?)
- 3s-ix, 62 → 76). (?)
- 3s-vi, 43 → 78).
- 3s-iv, 26 → 79).
- 3s-iv, 25 → 80).
- 3s-ii, 11 → 81).
- 3s-ii, 13 → 82).
- 3s-ii, 12 → 83).
- 3s-viii, 60 → 84).
- 3s-ix, 61 → 85).
- 3s-ix, 64 → 86).
- 3s-ii, 14 → 87).
- 3s-iv, 30 → 88).
- 3s-v, 36 → 89).
- 3s-v, 36 → 90).
- 3s-vii, 50 → 91).
- 3s-ix, 63 → 94).
- 3s-viii, 54 → 97).
- 3s-vii, 49 → 99).
- 3s-v, 37 → ∅.
“urekreku (謎)” の詳細 (📚03 での順序)
- 3s-i, 1 → 17).
- 3s-i, 2 → 18).
- 3s-i, 3 → 20).
- 3s-i, 4 → 19).
- 3s-ii, 5 → 5).
- 3s-ii, 6 → 2).
- 3s-ii, 7 → 4).
- 3s-ii, 8 → 8).
- 3s-ii, 9 → 6).
- 3s-ii, 10 → 3).
- 3s-ii, 11 → 81).
- 3s-ii, 12 → 83).
- 3s-ii, 13 → 82).
- 3s-ii, 14 → 87).
- 3s-ii, 15 → 28).
- 3s-iii, 16 → 41).
- 3s-iii, 17 → 60).
- 3s-iii, 18 → 54).
- 3s-iii, 19 → 67).
- 3s-iii, 20 → 56).
- 3s-iii, 21 → 57).
- 3s-iii, 22 → 34).
- 3s-iii, 23 → 53).
- 3s-iii, 24 → 31).
- 3s-iv, 25 → 80).
- 3s-iv, 26 → 79).
- 3s-iv, 27 → 44).
- 3s-iv, 28 → 45).
- 3s-iv, 29 → 22).
- 3s-iv, 30 → 88).
- 3s-iv, 31 → 55).
- 3s-v, 32 → 23).
- 3s-v, 33 → 26).
- 3s-v, 34 → 24).
- 3s-v, 35 → 36).
- 3s-v, 36 → 89), 90).
- 3s-v, 37 → ∅.
- 3s-v, 38 → 47), 48).
- 3s-v, 39 → 10).
- 3s-vi, 40 → 9).
- 3s-vi, 41 → 62).
- 3s-vi, 42 → 61), 64).
- 3s-vi, 43 → 78).
- 3s-vi, 44 → 40).
- 3s-vi, 45 → 29).
- 3s-vii, 46 → 58).
- 3s-vii, 47 → 15).
- 3s-vii, 48 → 13).
- 3s-vii, 49 → 99).
- 3s-vii, 50 → 91).
- 3s-vii, 51 → 33).
- 3s-vii, 52 → 42).
- 3s-vii, 53 → 46).
- 3s-viii, 54 → 97).
- 3s-viii, 55 → 52).
- 3s-viii, 56 → 16).
- 3s-viii, 57 → 59).
- 3s-viii, 58 → 38).
- 3s-viii, 59 → 35).
- 3s-viii, 60 → 84).
- 3s-ix, 61 → 3), 49); 85). (?)
- 3s-ix, 62 → 75), 76). (?)
- 3s-ix, 63 → 94).
- 3s-ix, 64 → 86).
“upopo (熊祭り唄)” の詳細 (参13 での順序)
- 3i-i, 7 → 1).
- 3i-ii, 15 → 2).
- 3i-iii, 19 → 3).
- 3i-iii, 17 → 4).
- 3i-i, 5; 3o-i, 32 → 5).
- 3i-ii, 10 → 6).
- 3o-i, 28 → 7).
- 3o-i, 36 → 8).
- 3o-i, 33 → 9).
- 3o-i, 31 → 10).
- 3o-i, 30 → 11).
- 3i-iii, 25 → 12).
- 3i-i, 3; 3o-i, 29 → 13).
- 3i-i, 6 → 14).
- 3i-ii, 12 → 15).
- 3o-i, 29 → 16).
- 3i-iii, 27 → 17).
- 3i-i, 2 → 18).
- 3i-iii, 16 → 19).
- 3o-i, 37 → 20).
- 3i-iii, 20 → 21).
- 3o-i, 34 → 22).
- 3i-ii, 14 → 23).
- 3i-ii, 11 → 24).
- 3i-i, 1 → 25).
- 3i-ii, 8 → 26).
- 3i-ii, 9 → 27).
- 3i-iii, 24 → 28).
- 3i-iii, 23 → 29).
- 3i-ii, 13 → 30).
- 3i-iii, 22 → 31).
- 3o-i, 35 → 32).
- 3i-iii, 26 → 33).
- 3i-i, 4 → 34).
- 3o-i, 29 → 35).
- 3i-iii, 21 → 36).
- 3i-iii, 18 → 37).
“upopo (熊祭り唄)” の詳細 (📚03 での順序)
- 3i-i, 1 → 25).
- 3i-i, 2 → 18).
- 3i-i, 3 → 13).
- 3i-i, 4 → 34).
- 3i-i, 5 → 5).
- 3i-i, 6 → 14).
- 3i-i, 7 → 1).
- 3i-ii, 8 → 26).
- 3i-ii, 9 → 27).
- 3i-ii, 10 → 6).
- 3i-ii, 11 → 24).
- 3i-ii, 12 → 15).
- 3i-ii, 13 → 30).
- 3i-ii, 14 → 23).
- 3i-ii, 15 → 2).
- 3i-iii, 16 → 19).
- 3i-iii, 17 → 4).
- 3i-iii, 18 → 37).
- 3i-iii, 19 → 3).
- 3i-iii, 20 → 21).
- 3i-iii, 21 → 36).
- 3i-iii, 22 → 31).
- 3i-iii, 23 → 29).
- 3i-iii, 24 → 28).
- 3i-iii, 25 → 12).
- 3i-iii, 26 → 33).
- 3i-iii, 27 → 17).
- 3o-i, 28 → 7).
- 3o-i, 29 → 13), 16), 35).
- 3o-i, 30 → 11).
- 3o-i, 31 → 10).
- 3o-i, 32 → 5).
- 3o-i, 33 → 9).
- 3o-i, 34 → 22).
- 3o-i, 35 → 32).
- 3o-i, 36 → 8).
- 3o-i, 37 → 20).
- 復刻版 知里幸惠ノ-ト 付・「知里幸惠ノート」解説. 知里森舎「知里幸惠ノ-ト」刊行部 (編). 藤田印刷エクセレントブックス, 2024.
- 知里 幸惠. アイヌ神謡集21. 中川 裕 (補訂). 第 2刷, 岩波書店, 2023.
- 知里 真志保, 小田 邦雄. ユーカラ鑑賞 アイヌ民族の叙事詩. 潮文社, 1968, doi:10.11501/1673779. 国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/1673779.
- 金成 まつ (筆録), 金田一 京助 (訳注). ユーカラ集 : アイヌ叙事詩 第1. 三省堂, 1959. 国立国会図書館デジタルコレクション, info:ndljp/pid/1665124.
- 金田一京助 (筆録, 訳注). ユーカラ集 : アイヌ叙事詩 第8. 三省堂, 1968. 国立国会図書館デジタルコレクション, info:ndljp/pid/1664442.
関連文献等
- アイヌ神謡集
- 知里 幸惠 (著訳). 注解 アイヌ神謡集. 北道 邦彦 (編注). 北海道出版企画センター, 2003.
- 知里 幸惠 (著訳).『アイヌ神謡集』を読む. 北道 邦彦 (注解). 北海道出版企画センター, 2017.
- 片山 龍峯.「アイヌ神謡集」を読みとく (改訂版). 草風館, 片山言語文化研究所, 2003.
- 片山 龍峯 (復元), 中本 ムツ子 (うた), 墨谷 真澄 (序の朗読), 他. 「アイヌ神謡集」をうたう (CD). 草風館, 片山言語文化研究所, 2003.
- 切替 英雄 (編著). アイヌ神謡集辞典 テキスト・文法解説付き. 大学書林, 2003.
- “金成マツ筆録「アイヌ叙事詩」”. 教育庁生涯学習推進局文化財・博物館課. 北海道教育委員会. 更新 2024-07-10. https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/bnh/yukar.html.
- 教材
- “アイヌ語学習者のためのアイヌ語基本文献・音声資料リスト”. 田村 すず子 (編), 奥田 統己 (増補). 更新 2004-11-08. https://pub.sgu.ac.jp/~ainu/biblio/japanese.html.
- “アイヌ語教材テキスト”. 公益財団法人 アイヌ民族文化財団. https://www.ff-ainu.or.jp/web/potal_site/details/post.html.
- “口承文芸視聴覚資料 オルㇱペスウォㇷ゚”. 公益財団法人 アイヌ民族文化財団. https://www.ff-ainu.or.jp/web/learn/language/animation/index.html.
- Aynuitak-nuye Ukosamaani Sait アイヌ語執筆支援サイト. https://site.aynu.org/.
- PlanB Labs OÜ. “Learn Ainu with Drops”. Drops. https://languagedrops.com/language/learn-ainu.22
- PlanB Labs OÜ. “全世界で約1,500万人が利用する 言語を学び文化を守る言語学習アプリ『Drops』 UNESCOの国際先住民族言語年(IYIL2019)の活動の一環として「アイヌ語」学習コンテンツをリリース”. PR TIMES. 2019. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000043420.html.
- 青空文庫
- “作家別作品リスト:No.276 知里幸恵”. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person276.html.
- “作家別作品リスト:No.1540 知里 真志保”. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1540.html.
- “作家別作品リスト:No.1966 金成 マツ”. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1966.html.
- John Batchelor
- ジョン・バチラー. アイヌ・英・和辞典 第 4版. 岩波書店, 1981. 国立国会図書館デジタルコレクション, https://dl.ndl.go.jp/pid/12441911.
- バチェラーWEB蝦和英辞典. 植田 真理子. 真理子日曜学校. https://www.babelbible.net/batdic/batdic.cgi.
- 植田 真理子. “バチェラーWEB蝦和英辞典操作法”. 真理子日曜学校. https://www.babelbible.net/batdic/batdic.cgi?mode=help.
- 国立アイヌ民族博物館
- 国立アイヌ民族博物館 (ホームページ). 国立アイヌ民族博物館, 公益財団法人 アイヌ民族文化財団. https://nam.go.jp/.
- 国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ. 国立アイヌ民族博物館, 公益財団法人 アイヌ民族文化財団. https://ainugo.nam.go.jp/.
- アイヌと自然 デジタル図鑑. 国立アイヌ民族博物館, 公益財団法人 アイヌ民族文化財団. https://ainugo.nam.go.jp/siror/index.html.
- アイヌ語の母語話者23によると思しき音声資料
- トピック別 アイヌ語会話辞典. 国立国語研究所. 更新 2018-08-01. https://ainu.ninjal.ac.jp/topic/.
- アイヌ語口承文芸コーパス―音声・グロス付き―. 国立国語研究所. 更新 2021-02-22. https://ainu.ninjal.ac.jp/folklore/.
- AA研アイヌ語資料公開プロジェクト. 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・情報資源利用研究センター. 更新 2021-03-31. https://ainugo.aa-ken.jp/.
- 浅井タケ昔話全集 I, II. 村崎 恭子 (編訳). http://www.aa.tufs.ac.jp/~mmine/kiki_gen/murasaki/asai01.html.
- 萱野 茂24. 萱野茂のアイヌ語辞典 CD-ROM (Kayano Shigeru Un Ainu Itakipe Uekarire)25. 三省堂, 1999.
- 萱野 茂. THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY: アイヌのユカラ~萱野茂. King Record, 2008. Apple Music, https://music.apple.com/jp/album/the-world-roots-music-library-yukar-the-ainu-epic/1670834648.
- 平取アイヌ文化保存会 (BACSPG), 他. JVC WORLD SOUNDS 日本/アイヌのうた. 萱野 茂 (監修, 解説). Victor Entertainment, 2000. Apple Music, https://music.apple.com/jp/album/jvc-world-sounds-songs-of-the-ainu/1701927338.
- 歴史的仮名遣
- 築島 裕. 歴史的仮名遣い その成立と特徴. 吉川弘文館, 2014, (読みなおす日本史).
- “凡例《デジタル大辞泉》”, 5. 歴史的仮名遣い. コトバンク. https://kotobank.jp/hanrei/daijisen/01/#:~:text=5.%20歴史的仮名遣い.
- “凡例《精選版 日本国語大辞典》”, 歴史的仮名遣いについて. コトバンク. https://kotobank.jp/hanrei/nikkokuseisen/01/#:~:text=歴史的仮名遣いについて.
- 解読に関わる教材や資料
- アプリ
- 小龙 高. 草书连连看. 更新 2020-01-16. App Store, https://apps.apple.com/jp/app/草书连连看/id431593928.
- Yuta Hashimoto. くずし字学習支援アプリKuLA. 更新 2024-04-19. App Store, https://apps.apple.com/jp/app/くずし字学習支援アプリkula/id1076911000.
- WASEDA University. 変体仮名あぷり. 更新 2021-08-25. App Store, https://apps.apple.com/jp/app/変体仮名あぷり/id1053735914.
- AnHui YiGuan Culture Technology Co., Ltd. 以观书法. 更新 2025-03-18. App Store, https://apps.apple.com/jp/app/以观书法/id1351158526.26
- TOPPAN PRINTING CO.,LTD.. 古文書カメラ くずし字AIで古文書をらくらく解読. 更新 2024-04-23. App Store, https://apps.apple.com/jp/app/古文書カメラ/id1604296512.
- Tarin Clanuwat. miwo「みを」AIくずし字認識アプリ. 更新 2022-10-27. App Store, https://apps.apple.com/jp/app/miwo/id1581794085.
- ウェブサイト
- “【資料】「五十音の仮名字体表」 | 日本国語大辞典”. JapanKnowledge. 株式会社ネットアドバンス. https://japanknowledge.com/psnl/display/nikkoku/material07_kanamoji.html.
- 史的文字データベース連携検索システム. 奈良文化財研究所. https://mojiportal.nabunken.go.jp/.
- くずし字データベース検索. 人文学オープンデータ共同利用センター (CODH). データサイエンス共同利用基盤施設 (ROIS-DS). 2019-11. https://codh.rois.ac.jp/char-shape/search/.
- 书法字典. https://www.shufazidian.com/.
- CHISE IDS 漢字検索. MORIOKA Tomohiko. 更新 2025-05-02. https://www.chise.org/ids-find.
- zi.tools 字統网. https://zi.tools/.
- 書籍
- くずし字解読辞典 普及版. 児玉 幸多 (編). 東京堂出版, 1993.
- くずし字用例辞典 普及版. 児玉 幸多 (編). 東京堂出版, 1993.
- アプリ
平成27年度 口承文芸視聴覚資料作成事業
cf. 🔖3g, Pánanpe, Pénanpe, パナンペとペナンペ; etaspe, komuy
平成25年度 口承文芸視聴覚資料作成事業
cf. 参11, 🪶3x, 🦉11 {ア|日}
※本来「この砂赤い赤い」は神謡だが、この動画では折り返し (sákehe) が使われていない。
総目次
- 📚03上 [📖69–88] XX (ノート 3 [📖69–142] LXXIV より)
- 📚03中 [📖88–105] XVIII (ノート 3 [📖69–142] LXXIV より)
- 📚03下 [📖106–140] XXXV (ノート 3 [📖69–142] LXXIVより)
- 🪶3r 尊い大神様 Atuika toma toma ki Kuntute he ashi hm! hm! 前 (参07) 🦉08 {ア|日}
- 🔖3s “謎” {1–64} (参02, 参13)
- 🪶3t 尊い大神様 Atuika toma toma ki Kuntute he ashi hm! hm! 後 (参07) 🦉08 {ア|日}
- 🔖3u 饑饉を司る神様の一番えらい方 (参02, 参08)
- 🪶3v ふくれた蛙 Tōrorō hanrok hanrok (参07) 🦉09 {ア|日}
- 🪶3w 小さいオキキㇼムイ Kut nisa kutun kutun (参07) 🦉10 {ア|日}
- 🪶3x オキキㇼムイの子 Tan ota fure fure (参07, 参09, 参11) 🦉11 {ア|日}
- 🪶3y 獺 Kappa reu reu kappa (参07) 🦉12 {ア|日}
- 🪶3z ピパ (沼貝) Tonupe ka ran ran (参07) 🦉13 {ア|日}
- 📚01 [📖1, 2, 6–38] XXXV (ノート 1 [📖1–40] XL より)
- 📚06 [📖143–239] XCVII (ノート 6 [📖143–240] XCVIII より)
- 表紙 [📖143, 144]
- 目次 [📖145]
- 🔖6a keshorap tono Nupe ran nupe (参09)
- 🔖6b Tō hu wō & Achiu achiu tori kanchiu (参09)
- 🔖6c “Omanpesh un mat” 前 (参03, 参04, 参05; 参06)
- [📖164–238] LXXV:
- i, ii, iii, iv, v, vi, vii, viii, ix, x
- xi, xii, xiii, xiv, xv, xvi, xvii, xviii, xix, xx
- xxi, xxii, xxiii, xxiv, xxv, xxvi, xxvii, xxviii, xxix, xxx
- xxxi, xxxii, xxxiii, xxxiv, xxxv, xxxvi, xxxvii, xxxviii, xxxix, xl
- xli, xlii, xliii, xliv, xlv, xlvi, xlvii, xlviii, xlix, l
- li, lii, liii, liv, lv, lvi, lvii, lviii, lix, lx
- lxi, lxii, lxiii, lxiv, lxv, lxvi, lxvii, lxviii, lxix, lxx
- lxxi, lxxii, lxxiii, lxxiv, lxxv
- [📖164–238] LXXV:
- アイヌ語 9行 [📖239]
📚03上 [📖69–88] (ノート 3 📖69–142 より)
↓ 03 表紙 [📖69, 70 右]
Chiri Yukiye🚩⭐
↓ 03 アイヌ語 6行 [📖71 右]
yaioshkor keutum ayaikorpare.
Ananka konna rapnatara⭐
chipo ko nanpe akohokush kane⭐
1 Aikap samta otutek numtek oretek numtek🚩
akosanke kar nei korachi kani pirakka⭐
hopuni nittom terke nittom aeniukeshte
🔖3a [📖72–74]
↓ i/III [📖72 右]
Otteeta wen nittne nitne-kamui
(Oina-kamui) koramnukar kusu
tusapa eush Ichaniu ne yaikar wa
oina-kamui kar Urai oro ush wa
an, korka Oina-kamui wayashnu
kusu Shinotcha ari ne Ichaniu
iwakte wa nitna-kamui keutumu hu
oyakun enoye kusu orowa no
anakne nep nitne-kamui ka
somo irara,
(ne Shinotcha)
Ichaniu-Shondak
Ichaniu-Teinep
ku itak chiki pirka no inu,
Shimoshirpata
Ichaniu-Keushut, Ichaniu-Unarbe
utom nukar wa
iwan okkayo
iwan menoko🚩
uko sapte,
arikorachi
shimoshirkeshta
Ichaniu-keushut, Ichaniu-Unarbe
utomnukar wa
↓ ii/III [📖73]
六人の男の子と六人の女の子とを
あげました。
みんな無事に🚩
暮してゐましたが
ある時に
東の方の
三人の姉兄さんと三人の姉さんとが
言ひ出でますには
退屈ですから
此の世界を
太陽と一しょに引繰り返して見ませう。🚩
さうしたら此んな面白い事は
無いでせう。と。
三人の弟と三人の妹とが
反対して申しますには
此の世界は
人間ばかりが
居るのではありません。
大昔から
世界を
守護らせるために
天国から
降ろされた神様が
↓ iii/III [📖74]
平和なよい心を
持つでありませう。ですから、
さあ、さあ、早く
𩹖ぼっちゃんよ、鱒のあかちゃんよ🚩
此の私の歌をうたって精を出して
踊ったりはねたりしながら
行くのですよ。
これはフチがよく歌って聞かせてくれますが大変、その節廻しが複雑で私等には🚩
中々眞似が出来ません。私は今けいこをしてゐます。
🔖3b [📖74–75]
↓ i/II [📖74 右]
↓ ii/II [📖75]
烏が喰ってしまった。
其のからすは何うした?
殺してしまった。
殺したのは何うした?
矢に作ってしまった。
其の矢をどうした?
それで樹を射てしまった。
其の樹を何うした?
伐ってしまった。
きったのを何うした?
火にくべてしまった。
火にくべたのはどうした?
白い灰になってしまった。
その白い灰は何うした?
あくになってしまった。
その灰は何うした?
火の側を片附けて塵埃と
一緒に捨ててしまった。
其の捨てたのは何うした?
苔になってしまった。
其の苔は何うした?
舟にしてしまった。
其の舟は何うした?
海が荒れてずーっと人の目に
見えるところと見えないところとの
間*へはいりこんでしまった。
これはよく私どもの小さい時分に問答したものです。成出来るだけ🚩
口早に問ふものも答へる者もまごつかないやうに氣を注けていふのです。🚩
そして間違った者はひどい目にあはせらされます。
🔖3c [📖75–76]
↓ i/II [📖75 右]
うごひ と かじか と ⿰魚葉
Shupun newa chimakani newa Samambe
[題名の右]
わ🚩
↓ ii/II [📖76 左]
Shupun は日本語で何といふのか私はよくわかりません。
うごひといふ人もありゆぐひといふ人もありいぐひといふやうにも
きこえますが何方が本当なのかわかりません。
🔖3d [📖76–77]
※語句に付けられた番号は省略。
↓ i/I [📖76]
Utashkar (呼吸くらべ)
Itanini otuyekur hachirkuni nayetuni
tunikawa tukuku taanbe humbekur🚩⭐
sakekur toyo
shinenna tunna renna yupi nekur
koratun ratun hananga piya hanjiki⭐
よく私達は此の呼吸くらべをやったものです。途中で決して息を切っては
いけないのです。一番おしまひのなどは大分長いのですが、けいこしてる中に一息に
言ふてしまはれるやうになります。此の外にも種〻なのが澤山御座います。
此の ikeshui といふ言葉は、怒って行ってしまふといふ意味ですが
日本語でこれに当る言葉はいくら考えても思ひ浮べる事が出来ません。
🔖3e [📖77]
↓ i/I [📖77 左]
Intok Intok Iyuta ash
Inrap Inrap Ituituye ash
Inrim Inrim Ape are ash
Inrim shu oro wakka chio
Inrim Inrim shuchihoka otte
Inchopopō shu oro wakka chio
Inpot Inpot shu pop
Inrim Inrim shu chiyange
Inhorop Inhorop ipe ash
Inrim Inrim soyotereke ash🚩⭐
Inpatatāt osoma ash
In chayayā okuima ash
こんなやうな何といひませう。野卑でせうか。
なんだか*キタナイやうな事を言ったものは🚩
たく山にありますけれども私は何だか知ら
氣おくれがして、こんな事を書くのが嫌なので
御座います。で、なるべくさういふキタナイやう
なのを書かないやうにしたいのですけれども、どうも
そんないゝ事ばかりのが少ないので、何でも
思ひついたものを書いてゐます。
🪶3f [📖77–80]
↓ i/IV [📖77 右]
Kamui yukar
Hotenao
↓ ii/IV [📖78]
此の小僧め、
本当に御前は
そんな事をいふなら
此の川の
前の名と今の名とを
言って見ろ。
私はきいて
いふには
誰が此の川の
前の名と今の名とを
知らないものか。
昔のえらかった節にハ?🚩
此の川を
流れの早い川と
いったが
今は世が降って?🚩
流のおそいと
いってゐるのさ。
すると
↓ iii/IV [📖79]
↓ iv/IV [📖80]
小男は
顔色を変へ変へ
きいてゐたが
御前は
狼の子孫
なのさ
言ふか言はない中に
海に飛込んでしまった。
後見送ると
一匹の赤い魚が
尾鰭を動かしながら
ずーっと沖の方へ
泳いでいってしまった。
と、小さい狼の神様が
物語りました。
御存じで御座いませうが此の kamui yukar といふものは大概
オキヽㇼムイの事を物語ったもの言で御*座いまして、ユカㇼはポンヤウンベ🚩
オイナはオイナカムイが主人公であると同じ様なもので御座います。🚩
オキヽㇼムイとオイナカムイとは同じ人であるといふ人と違ふといふ人
とありますが何方が眞的27かわかりません。地方によって (大柢の地方) はオキヽㇼムイでなく🚩
サマヱクㇽ28とかサマユンクㇽとかを尊んでゐるところもあります。そして、オキヽㇼムイを⭐
智惠の浅いあはて者のやうに言ひますが私の方では反對にサマユンクルを🚩
馬鹿者として居ります。私の地方のが間違ってゐるといふ人もありますが🚩
何うかわかりません。
🔖3g [📖80–84]
↓ i/V [📖80 右]
Pananbe newa Penanbe⭐
Pananbe an, Pananbe an🚩
shine antota Pananbe pishta san🚩
wa hotuipa hawe ene ani hi
Repun-ekashi ek ekomui anro,
aike horepashi Repun-ekashi yan🚩wa Penanbe temkoro enunnui,orowano
パナンベ (下の人) とペナンベ (上の人)
↓ ii/V [📖81]
Penambe newa Panambe
上の人と下の人 (川の)
ペナンベとパナンベとが居りました。
或日にパナンベが濱辺に出て
大聲にさかびました。曰く⭐
沖のお爺さぁん陸へ御出で頭をかいて🚩
上げませうと、すると沖の方から大層
体の大きい海のお爺さんが上って来て
パナンベの膝を枕しました。🚩
それからパナンベは海のおぢいさんの
首の處をとっては食べ取っては食べして
ゐます。けれども海のおぢいさんは
なんにも知らずにたゞ自分の頭を撫でて
貰ってゐるのだとばかり思って大層嬉し
がってゐました。もう日もくれかゝって
太陽が西に入らうとする前にはもうパナンベ⭐
はスッカリお腹が一ぱいになったので、
もうよろしいからさあ海のおぢいさん
お帰りなさいと申しました。
海のお爺さんは大層有御礼を言ひながらって
あくびをしながら起きて脊のびをして
ずっと行かうとしましたが
↓ iii/V [📖82]
それからパナンベは逃げて逃げて
もう今にもつかまりさうな時になった時🚩
そこに廣いうねと*峽いうね🚩
とがあって其の堺に樹が
あって其の上にカケスが一羽
とまってゐて
広いうねから、せまいうねからひろせまいうねから、ひろいうねから🚩
と歌ってゐました。
パナンベは考えました。
これは、峽い方からいったなら海の爺さん
はからだが大きいから通られないだろうと、🚩
峽い方から逃げました。すると案の如く
海のおぢいさんは峽いものですから
そのうねにはまりこんで
前の方へ進む事も出来ず
後の方へ引返す事も出来ないで
とうとう*両方から*死んでしまひました。⭐
それからパナンベは自分の妻と
一緒に海のお爺さんの肉をとって
自分の家へ運んで運んで
家は内も外も一ぱいに
肉をかけてその後はパナンベは
大層裕福に暮して
妻と共に暮して
居りました。
處が其所へペナンベがやって来て
同じく貧しい暮しをしてゐたのに
我がパナンベさんは何うしてこんなに
おかねもちになったんですか?
と申しました。パナンベは
さあおはいりなさい。一緒に食事
をしながら御話しますから。私のした様に
あなたもやって、お金持ちにおなりなさい。と
言ったら、ペナンベはきいてゐましたが
えゝパナンベのくされ者め。🚩
私が先にしやうとした事を⭐
先抜けしやあがって!
と言ひながら其の足で濱辺にゆき
海のおぢいさあん、陸へ上っておいで。頭を🚩
撫でて上げませう。といふと沖の方から
海のおぢいさんがあがって来てペナンベの
膝を抌しました。🚩
それからペナンベは頭をかくふり🚩
して、海のおぢいさんのうなじの肉
↓ iv/V [📖83]
をとってどっさり食べてもう
日が沈む前に
さあもういゝよ。海のおぢいさん
お帰りなさい。
と云ひますと、海のおぢいさんは
起上ってあくびしたり脊伸びを
しながら、
何うしたんだらう。わたしのうなじが
熱いなあ。
と申しました。すると、ペナンベは
私の爪があまり鋭いからでせう。
と答へました。
それから海のおぢいさんはお礼を
いひながら海へ行かうとしました。
ペナンベはをかしくて堪らないので
海のおぢいさんの後へ
うなじのとれた奴、気を注けて行け・・🚩
と云ひました。すると海のおぢいさんが
え?と問返したのでまた
うなじのとれた奴、気を注けて行け。
と大聲で申しましたところが
海のおぢいさんは自分で自分のうなじ
觸って見るとほんとうにうなじが🚩
喰べられたと見えて一ぱい肉が
解譯する時、私にもよくわからない日本語があります。アイヌ語ならば自分にも意味が
明瞭なのですが、さて日本語になほさうとすると適当な言葉を見出せませんので真的29に困る🚩
事が一ぱいあります。このウヱペケㇾにもそういふところがずいぶんたく山御座いますから何卒🚩⭐
先生御らんになって御添削下さいます様御願申上げます。
↓ v/V [📖84 左]
Pananbe Penambe は Paniumbe Peniumbe が短くなったもので⭐
あります。Panambe はいつでも悧⿰忄好な人で Penambe はいつでも馬鹿者⭐
根性の悪い*人、軽率な人なのであります。これは全道何の地方でも同じらしう
御座います。今でもつまらないをかしな人間をペナンベだなどゝ申します。
ペナンベパナンベのウヱペケㇾは随分沢山あって殆んど無数であります。
Repun-ekashi といふのは鯨の事です。okshutu を取って食べたといふ
のは、先生も御存じで御座いませう。私共は、あの鯨の赤肉の白いかたい
肉でせうか油でせうか、あれを生のまゝ食べます。リカと申しますが、私の🚩
あれは Repun 大好物で御座います。okshutu は shisam で
何と申しますか。それも私は知りません。それでウナジとしておいたので御座い🚩
ます。それから日本語の中に発音の私にわからないのがあります。ツが🚩⭐
本当かチが本当か。シとス、ヒとシなどといふのはきいてゐて何方が⭐
本当かわからないのです。違ってゐるのが沢山あるでせうと思はれます。
[15行目]👀
okushutu ハエリクビでせう。うなじハ雅語で結構です。🚩
🔖3h [📖84–88]
↓ i/V [📖84 右]
Repun-menoko newa Kimun-menoko
Hukaya hutenterao
↓ ii/V [📖85]
↓ iii/V [📖86]
↓ iv/V [📖87]
↓ v/V [📖88 左]
📚03中 [📖88–105] (ノート 3 📖69–142 より)
🔖3i [📖88–90]
↓ i/III [📖88 右]
upopo 1.
1
Opta teshke puru purke⭐
pennutapka choshipini ho⭐
hakina… kone kone mui sange
[choshipini に対して]👀
okimunpe
chi-o-shipuni
水が中から出タ🚩
[hakina… kone の下]👀
キナ粉ネシテ🚩
[mui に対して]👀
mun か
[sange の下]👀
流レタ
?👀
2
matnau rera apesam osan
oshma urar nishi kando ko
rikin
北風が急に、圍爐裡ばた
へ吹いてきて、灰が雲のやうに
天に上る。
3
kani pon kuto shintoko
ita so kashi kata etunun tunun🚩
etunun raye
金のたがのはまったシントコを⭐
床板の上へ置くと、非常な
美しい音をたてた。
4
Hutat kambe nusato⭐
hutat kanrariya hoi
hutat 笹ノ葉👀
5Otuye kando ononosh Ononosh hu! he!
kamui shinda Otuye taneto🚩
Fumbe.⭐
[5 の上]👀
otuye tando humbe / ononosh hu he? / Kamui shinti🚩
嗚呼うれしい事
神様が乗物シンダにのって御出でになった。
鯨がより上った。』🚩
6
Kamui omanna okotongi🚩
echiu hoi okotongi echiu
[okotongi の上]👀
* ke
『神様が御帰りになった。御きゝなさいあの美しい音をたてて…
7
Chupkawa kamui ran
iwa tuisam oran iwa tuisam
kanimai ne chinu
太陽の上から神様がお降り🚩
岩のそばへお降りになりました。
私等は岩の側の美しい
音をききました。
↓ ii/III [📖89]
8
Karapto Atui riri paya riri
soya utankurka utan rariya hoi
kani ponpon kanipon chorka (sayasa
sopuni)
[soya に対して]👀
宗谷
[utankurka に対して]👀
utar イッパイ
utar rari
[paya の上]👀
番屋🚩
ape enkata🚩👀
chorka トイフ所アリ🚩👀
9
Karapto Atui riri payariri
Atui sama chiu yan
kani ponpon kani pon chorka
oranrani kotan kaki sorari kata
sopuni
10Shinokorhumbe Shinotorhumbe chinekusu🚩
mindar kawa🚩
arusartashkor
Arusarrera
unkohopuni
[Arusarrera の一つ目の r の上]
n
私は大層大きな鯨ですから
うちのにはから
冷い空氣や
風に
吹上げられる。
11
Sirokani pepesh katapepesh
konkani pepesh kata pepesh aa
nishkur kata chari aa
mindar kata chari
[1つ目の aa の直前]👀
h
[2つ目の aa の直前]👀
h
12Chupl Shupkarsammat
atte shinda shinda atkan
hauwo o hauwo
[12 の上]👀
Kamui menoko chunke upopo
輪唱 13
Hiashkotan heyou ho
Opsarkese heyou ho
kesomare heyou ho
kese wakte heyou
[12 の 3行目末
13 の Apsarkese に対して?]👀
弟ノ末
[heyou ho の右]👀
kese omare
kese wakte
ewakte ソコヘ止マ~🚩
14
Ekoikaun he chipashte
Ekoipukun he chipashte
*nokan kaipe he nununge
Kayutur he chipashte⭐
[1つ目の chipashte の上]👀
chip ashte
[nununge の上]👀
ブルブルト non ミタイニ🚩
ワク
15
Ayoro kotan mindar kashi
Oshinotrange kaye kaye
Karapto kotan mindar kashi
Oshinotrange kaye kaye
uwoshiro huwo hae
huwo shiro huwo hae
[1つ目の kashi に対して]👀
cake🚩
[2つ目の kashi に対して]👀
lake🚩
[uwoshiro の前]👀
別
あよろ村の廣い運動場に
神様が天降って遊んで遊ぶ為に天降りまして、🚩
あれピカピカ光る。
からふと村の運動場に
神様が遊ぶ為天降りました。
あれ光る光る。
[印 縦書き]
知里
↓ iii/III [📖90]
[左ページ上端]👀
ha ha ho heō ha ho
hekūri sarana🚩
ha ha heo
ha ha heo
hekuri sanna
16
Ashpetun chashi anrashkashi
ketunge hau wotpungar hauwotpa
Pesh kur kashi shorarpa⭐
17
Kando horikashi Kamueranmat
hu ene ko hapingo
あゝ尊い。貴女は天上の
神様から降された方です。🚩
18
soroku he i kandor ho iya ho
19
Shupki tom Kamui tom
makuntusa ka oran🚩
makuntusa ka etone mau anu🚩
神様がかや原の面が光る。
神様が
後の丘へお降りになりました。
そして後の丘の美しい處へお休みになりました。
20
Atuisokata hu ara o
pinne chirpo hu ara otepaakan tepaakan tepakan tepaakan hu ar a o🚩
Sanota kata hu arao
matne chirpo hu arao
rimimse rimimse hu. arao.
海の上で
雄の小鳥がの舟が
今にも沈みさうになってゐる。濱の磯の砂の上で
小鳥の雌は
泣叫んで助けを求めてゐる。
21
ohussa o ohoiya ohoiya o hoiya
22
hussarumbe ha a ho⭐
iyeparo ha a ho
ukoturi ha a ho
[hussarumbe の上]👀
中?ar🚩
23
Tukushish toshirahoita
pekoitangi ko hum
[23 の右上]👀Tukushish ta harta
24
Tukushishta hoita hoi hoitangi
tunungo tununrap u shirahoita🚩
menguri tangi airu
futate e futate futtate airu rari.⭐
25
Emush ipe tushpet rera repun
rera kayun.
光る。トㇱペチから来た
風が刀を吹く。そして光る。
26
Emush ekaita nunge hoi
Emush ekaita nunge oshi
orussa.
“upopo 2.” {28–37} → 🔖3o
🔖3j [📖91]
↓ i/I [📖91 左]
自分の先祖の名を代々の名をならべて
その德をあげます。(これは私等の先祖の事ださうです。)
これは人はし初對面の人に埃拶をする時とか
カムイノミをする時とかに男がいふのださうです。
[最後]👀
非常ニ面白イ。何トイフ立派ナ言葉ヲ御
持チデセウ。
🔖3k [📖91]
↓ i/I [📖91 右]
これは一匹の犬の名ださうです。
オイナカムイの飼犬の中に一番よい犬なので⭐
こんな長い名をつけたのださうです。
1 Tana tunike* tunike
2 Tokikarpo*
3 Asar*
4 Ororincho*
5 Bincho*⭐
6 Anbatamakeuka*
7 Yuktamakeuka*
8 Anahūte*
9 Ana sorenpo*
10 Ana*
cho cho cho……….
これはオイナカムイが十匹の飼犬を一緒息に
呼んだのださうです。
オイナカムイが犬を呼ぶ。
片側には鹿のケトンヂ⭐
片側には熊のケトンヂの模様があり
脊すぢには鹿の足跡があり両🚩
耳の間へ鹿が飛上った模様が
ついてゐて
尾が立ってゐる牡犬
ココ….。
[描かれた絵の説明 縦書き]
ケトンヂ
枠木
毛皮
🔖3l [📖92]
↓ i/I [📖92 左]
眠ってゐる鯨を蓬の串で焼いた處
が、其の串が折れてしまった。🚩
海にゐる神様の名は
フレカムイで、山にゐる神様の
名はシパシパだ。
その二人の神様の間に出来た子供の
名は、リクトナハイトナだ。
村の後に大きな湖があって
海から水を汲みに来る神様の
乗物を
山から水汲みに来る神様の
乗物
あゝびっくりした。
[「乗物を」の右]👀
chirutu🚩
[上記の書き込みに対して?]👀
レプシツ゜と近い。🚩
[「あゝびっくり」の下]👀
岩ノ足🚩
アヨロ🚩
これは Kotan kor ko kar kamui の
Imu で、その時に尼尻餅をついた
そのおしりの跡が Osorkot と言って私の村の
近所にあるさうです。その凹地に今は家がたく山
たってるさうです。それからその折れた蓬の串は
大きな名の柱になって今も室蘭の沖か何處かに
あるさうです。Imanit
[最後]👀
非常ニ面白イ。
🔖3m [📖92]
↓ i/I [📖92 右]
Kotan kor kar kamui Eshna⭐
Shirokanipe soya soya
Konganipe soya soya⭐
Kushunpera reuke reuke
Humn Kaniruika payekane
Humna Shitu pui o kane
kutna kutna ha eshna
Kushunpera/ reuke reuke/⭐
Shirokani pe soya soya/ konkanipe/⭐
soya soya/, kani ruika/ paye kane/
fumna shitu/ pui o kane/⭐
kutna kutna/ ha Eshna
Kotan kar kamui の Eshna ですが
よく形容したものだと思ひます。
けれども何う解譯したものか私は
困ってしまひます。
[上記の悩みに対して]👀
和語ニ飜訳出来ヌ時ハ、一語一語、註
ヲ書クガイヽ。面白サウデスガ私ニ pesoya
soya ダノ hutna hutna ダノガワカリマセン。
[右端上段]
ハッハッ
ハックショイ
[kutna kutna/ ha Eshna の下]👀
ハッハッハックショイ
[右端中段の絵の下]👀
スーット断ッタラ*
hum* 断ッタラ*
etunankar 見タ
赤ン坊風邪引ケバ*イ
shi ko patchi
shi konchi kor
chi eshiyorpa
= chi shi kotachi
[chi eshiyorpa に対して]👀
eshikopatche
平原🚩
[]
*か eshnap = 飛ビカヽッタ
🔖3n [📖93–94]
↓ i/II [📖93]
menoko kamui ko itak
↓ ii/II [📖94]
Esoksoki といふあのきれいな鳥は随分
アイヌに嫌はれてゐます。Oina kamui の妹が
死んだ時に Oina kamui は悲嘆のあまり、
赤や白、黒黄や青と、あらゆる色の sarambe
でふさを作って墓につけましたがそのふさが風に
吹飛ばされて、其所辺をさまよふてゐる中に鳥に🚩
なって、それが Esoksoki なのだと云ふ話も
あります。其他まだ Esoksoki の嫌はれる
理由が沢山あります。
🔖3o [📖95]
↓ i/I [📖95]
upopo 2.
28
kanikokka sorarpa
kanikokka sorari🚩
👀
hurere hurere hurer heiya
him him
29
nishkayamau ho chiu
hu ha hochiu
huushro huwo ha a e*🚩
huwo haa🚩👀kkanipon kuto shintoko🚩
👀
aukouppe🚩
30
wa oi wa oi satchepshike
iwan shike teta an awa
nen eikka ya ワオイワオーイワオーイワオイ.
[satchepshike に対して]👀
atat shike
👀
shinot upopo
32
otuye kando ononosh hu he
kamui shinda
[kando の k に対して]👀
t
33
mindar ushkur shururke
ha a shururke
34horepashi Kamui hetui kurka
horepashi Kamui itak
he tuikurka hā horepunka hā.
horepira hā
k
沖の方で神様が仰った
その御言葉はずーっと海の上を傳はってひろがって、何處までもひろがってゆく。
35
I. i i hā i ha tonoto pirka🚩
e pacho pacho
👀
hacho 神様ヲオソルヽ言葉🚩
36
he tunup he karkar
he kannishpo he shuye
37
Apka topa hm ko chish no
Oropinne hm. ko chishna
upopo や Rimse はたく山ありますが、
何の訳かわからないのが多う御座います。🚩
とにかく、これは、みんな神を讃美する
一つの美しい詩であると私は思ひます。
私達の先祖は本当に詩人であったと🚩
思ひます。
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🪶3p [📖96–101]
↓ i/VI [📖96]
Kamuikar
Kamui-chikap kamui yaeyukar⭐
konkuwa ……sake he
Teetakane
Itakash hawe
↓ ii/VI [📖97]
殺してしまった。
それからまた
シンドコの蓋の上を
はたきながら
「誰か
使者として
自信のある者は無いかしら。
天国へ
五ツ半の談判用事の
使者にしたいのだが。」と
言ふと、
誰かが戸口での方へ?🚩
私をおいて誰が
雄辯で🚩
天国へ
使者に行く者がありませうと
言ふ者があるので
見ると
山のかけすであった。
それからシントコのふたをはたき⭐
ながら
五ツ半の談判を
↓ iii/VI [📖98]
↓ iv/VI [📖99]
腐れ木で
魚の頭をたゝき殺すので
鹿たちは裸で泣きながら
鹿をつかさどる神様のもとに帰り🚩
魚たちは
腐れた木片を
*くはへて
泣きながら
魚を司る神様のもとに帰る。
それで
鹿の神様も*魚の神様も
怒って
相談の上
魚も出さず
鹿も出さなかったのだ。
けれども
これから
アイヌたちが
鹿や魚を
ていねいに取扱ふといふならば
鹿も澤山出すし魚も沢山出すといふ事を鹿の神様も魚の神様も
↓ v/VI [📖100]
↓ vi/VI [📖101 左]
大層えらい強い若者を
自分の後継者として
アイヌの国を守らせて
私は今天国へ行く
ところです。
と、国の王様国の王神様様
のえらいおぢ年寄神様が🚩
物語ってから
昇天してされましたと。🚩
Kotan kor kamui といふのは
山のでは第三位に位するカムイだと
申してゐます。第一が熊で第二が狼
で、Kotan kor kamui は鳥の王様
で、日本ではふくらふといふのが⭐
それかと思ひます。
🔖3q [📖101–105]
↓ i/V [📖101 右]
Shino nishpa ane hine okayan,
Shine anita
Ishkarputuun nishpa ane wa
okai an
↓ ii/V [📖102]
其の女の後の方に🚩
今火から下したばかりらしいシケㇾベの
はいった鍋がかぎにかかってゐて⭐
ゆれてゐました。
珍らしい御馳走を煮たのに其處へ
私が来たものですから私に其を喰べ
させたくないのだといふ事がわかりました。
本当にあきれてしまひました。けれども
何も見ないふりをして
上座に就いて
主人に埃拶をすると🚩
主人はいかにもいやな顔をして
オンガミをしました。それから
種〻な話をしてゐると
主人が云ひますには
何方へ御出でですか。
何所へ御とまりですか。
と問ひました。🚩
見ると大へんにかういふ働く事の🚩
嫌ひな人らしく
その側にある木の枕がの
眞中が引込んでゐるのを
[左ページ上端「はいった鍋が」に対して]👀
自在から卸して
ゆれていた⭐
[「かぎにかかってゐて」に対して]👀
から卸して
↓ iii/V [📖103]
↓ iv/V [📖104]
出て来て、また薪を割ってゐます。
不思儀に思ひながら家へはいって⭐
見ると、圍爐裡の側に一人の
女が座ってゐます。見ると、さっき
おもてで男が着てゐたアツㇱを
たった一枚を肌につけてゐます。
家の中を見廻すと、何も
着物らしいものもありません。
其の中に先刻の裸男が
はいって埃拶をしました。🚩
見ると、大へん心のよい
夫婦らしいけれども
何も持たない貧乏者
らしい。なんでも
たった一枚のアツㇱがあって一人が
外へ出る時にそれを着て
家に居る者は裸になって
ゐるらしい。私は非常に
かはい想に思ひました。それから🚩
やはらかいお⿲米白弓をその若い女が🚩
たいて、みんなで食べました。二人共
大層叮寧に親切にして呉れます。
その夜は圍爐裡ばたで
私は帶剣の儘
↓ v/V [📖105]
シケㇾベは先生、御あがりになった事がは
ありますまいと思ひます。
大変苦いものですがそれに栗、粟、
などを入れて、ドロドロと柔らかになった
昆布を入れて、シケㇾベは本の二粒三粒
ぐらい交ってゐるのですが、日本人内地人には⭐
とても食べられない事でせう。私は大好物
で御座います。今では、豆 (金時) などを
栗の代りに入れますが、本当に珍しい
御馳走の中にはいります。⭐
📚03下 [📖106–140] (ノート 3 📖69–142 より)
🪶3r [📖106–113]
↓ i/VIII [📖106]
Atuika toma toma ki
Kuntute he ashi hm! hm!⭐
↓ ii/VIII [📖107]
矢筒をせおって
出てしまひました。私は
宝物の彫刻をして
ゐましたが
高床の上に起上がって🚩
金の小矢と金の小弓
とを手に
戸外へ出ました。
見ると
海はひろびろと凪ぎて🚩
彼方にも此方にも
鯨たちがしぶきを
飛ばして遊んでゐます。すると、
十二人の兄様たちが
矢を持って
十二人の姉様が
手を連てわをつくり
六人の姉様が手を連てわをつくる
と他の六人の姉様がそのわの中へ🚩
鯨を追込みます。
其處へ
十二人の兄様が
鯨をねらって矢を射つと
矢は鯨の下を通ったり
上を飛んだりしてゐます。
毎日こんな事をしてゐたのでした。
見ると、
むかふの方に⭐
非常に大きな親子の鯨が
上へ下へとおよいで
遊んで居ります。
私は
遠い處からねらひを定めて
矢を射放しました。すると、
一本の矢で一度に
親子の鯨を射殺しました。
一つの鯨の半分を
姉様たちのわの中へ
投入れました。
↓ iii/VIII [📖108]
それから
一つ半の鯨を
尾の上下において🚩
アイヌの国の方向へ
行きました。そして
アイヌの国へ着いて
一頭半の鯨を
オタシュッ村の浜へ
押上げてやりました。
それからまた
帰りました。
海の上を
ゆるりゆるりとおよいで
来ますと、
誰かが
私の側を
息せききって走りながらるものがあるので
見ると、
ごめでありました。
喘ぎあへぎ申しますには、
『トミンガリクㇽ、カムイカリクㇽ、
勇ましい、そうして
尊い大神様、
あなたは何の為に
あんなつまらない
悪い人間たち
に鯨を
おやりになったのです。人間たアイヌたちは
マサカリや鎌で
あの鯨を
突っつくやら削るやら
いろいろな事をしてゐます。
御強い尊い神様よ、
さあ早く
あの鯨を御取返しなさいませ。
あんなに澤山
海幸をばおやりになっても🚩
悪いアイヌたちはちっとも
有難いとも思ひませんはずこんな事をします。と🚩
申しますので
私は笑ってから、
云ふことには🚩
↓ iv/VIII [📖109]
↓ v/VIII [📖110]
↓ vi/VIII [📖111]
↓ vii/VIII [📖112]
来て、
見ると、
兄様たちや姉様たちは🚩
ひどく疲れたらしく力の無い顔して
青い顔してゐます。
私はあきれてしまひました。
みんなはいって来て⭐
家の中を見てびっくりして
しきりにオンガミをしてゐます。
その中に
六ツのシントコの酒は
溢れるばかりに満ちて、🚩
神様たちの好物の
酒の芳香は家一ぱいにたゞよっ🚩
てゐます。それから、私は、🚩
遠近の神様たちに使者をやって
招待し、家の内部はイナウで🚩
りっぱに装飾しました。家の中は
宝物の光とイナウの光の🚩
白い光とが交ってまるで電🚩
いなづまのやうに光ってゐます。
神様たちは大そうかしこまって
ゐました。
↓ viii/VIII [📖113 左]
続き → 🪶3t
🔖3s [📖113–121]
※ここでは左側に問題、右側に解答を書く。
↓ i/IX [📖113 右]
Uekreku Urekreku
謎
1.
Oman aine shiturip
行って行ってのびるもの
Tar
荷縄
2.
Oman aine enitomoshmap
行って行って木にぶっつかるもの⭐
4.
Oman aine sekuke sekukkep
行って行ってふくれるもの
[sekukkep の上]👀
sekukkep
saranip
かご
↓ ii/IX [📖114]
7.
Iwan kotan kama kipetukkap
六つの村のむかふから光の見えるもの
Chup
月
8.
Iwan kotan kama matko iwakpe
六つの村をこえて妻のもとへゆくもの🚩
9.
Iwan kotan kama rekuchi shuyep
六つの村をのむかふまで首をふるものもの🚩
mososhpe
蛆虫
10.
Iwan kotan kama opninip
六つの村をこえて
↓ iii/IX [📖115]
16.
wenno wenno yashke wamak makoterkep
サラサラと顔をそまつに洗って直ぐに
隅ッコへ引込んでしまふもの
Bui🚩砥と石
17.
usoita okai korka
ueramishkarep
隣合ってゐるけれども🚩
互にお隣の人を知らないもの
Shik
眠
Komham
枯葉
20.
Atui asama oshiktokokop
海の底を大きな目でにらんでるもの⭐
Ya.🚩
網
21.
Atuiasam koamkokomop
海の底を爪で引かいてゐるもの
Kaita
いかり。
22.
Hattar enga eshikarinbap⭐
深い川の上にクルクル廻ってゐるものHattara Hattar 川の處々に深いところがありま⭐
す。それを言ふの🚩
Shuputa
鍋のふた。
24.
Bupishkani onupe chikkap🚩
路傍へ涙をこぼすもの
niatush
水桶
↓ iv/IX [📖116]
26.
Kapne pokor aramu korka
nishpa kouwekarip
27.
Toshir chorpoke chorpok oapekesh shuyep
29.
Okimun nata ehotuipap
山から鉈を呼ぶもの
31.
Hayoki tanne Hayoki takne
短い衣を着たり長い着物を着たり
shirar pesh, shirar ha
潮の満干
↓ v/IX [📖117]
32.Pell Petetok okani kikpe
川の上で金をたゝいてゐるもの
36.
** Kiu kiu Tai tai woi woi
Yū Yū chikap Ipe Ipe chikap
ma mā mā chikap
Ish Ish chikap
↓ vi/IX [📖118]
41.
Retarseta ukoikirep
白い犬を喧嘩さてゐるもの🚩
42.🚩
Eukot-Pōru shisoi omarep*一対の穴を家の前へ出しに🚩
家の前に一對の穴をのあるもの
Etupui
鼻の穴
43.
Charange aine kapnep
談判にしておしまひにからになってしまふもの🚩
アツシを織る時の絲玉は使ってゐる時はだんだん中内側からなくなってゆき中が空になってしまひに
外側がなくなります。
[「から」の上]👀
皮
katak
絲玉
45.Bupush Rupush shumtak ekupap
白く凍った油の魂をくはへてゐるもの
[「魂」に対して]👀
かたまり (塊)
Ekaini kata upash
an.
樹の切株の上に雪が積ってゐる。
↓ vii/IX [📖119]
46.
atui kurka opocishte opochite🚩
海の水をかき廻すもの
Kanji
かい。
47.
chikir ka sakkorka atuipa un
Atui keshun hoyupup
足も無いけれど海の上を彼方へゆき
此方へ来たりするもの
chip
舟
51.
Shupishkan kouwekarip
鍋のまはりへ集るもの
[「ま」に対して]👀
ま
Itanki⭐
お碗
52.
Penata panata uworokutap
水ヘドンブリ入ルモノ🚩👀
↓ viii/IX [📖120]
54.
Repta yata ukorekorpe
Shirkap, shituker,
56.
Inumbe oshmakun hotuipap
[Opke の右]👀
オナラ
58.lun sattek kane okai wa tunne wa🚩
ponnupuri ourip
やせてゐて二人して小山を崩して
ゐる者
60.
naka naka chiu chiu
nakairi, chiukaukap
[nakairi に対して]👀
?
↓ ix/IX [📖121]
62.Kando nish otta Ainu otta
ukorekorbe
nishutur, keputur
64.
Asange ranke Anoye range⭐
asangara, noya
[右下]👀
%🚩
🪶3t [📖122]
↓ i/I [📖122]
Kamui utar
暮してゐます。
アイヌたちは
酒を造るたひ毎に🚩
私の處へイナウを送って
呉れました。
見ると、
今は
アイヌ等も
何も困る事も
心配な事もなく
平穏に暮してゐるので🚩
私は安心をしてゐます。
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🔖3u [📖123–132]
↓ i/X [📖123]
↓ ii/X [📖124]
↓ iii/X [📖125]
↓ iv/X [📖126]
心の中で泣いてる。
尊い媼ハ下座に🚩
ゐてなみだをなが🚩
した。🚩
まことわが娘
今までよく育て🚩
て来たのにこんな不孝して
子等も皆山*へ🚩
ゆきて🚩労れて帰ると
一口づゝばかりもクハせ
るものを、くされ娘こんな事🚩
するんだなあ。それなら尊神🚩
と考へてるけれど私に憚り
て*娘へ
どなりちらしも得せず。
その時家の外へ人の
来る音あり何者カ🚩
入って来る。
我見るに、
男子二人にて
労れた顔いろ面*🚩
しほれ食事も食べず
故干してしまって
あるもの入って皆🚩
つゝましく我に礼をした。
左座へ並んで坐った。
神幻はなしのみを🚩
物語ってきかすと尊い翁も🚩
男児たちも本当に🚩
よろこびて調子を合せて🚩
そのときその少女
汁ノ鍋も粥ノ鍋🚩
も底をねぶりねぶり40
それから気がついて🚩
それから小声で泣いてた。
又我云ひて歯ノ間🚩
我ひろげるとその少女
↓ v/X [📖127]
こうしたことだらう。』🚩
と考へてて👀
↓ vi/X [📖128]
↓ vii/X [📖129]
↓ viii/X [📖130]
↓ ix/X [📖131]
酒の香が芳香が🚩
家中に漂ひました。
家の中はイナウで飾り付け
ました。白い雲が家の光ってゐます。
一番先に岡の神様を
招待し国中の
神様方を招待して
盛大な宴を開きました。
席上『私は『アイヌから拝まれない神で
あるけれども斯々いふ
譯でイナウや酒を
持ってゐるのだといふ事を
話すると、神様達は大層🚩
私に感謝されました。
『私共はちょっと気を附け
ずにゐましたがので自分が守護して🚩
ゐるアイヌの国にさういふ事故
があった事を知らずにゐました。
と申されました。
二三日酒をのんで、から、
帰る神様たちには
一ツ二ツづゝ
イナウを上げて
神様たちはみな帰りました。
それから私は一人で暮して
ゐます。アイヌの国の方を見ると、
アイヌたちは、今はもう
何の心配もなく暮してゐます。
オタシュッの村長さんたちは
『たゞのおそろしくない
神様であったなら、こんなこんな不束な娘でもむさくるしい私たちの家に御出で
になってお泊りにまでなったりさへなされたのだから、こんな、ふつゝか
なみにくい娘だけれども
あの神様に差上げるのに….
と、思ってゐるのが
私にはよくわかります。
私もあの娘なら、あんなに
美しいかはいゝ娘だから、
たゞの神であったなら
自分の許へ呼よせてもいゝけれ
ども、何をとも仕方がありません。🚩
それから、私は相変らず無事に
暮してゐますがオタシュッ村の
人等は祝宴のある度毎に
私に酒を送って呉れますし🚩
私も
↓ x/X [📖132 左]
nimak uturu ako turi tek といふのを、日本語に何う
なほしたら当るかといくら考えても言葉を思浮べることが出来ません。🚩⭐
催眠術とでもいふのでせうか。
🪶3v [📖132–134]
↓ i/III [📖132 右]
Kamuikar
sake he Tōrorō hanrok hanrok.
↓ ii/III [📖133]
↓ iii/III [📖134 左]
🪶3w [📖134–135]
↓ i/II [📖134 右]
Kut nisa kutun kutun
↓ ii/II [📖135]
しまふと
水源から
清い風が吹いて来ていて🚩
きれいな水が流れてきて
鮭たちは嬉しさうに
大笑して遊びながら
ズッと
河をのぼって
ゆきました。
私はそれを見て
安心をして家へ帰りました。
と、
*小さいオキヽㇼムイが
物語りました。
🪶3x [📖136–137]
↓ i/II [📖136]
Tan ota fure fure
↓ ii/II [📖137]
🪶3y [📖138–139]
↓ i/II [📖138]
Kappa reu reu kappa
↓ ii/II [📖139]
いたづらをしたので、オキヽㇼムイ
の犬たちに殺されて
しまったのです。
これからの獺はけっして
いたづらをしてはなりません。
🪶3z [📖139–140]
↓ i/II [📖139 右]
Tonupe ka ran ran
↓ ii/II [📖140]
さはいで……と⭐
言って、私たちを踏にじり
私たちふみつぶしてから
ズッと山の方へ行ってしまひました。
いとゞ蝎渇いて困って🚩
ゐたのに踏つぶされたて私等は🚩
『あゝ痛い痛い。水よ水よ。
と泣いてゐました。スルと
また一人の女がサラニㇷ゚
を背に来てゐます。
『誰方か水をのませて下さいな。
助けて下さいな。と、大きな🚩
聲で泣きたてました。42🚩
何と言ったらばよいかわからぬ程の
美しい娘さんが、私達を見て、
『まあ、かはいさうに、あまり暑くて
ピパたちも渇いたの
だね。何うしたのでせう。何だか
あちこち、つぶされた様になって
るぢゃないか。』といひながら、
蕗の葉に私たちをみんな
拾ひとって、大そうきれいな湖に
入れて呉れました。私たちは
きれいな水を飲んで冷い水で、
📚01 [ノート 1 📖1–40 より]
↓ 01 表紙 [📖1, 2 右]
其 2
[中央]👀
神謡集原稿
yukiye
↓ 01 目次 [📖6 左]
[全体]👀
目次
10 Kamui yukar (kamui chikap kamui)……
20 kamui–yukar (Chironnu p kamui)🚩
“Towa towa to”……
30 kamui yukara (chironnu p) “Hai kun terke🚩
hai koshitem turi”……🚩
40 Kamui yukar (isepo)
“Sam baya terke”🚩
5 kamui yukara (nitat orumbe) “Harit kunna”……🚩
[nitat orumbe の下]👀
谷地ノ魔神🚩
🪶1a [📖7–16]
↓ i/X [📖7]
kamuikar (kamui chikap kamui)
↓ ii/X [📖8]
金の小矢弓に金の小弓矢をつがえて⭐
私の方へみんなで矢を射はなします。見ると、
子供たちの中に一人の貧乏人らしい
子供ですけれど、眼つきを見ると
いゝ人の子供らしいのがまじってゐて
普通の (木で造った) 小矢と普通の小弓とを
持って居ります。スルと、
(昔ヱンクㇽ) で今金持の人たちの⭐
子供たちはその貧乏な子供をみんなで
打ったり蹴ったりして
いぢめてゐます。
私それを見て、
非常にかはいさうに思ひました。
あたりに降る降る銀の水
あたりに降る降る金の水
と歌ひながら、私は
(昔貧乏者であった人) の子供たちが射つ
金の小さい矢はを
自分の上を通したり
下を通したりいたしました。其の中に
*あの貧乏な子供は
木の小弓に木の小矢をつがえて
私をねらひました。すると、
↓ iii/X [📖9]
(*昔貧乏人) の子等は大笑ひをして
『私たちが黄金の矢で射てもあの
神様の鳥、美い鳥は
取らないものを
お前のやうな貧乏者の子の
木造りの矢なんかあの美い鳥、
神様の鳥が取るものか』
と申します。
貧しい子供は
それんな事にはちっとも構はず
下唇をきっと噛みしめて
しかとねらひを定めてから矢を射放しました。
「あたりに降る降る銀の水
あたりに降る降る金の水…..」私はおほ空*悠々と🚩
私は大空をゆうゆうと舞って
輪をえがいて居りますと⭐
此の小さい矢が私の方へ飛んで来ます。
私は身構へをしてその小さい小矢を手に
受けて
大空から風を切って舞下りました。
するとそれを見た
子供たちはみんな
競走しふて私の方へかけて来ました。⭐
[右端]👀
皺🚩
↓ iv/X [📖10]
[下端 ra un ruke の n に対して]👀
i ヂャアリマセヌカ
ikkeu 私が土の上へ下りると同時に
貧しい子供は一番先に🚩
走りついて私を取り上げて
しっかりと私を抱きしめました。すると
もとの貧乏人の子等は
『やーい貧乏人のくせに
私たちが取るのに
先がけしやがって…。』
と言ひながら石や寄木 (海辺の) を打っつけますけれど
貧乏な子は
ちっとも構はずに
私を抱きしめたまゝ
足音高く走り出しました。
そして、一軒の小さい家の頭窓第一の窓から
私を内へ入れて*喘ぎ喘ぎ
今までの一什終始を
物語りました。
家の内から大そう年寄りの夫婦ですけれど
ニㇱパらしい風貌をそなへた人たちが⭐
小手をかざしながら
私の所へ来て、
私を見ると、
[右ページ左端]
ニㇱパらしい
{上品な, ***金持らしい, 紳士らしい
↓ v/X [📖11]
↓ vi/X [📖12]
[左端]
×〔kotan kor kamui〕×
〔kamui chikap kamui〕
といふのは和語で
〔ふくらう〕の事とかいふ⭐
鳥の事でございます。
アイヌではこれを鳥の王様
として、kimun-
kamui (山の神熊)
〔nupuri kor kur
山の神 (熊)〕それから
〔nupuri pa un kur
狼〕
***の次の位に
ふくらうをおきます。
*** kor kamu
nupuri kor kur
や
nupuri pa un kur
と違って
kotan kor kamui
は、大そう落***🚩
沈着いた神様で
よっぽど大変のある時
でないと眼を開かない
と云ってゐます。
此の小さい家の中を
右座へ飛んだり左へ飛んだりして
美しい音をたてました。⭐
りっぱな神の宝物を
美しい音をたてながら造りはじめました。
そうして瞬く間に此の小さい家を⭐
大きな金の家に作りかへました。
家の中はりっぱな宝の山で飾りつけ、
りっぱな美しい衣物の
一ばんいゝのを大急ぎで拵へて
普通の富お金持の家よりももっと
りっぱに此の大きな家を飾って
大急ぎで作りました。
そうして、もう夜の終りに近い頃すっかり出来上がって
私はもとの通りに
私の骸の耳と耳の間にとまってゐて、🚩
もう曉が来ました。
あの年老の夫婦と小供は🚩
一度にみんな起上がって、
『私たちの様なつまらない貧しい者が
尊い神様と御一緒に泊って
本当によく眠った事
これも尊い神様のおかげ様ですで
↓ vii/X [📖13]
ありませう。』と言ひながら
目をこすりこすり圍爐裡ばたて出て来て🚩
家の中を見てみんな床の上に腰を抜かしてしまって
誰も顔を上げるものもなく
しばらく泣いてゐましたが
やがてお爺さんが
起上がって
私を再何度も何度も拝んでみ🚩
『あゝ、貧しいつまらない私達の家へ尊い神様が
来て下さる、それだけでも有難い事ですのに
神様は私達をおあはれみ下すって、
こんなにしていたゞいて、私たちは何と言って、
何うしたらばよろしいでせう。
あゝ有難う御座います。と、🚩
泣きながら私に禮を言ひました。
それからお爺さんはイナウの木を𣏾伐って来て
イナウを梢り、お媼さんは小供と🚩
一しょに、酒を造って、 ちょっとの間に🚩
六つの酒をりシンドコが横座に竝べられました。
私の骸はきれいな
イナウで飾りつけられて私は
それから、火の神様と
↓ viii/X [📖14]
いろいろ世間話をしてゐました。
その夜、家の人等が床について
ねむった時に
是々で、アイヌのニㇱパが運悪くて
貧しい暮しをしてゐて、もと貧しかった人たち⭐
に、ばかにされ、いぢめられてゐるのを
私がかはいさうに思って
自分は身分の軽い普通の神ではないけれども
アイヌニㇱパをよくして上げたのだ、といふ譯を🚩
知らせました。次の日になると、アイヌのニㇱパはまた
あらためて、私にお礼を言ひました。
それから、あの子供をわざと
悪い衣ものを着せ*て父の使ひにし、昔貧乏だった🚩
人達を招待する為に行き出かけました。
見てゐると、村中の (昔の貧乏人) たちは、招待されると
大わらひをして
『まあ、あんな貧乏人のくせに、
何んなお酒を造ってそのために
人を招ぶのでせう。一つ何んな風になってる
か、行って見て、笑ってやりませう。』
と、言ひながら、
大勢で
↓ ix/X [📖15]
やって来てたゞ遠方から家を見ただけでainu pito utar uwe ue katarotke shiri🚩ch 腰を抜かすものもあり、途中から
戻って行くものもあり、おそるおそるやって来て
家の前に来て腰を抜かしてゐるのも
あります。スルと、家の主婦さんが
出て行って外にゐる人みんなの
手を取って家の内へ入れると、みんなは
四ツ這ひになっていざり入りました。そして誰も
顔を上げるものもありません。
女たちも涙を啜ってゐます。
やがて、家の主人が起上がってチャランゲをはカッコウ鳥
の様な郎朗らかな聲でチャランゲをはじめました。
そして、
一什始終を話しますと
人は皆何度も何度も手を合せて拝み
私を拝み、
家の主人にはお詑を言って🚩
これからみんなで仲よくする事を
話合ひました。
それから、盛な宴が開かれました。🚩
いろいろな女達の舞踊などに私は非常に愉快を🚩
感じました。そして、酒宴は閉ぢられました。
↓ x/X [📖16]
アイヌ達*の仲が善いのを見て
私は、安心をしたので
火の神様に別れを告げました。
それが済んでから、我家へと帰りました。
アイヌニㇱパが御禮にと言ってくれた美しいイナウ🚩
や美味しい酒で私は大そう豊かにおりました。
遠近の神様達を招待して
そのイナウや酒を御馳走しました。
それからは相変らず何事もなく暮してゐます。
そして見ますと (透視)
あのアイヌコタンは今では大そう
平和になって、あのアイヌニㇱパが村の
長になってゐて、あの子供はもう大きく
なって妻も迎へ子もまうけまし*て
その父や母に孝養を盡してゐます。
*いつでも祝酒をつくった時は、必ず
先にいろいろなイナウだの酒だのを
私の所へ送ってよこします。
私もまた、アイヌ達をいつも守護って居るのです。
と、神鳥神が物語りました。と。
[右ページ左端]
此の歌は非常に、
聞いてると優しい
美い感じが
*致します。
この節が
私は大好きなので
ございます。
🪶1b [📖17–22]
↓ i/VI [📖17]
kamuikar (Chironnup)
towa towa to
狐
[左端]
前の
atuika toma
tomaki
kun tute he⭐
ashi hm hm
のカムイカラに
ありましたやうに
鯨が寄上るのは
repun kamui
がアイヌに
下さるものと
信じてゐますから
鯨が岸に
*寄上った時はみんな*
おもだった人が
先づ盛装して
沖の神様に
お礼を云ったものださうです。
↓ ii/VI [📖18]
思ったのに、海辺に
犬達の便所があって
その大きな犬の糞の山をが鯨のやうに
見えたのでした。ア人間達が盛装して肉をきりとってゐる
のだと思ったのは
鴉たちが犬の糞をつゝついてゐるのが🚩
さう見えたのでした。
『えゝくもりまなこ🚩
悪いまなこ
尾の下の臭い奴
尾の下の腐れた奴
お尻からやにの出る奴
お尻から汚い水の出る奴
何を見たのだらう、といふ物の見方なんたをするんだらう。』
それからまた、
石の中、木片の中を🚩
ガラガラガラと音をさせて磯渚を海岸近くのをあるきながら
見目を上げて見ると、私の行手に⭐
人間が二人
舟の中で〔ウニヱンデ〕をしてゐます。⭐
おやおや何の急変が
[右ページ左端]
〔ウニヱンデ〕は
大水害のあと、
火災のあと、
火山の破裂のあと、
その他いろいろな
天災のあったあと、人間が****に何が🚩
など、それから
人間が海に落ち
たとか、川に落ちたとか
熊に喰はれたり
その他何でも
変った事で
負傷したり死んだり
した場合に
その災難にかゝった
村に近所近い🚩
村々から代表者
が澤山集って
おくやみを申す
時の儀式で
あります。
非常に壮厳な🚩
ものださうです。
たった二人か三人で
でもやります。
↓ iii/VI [📖19]
[左端]
〔hokokse〕
何か大変がある時は、
男は〔hokokse〕をします。
これは、村または山や野にゐる人たちに⭐
知らせるために、
また、天地に在す
神々に、その聲を
ひゞかせて、
救ふこふために🚩
やるのださうです。
フ!オホホーイ
といふ聲は実に
勇ましくきこえます。
それが
ウニヱンデの時に
大勢が聲を揃へてやるホコㇰセをして、🚩
それにつれて
足踏をすると
ほんとうに、
天地もゆるぐ
やうだといひます。
ウニヱンデの時に
女は男のあとに
ついてくさうです。🚩
あったのだらう。
誰かが舟から落っこちたのでは
あるまいか。
あゝ早く近くへ行って
その変り事をきゝたいものだ。』
と思って
自分も大聲で叫びながら
石の中、木片の中を
ガラガラガラと音をさせて
走って行き近い所へ🚩
行着きました。見ると、
舟だと思ったのは
磯の岩で、岩の上に大きな〔ウリㇼ〕が
二羽、嘴で首をのばしたり縮めたりして
羽毛の間をつゝ突いてゐるのをがを
壮者たちがウニヱンデをしてゐる
のだと思ったのでした。
『悪い眼
曇り眼
尾の下の臭い奴
尾の下の腐*れた奴
お尼尻から脂やにの出る奴🚩
お尼尻からきたない水の出る奴🚩
[右ページ左端]
こゝにある悪口は
和語になほすのに
何うなほしたらいゝか
わかりません。
狐が、ありったけの
悪口をならべて
自分の視力の効45🚩
ない眼を
叱りつけたので
ありませう。
[右ページ左端]
ウリㇼは
鳥の名ださう
ですが、
日本語で何と
いふか
誰も知りません。
バチラーニㇱパの
アイヌ語辞典でも
見たら、わかる
事と思ひます。
↓ iv/VI [📖20]
[左端]
〔uchishkar〕
これは女の挨拶。
長く別れてゐて
久しぶりで會った時、
人が死んだ時、
誰かゞ何か大へんな
危険にあってやっと
まぬかれた時、
病氣がなほった時
などに、女同志で
手をとったり
頭を*とりあったりや肩を
抱き合ったり
するのです。
[左端]
〔ashur ek〕
ashur は変った話。
ek は来る。
村から遠い所に旅に
出た人が病気したとか🚩
死んだとかした時に
其の所から、その人の
故里へ使者が、その🚩
変をもたら知らせに
来るとか、
外の村で誰々が病
死にしましたとか、不思儀な*
*何か変った事が
ありましたとか云って
村へ知らせに
来る事をいひます。
その ashur をもって
来た人は村の近く
へ来て大聲を
あげて (ホコㇰセ)
女なら (ペウタンゲ) をします。
何といふ物の見方なんだらう。』
それから
石原の中、木片の中を
ガラガラガラと
飛ぶやうに河川に沿沿ふて山の方へ帰り乍ら🚩
行手を眺めたところが⭐
ずーっと川の上に女が二人
浅瀬に立って手をとり合って泣いてゐます。
私はビックリ
『まあまあ、何の悪い事があったのでせう。あの女が
何の悪い話をもって来*て、あんなに*泣いてるのでせう。
早くあの近くへ行って
その変り事をきゝたいものだ。と、
思って
小石の中、木片の中を
ガラガラガラと走って
行って、其所へ着いて
見ましたら、女二人の女だと思ったのは
二本の杭で、浅瀬に立ってゐる
〔ウライ〕の杭が強い流れのために
グラグラ動いてるのが、ちょうど
二人の人がうつむいたり仰向いたりして泣いてるやうに
[右ページ左端]
すると、村で、きゝつけた
人たちはビックリして⭐
やはり叫びながら
ashur kor kur
を*村端まで🚩
出迎へます。そして
その変った事をきいて🚩
から、その使者を
村に入れます。
この話では、
川をへだてた彼方の
村で何か変事が
あって其處から
使者が来たのを、
此方からきた🚩
女がそれを出
迎えて河を
渉ってちょーど
浅瀬のところで
出會って
ウチㇱカㇻをしてゐる
のだと、
狐が思ったので
ございませう。
[右ページ左端]
〔ウライ〕
魚をとる仕掛
[右ページ左端]👀
簗
[右端中段]
ク🚩
↓ v/VI [📖21]
↓ vi/VI [📖22]
私のそばへ飛んで来ました。
見ると、私の家は
ちゃんと、もとの儘になってゐて、
煙もなければ火もありません。
それは、私の妻が
粟を搗いてゐる時に強い風が吹いてムイでふるってゐた46粟の𥻧糠ぬかが吹****あほ煽られたれたのが🚩
煙のやうに見えたのでした。私が大聲で救を求めた
ので、私の妻は大そう驚いて、みに入れてゐた🚩
粟もみと一しょに
投げ飛ばしてしまったので
今夜は、*御飯を食べる事が出来ません。
私はほんとうに馬鹿らしいやら、*腹*****立たしいやら
で、寝床の底へ🚩
もぐり込んでしまひました。
『悪い眼
曇り眼
尾の下の臭い奴
尾の下の腐臭れた奴
お尻からやにの出る奴🚩
お尻から汚い水の出る奴
何といふ物の見方をするんだらう。』
と、狐様のかしらが物語りました。
[右ページ左端]
ainu の
itui tuye を
日本語で
何と云ふのか
私はいくら
考へても思ひ付
けませんので🚩
そのまゝにしておきました。
[右ページ左端]👀
御尤デス。
簸るト申シマス。
[右ページ左端]👀
𥳽
𥳽
[右下角]👀
𫂣
🪶1c [📖23–29]
↓ i/VII [📖23]
kamuikar (Chironnup)
〔haikun terke hai koshitem turi〕⭐
或る日
戸外へ出て見るといゝお天気でいゝなぎで海はひろびろと
なぎてゐます。さうして、オキヽㇼムイとシュプンラㇺカと
サマユンクㇽとが三人乗りで⭐
海猟に行っ出かけるやうすです。⭐
それを見た私は
此のモシㇼエサンニ・カムイエサニ*崎の上で🚩
足どり軽く
腰をふりふり踊り出しました。
さうして此の川の水源の方を
見見しながら
かたい木片をポキリポキリと折るやうに〔パウ!パウ!*〕と、
叫んで暴風の魔神を呼びました。
すると呼ぶにつれて水源の方から
強い風が吹き出しました。
其中に
オキヽㇼムイの舟は
海の中程の
ところにを
すべるやうに行ってゐます。
私は、精一層精を出して
[右ページ左端]
パウ
シサㇺでは狐は
コンコンと*なく
さうですが
私たちの方では
パウーパウー
といふのださうです。
*暴風の魔の
名ではありません。
↓ ii/VII [📖24]
↓ iii/VII [📖25]
大変に勇気があり
力が強くて
小舟は波の上をいつもすべる様に走ります。
オキヽㇼムイは
大きな聲で指圖をしてみんなを勵ましてゐます。
それを見た私は
憎悪**感情がの念がむらむらと胸に湧いて来ます。
それからまた
足取軽く精出して飛あるきました。
さうしてとうとう
サマユンクㇽは手の上から
手の下から濃い紅い血が🚩
流れてたほたふれて死にしてしまひました。🚩
私はそっと笑をうかべました。そして
かたい木をポキリポキリと折るやうにな🚩
聲で叫び続けました。その中にシュプンラㇺカも🚩
同じく疲れてたふれてしまひました。けれども
オキヽㇼムイはちっとも疲れた様な様子が見えません。
私は
また悪い心がムラムラとおこりました。そして、見るとかたい木を折るやうな聲で叫びつゞけました。
見るとオキヽㇼムイは
↓ iv/VII [📖26]
たった一人で
肌ぬぎをして
勇ましく舟をこいでゐましたが
その𣑮航舵がしまひに
ポキッと折れてしまひました。すると、
オキキㇼムイはたふれてゐる
サマユンクㇽの所へ飛んでいって
サマユンクㇽの舵を*もぎ取ってそれからまたそれで
こいでゐましたがその舵はまた折れてしまひました。
シュプンラㇺカの舵を使ひましたが
それも折れてしまひました。
私はそっと笑をうかべました。
足取軽く腰をふりふり飛まはり
かたい木を折るやうに叫びつゞけました。
其所でオキヽㇼムイは
舟の中に直立した儘身動きもしません。
まさかアイヌが
そんな事をし様とは思がけなかったのにオキヽㇼムイは🚩
モシㇼエサニ・カムイエサニ崎の上の
私を見出しました。
そして (きっ) と私をにらみつけて、今までやさしかった其の眼顔に怒の相をあらはして
↓ v/VII [📖27]
[左端]
〔pushtotta〕
は、
鞄のやうな形をしたもので火打*火打石や狩猟に使用🚩
する毒薬やその他
海や山に出かけた時に
必要な (魔除けの薬)
や種々な細かいものを🚩
入れます。
熊の皮、あざらしの皮
その他の毛皮で製します。
同じ様なもので
〔piuchi op〕といふのが
〔karop〕
ありますが、これは火打石火打石🚩
前のと𨒗用途は🚩
同じですが
キナ、attush など
で作ってあります。
pushtotta は
水がとほりませんから
海に出る時は
これを持って行きます。
しばらく立ってゐましたが
小さい鞄の中から
蓬の小矢と蓬の小弓を
取出して
今にも引くりかへりさうな
舟の中に立って
下唇をかみしめずっと沖の方から
私をねらって矢を放ました。
私はたかのしれた
アイヌなどが何をしたって、怖い事があるものかと思ってと可笑しく思ってゐました。
蓬の小矢は空を切って飛んで来ました。🚩
そしてちょーど私の首っ玉にずぶっとさゝりました。
たゞのアイヌなどが射た矢に
こんなに苦しめられやうとは、ちっとも
思ひまうけませんでした。
それからは私の頭の先から
足の先まで
何うしたのかまるでガ雁皮の皮の蕉焦げついた様に痛くて痛くて
七轉八倒
苦しんでみに苦しんでみを、かさねました。
[右ページ左端]
蓬の弓矢は
悪魔のもっとも
恐れるものだと
云ってゐます。
↓ vi/VII [📖28]
↓ vii/VII [📖29]
🪶1d [📖30–35]
↓ i/VI [📖30]
Sambaya terke⭐
↓ ii/VI [📖31]
↓ iii/VI [📖32]
↓ iv/VI [📖33]
村へ知らせるやうにと
使ひにやりましたがそれから
待っても待っても何の音沙汰もありません。
私は泣いてゐますと
そこへまた
誰かゞ来たので見るとそれは
神の様に立派な
アイヌの若者でありました。
私を見ると
ニッコリ笑って
私を取上げ
何處かへ私を持って行*ました。
見ると其所は
大そう大きな家で
宝物が一ぱいあります。
私は非常に感心しました。
其の若者は
大きな鍋を火にかけて
******て小刀を抜いて
私の体を皮の儘
ブツブツ切って鍋一ぱい入れました。
そして鍋の下を*焚きはじめました。
私は何うかして
↓ v/VI [📖34]
↓ vi/VI [📖35]
🪶1e [📖36–38]
↓ i/III [📖36]
kamuikar (nitatorunbe)⭐
Haritkunna
或
ある日好いお天氣なので
私の住んでゐる泥地の面に眼と
口だけ*を出して
ゐますと、濱の方から
人の話聲がきこえて来ました。見見るとそれは二人の若者で
先に来た方はいかにも
強さうな神たいそう美しい人で後の方のは弱々しさうな
人で、二人話ながら私の泥地の前へ出来て🚩
ちょーど私の前へ差かゝった時に
あとから来た弱々しい男が、鼻をおほひながら
『あゝ臭い。何のにほひだらう。
こんなきたない泥田だからずいぶん臭い事。』
と申しました。
私はそれをきくと、自分を忘れて
非常に腹が立ちました。
私は泥の中から飛出して
飛んでゆきますと、地が割れ裂けます。
ありったけの速力で
前の男たちを追かけました。追かけました先頭の男はそれと見るや
**魚のやうにすばやく身を飜ひるがへすと🚩
↓ ii/III [📖37]
やせた男のわきをくゞって逃げてしまひました。
やせた男は二三間追かけると直ぐに
追ついて
頭から丸呑にしてしまひました。
其所でこんどは先の美しい男を
うんと追かけてやりました。アイヌ村の方へ
追かけて行って行って一ツの村へ
着きました。すると、むかふから⭐
火の神様 (おばあさん) が真赤な着物を六枚に
帯をしめて、同じく六枚の羽織を
着て赤い杖をついて
私の側へ飛んで来ました。
『これ、お前は何しに
このアイヌ村へ出て来たのだ。
さあ早くお帰り。早くお帰り。』
といひますけれど私は知らぬふりしていって私を杖でなぐりなぐりますけれど
私は知らぬ顔して
きばをならしながら
前の男を追かけました。すると、
男は一軒の家へ飛込んでしまひました。
後について飛んでゆきますと、
地が裂け土がわれて、村中の人たちは⭐
泣叫ぶものもあり逃げるものもあって
↓ iii/III [📖38]
📚06 [ノート 6 📖143–240 より]
↓ 06 表紙 [📖143, 144 右]
Yukie⭐
[印 縦書き]
知里
[右端 縦書き]
十一年五月十七日より書きはじむ🚩
↓ 06 目次 [📖145 右]
“nupe ran nupe” keshorap tono ……1
“to hu wō” “achiu achiu tori kanchiu” ……13🚩
“Omanpeshunmat” yukar ……37
[2行目の点線の上]👀
Sarorun tono🚩⭐
🔖6a [📖146–151]
↓ i/VI [📖146 左]
Nupe ran nupe Keshorap kamui yaieyukar.⭐
Chikor-totto tapan-kenash kenashshopa ta⭐
shi kotan kon-ni rikun teke he nitek kashi e horari🚩
kunne hene tokap hene upshor pone un e reshu⭐
ramma kane katkorkane okayash awa
shine an to ta too opishun ainu kutkesh sara kane
tanpe kushu inkarash a wa Samayunkur nekane okai⭐
un-nukar awa un kopakun apkash shirkan
niwen niwen kurkasike itak omare ene okai
“Tan keshorap wenkeshorap e kor ponpe⭐
un tekshama e oraye e ki wa ne yakne e kor ponpe⭐
pirka reshu tomte reshu a ekar kar wa shine rapu hu🚩
a e uimam yakka tu penchai omap re penchai omap⭐
a e hoshipi enuki kiwa tono-ku sake pirka tonoto🚩
e enomi an ki ko anakne neita pakno newa ne yakka
e eyai kamui nere kunip ne ruwe tapan
keke hetak e kor ponpe un tekshama oraye yan.”⭐
hawash chiki chi kor-totto shimuya muya
Samayunkur tek turi ko am ko saye tokpa tokpa
shirki chiki Samayunkur otu sat nan kap
ore san satnan kap ukaikire tek pora pora tek tari tari
kor wen puri e nan tui kashi e parsere tu wen pa kamui
re wen pa kamui oshinotatpa tu wan ipakkar
↓ ii/VI [📖147 左]
re wan ipakkar oshirotatpa too hoshipi wa🚩
oarar-isam,
orowa no shui ranma kane katkor kane okayash awa⭐
shine an ta shui too opishun ainu kutkesh sara sara
tanpe kushu inkar ash awa Okikurmui⭐
kamui shiri ne arki wa un nukar awa oripak tura
un teksham ta arki wa ama kirpo uwe okte tekriki kur🚩⭐
puni kane un ko onkami chi-kor-totto ko onkami⭐
kurkashi ke itak omare ene okaii
“inkar kushu Keshorap kamui kamui katkemat⭐
itak ash chiki pirka inu oripak ash yakka
e kor ponpe kamui ponpe un tekshama e oraye⭐
ki wa ne yakne e kor ponpe pirka resh reshu a e karkare kor k ki kushne na eepaketa e kor ponpe
shine rapu hu a e uimam yakka tu pen chai omap
re penchai omap a e hoshiki ki ru ki e ashkai.
newa neyakne tono ku sake pirka tono to e e nomi
an ki kushne na e-kor ponpe kamui ponpe
un tekshama oshiraye wa un kore yan”
hawash chiki chi-kor-totto yaiko tuima shir am shuye
okai rokine un henkotpa un chop chop sekar
kurkashi ke tunupun-nupe re nupun-nupe ranke kane⭐
ene itaki
↓ iii/VI [📖148 左]
“inkar kushu chi-kor ponpe chi-kor tennep
itak an ash chiki pirka inu eki kushne na
ainu ari aporse yakka a e orip ak pe
Okikurmui kamui rametok ne rok awa tan korachi
itak ne yakka pirka ike un e kar kar
chi e yai raike kushu Okikurmui chi kashnukar
wa. tekshama ha e oraye ash ki shiri ne na
pirka no pirka no kamui puri pase puri
e kor kushne na.” itakkane shotki asam⭐
un e ante kar kamui nish kashi ko rik oshma
urar o hanto ko omukukke oarar isam
shirki chiki totto ohai chi rai ko tenke awa⭐
Okikurmui chi riki puni shotki orun un uin awa
shi upshor sam un omare totto ohai chi rai ko tenke ko
Okikurmui chi sapa ha raruipa kane tu pirka-
kunip repirka kunip un-epakashnu.
chi yai ko tuima shir amshuye “neptapore
chi k ot totto ye hawe an awa tan korachi chish
patek chiki yakun chi kot totto ante-itak
chi kashi shiri ne ne” Ari, yainu ash kushu🚩
yai shi porore ash, orowa no Okikurmui unchise he ta
a un tura wa ko Okikurmui kottureshi kamui-
shiri ne un e yairenka,🚩
↓ iv/VI [📖149 左]
orowano Okikurmui ainu-michi ari a porse
Okikurmui kottureshi ainu hapo ari a porse wa
ramma kane katkor kane okayash ko Ainu michi
Ainu hapo shisak chi reshu kamui chireshu
un ekarkar tu shukup ram kur re shukup ram kur
chi unoshpare, Okikurmui chi kani rapu
shine chirapu euimam yakka tu-penchai omap
re-penchai omap e hoshipi pishno pishno Okikurmui
kanto orun chikottotto pirka sake pirka tonoto
e nomi kar.
okayash aine tane ne kushu iyom antechup
chiepare ko Ainu-michi ainu hapo sake etokoikiu kotan epitta okai utar use-nishpa use-katkemat🚩
tushmak kane. shirk aine irukai tomta
iwan shintoko ror oraipa,
tutko rerko shir an kiko sake pirkawa
kamui e katnup nepne kushu pirka hura kamui hura chise upshor*
*e e tushnatki. tata otta nishpa utar katkematutar
uwekarpa. chise erupshi pirka mintar chi shireanu.
mintar kurka a un sanke wa inkarash ko
mintar okari katkematutar u shiyuk ko turpa kane
rimse hawe tununi tara. Ainu-hapo kamui shiri ne
↓ v/VI [📖150 左]
rimse atpa yupu kane, shirki chiki chi e yai kiror
ante kane. mintar tapka chi ra ko teshu
chi ra ko rewe noye chiki kane rapo kita
Ainu hekattar pirka hekattar toonta tanta
un chorpoke e hoyuppa un tukan ko chi tomte pon ai
chi ara pon ai chi peka peka chi eshikari kane
ainu pito utar un e kiroro ante kane. shirki aine
Ainu-michi kamui shiri ne herikashi otu henkuror
ore henkuror un ko anu kurkashike itak omare
ene okai i “inkar kushu chireshu kamui itak ash-
chiki pirka inu e ki kushne na, tane pakno
wen ash shiri o tui ash shiri e reshu ash wa okayash
a korka kamui puri ene okai i nepne kushu
tan an to otta kamui-moshir e orura ash ki shiri tapan.🚩
kamui e ne kushu tan tewa no kanto otta kamui e kor-
totto tekshama ke e ko hoshipi ki kushne na.”
itak kane pirka ku po pirka ai po u we unu
un ko tu shura shirki chiki Ainu-michi kor pon ai
chi peka peka peka. chi eshikari inau san pake
chi yai pekare chi ko yayoshura, ikichi ash awa
Ainu-michi un uina wa chinetopake pirka inau
kamui inau e tomte kar rorun purai kari un ahunke,🚩
orowano utar opitta u e sopki shisak tonoto
↓ vi/VI [📖151 左]
e uko ante chi okai anak kamui-huchi tura
kamui orushpe chi e uwe neusar kor inkar ash ko
chise upshor pirka inau kamui inau a e tomte kar
ikor nupek inau nupek shi ukopoye imeru kunne
chise upshor eshimaka an ramashu chi uwe shuye.chikpshopa chikupshopa ta chikup sho kesh ta nishpa-utarkal tapkar humi seppa rar kan tununi tara.
sake hawe he kamui riwakne uwe tununse🚩
katkemat utar. upopo hawe ronroratki, Ainu-michi
sake sanke uturu an ko ki sake hau tununi tara
Ainu-hapo ani puntari anpa kane chikupsho utur
e rututke utur an ko hechiri at pa yupu kane.
an ramashu chi uwe shuye,
ki aine no iku okake chi shiturire. tata orota
kamui huchi chi e tutkopak tap orowa Ainu michi
usa inau usa shito un e hopunire. tane anak ne
inau san ka wa kanto orun rikip ash kushne kushu ne
ruwe ne, ari keshorap tono upen kamui isoitak.
🔖6b [📖152–163]
↓ i/XII [📖152]
kamui yukar “tō hu wō”
“Tō hu wō”
Tapan nupuri
nupuri pake
henpara nakka
shirka nuye
okayash aine
nishmu kerai
tampe kushu
tam tur a no
chi e ante kar
soi wa samne
chi ewak chashi
chi yayoushi
chi uwanpare
ainu moshir
teshna tara
pirka neto🚩
neto kot tori
sai pake wa
sai kese wa
sai uturu
e chikurure
[下端]👀
トホリテ
kamui nupuri
chi e horari
kepushpe nuye
chi ko kipshirechiu
shine an to-ta
chi yay korpare
chi kar shirka
iyoikir kurka
tap orowa
chi oshiraye
yakura kurka
moshir kurka
ingarash ko
moshir so kurka
atuiso kurka
chi shire anu
neto kot chikap
makna tara
homar kane
repa chip utar
ko chopopatki
[下端]👀
ハタハタ47
an ramashu
chiuwe shuye
kimun iworsho
iworsho kurka
maknatara
iworsho pa wa
iworsho kesh wa
ainu menoko *
utar orke he
nitai uturu
echikurure
ratashkep ta
e umonpok
tushmak kane
kamuishinotcha
pirka shinotcha🚩
e uweneusarkenashsho kenash rapok
ko ronroratki
an ramashu
chiuwe shuye.🚩
on ramkashuchie yai chi e katu ka
chi e yai katu
↓ ii/XII [📖153]
chak akse kushu
tan rui wōse
chi okani mai
kotpa kane
moshir kurkashi
chi ko hawoshura
tap orowa
chise upshoro
chi ko shikiru
amset kashi
chi osorushi
enu ki awa
kan anta no kane
yainu ash kushu
inkar ash awa
nupuri kesh ta
nupuri keshun kur
toyara sarush
wen ara sarushheshu mokor heshuipa
ko oteitek wa
okai aan ko
rapoki ta
[3, 4行目]👀
?
wōse ash wa
e ramu tui kushu
oan nokpuye
ko rikoshma
newa anpe
rushka kushu
un ko chorauki
ki kuni etoko
e emushruike
ki kor okai.
chi nukat chiki
chi enushi kari
nep wenpuri🚩
chi kor kushu
hawokai ashi
newa kushu
toyara sarush
wenara sarush
katkor shiri
okai ta an
yainu ash kane
soi wa sam ne
chi oshir aye
↓ iii/XII [📖154]
toi ar asarush
wen ara sarush
un chise ta
paye ash wa
apa sermak a
chi kotuk kane
itak ash hawe
ene okai
“Usaine tapshui
Toyara sarush
wen ar asarush
katkor shiri
chi oyamoktena
nep wenpuri
chi korkushu
chi ki wōse
newa kushu
e e ramutui
ki ap kushu
e rushkap hean”
itak ash awa
Toyara sarush🚩
Wen ara sarush
hopuni humi
shiu kosanu
chisoyekatta
un nukat chiki
“hup sar! hup sar!
neptap teta
nupuri pa unpe
Wose wenkur
ye hawe anna
e renkap kushu
chi oar nokpui
un ko rikoshma
chi rushka kushu
e ko chorauki ash
ki kushne awa
e ek shiri an.
shiknu ihomap
tusa i homap”
itak keseta
yupke tamkur
un ko terke re
shirki chiki
turush kinra ne
[下から 6, 7行目]👀
?
↓ iv/XII [📖155]
un ko hetani
nep wenpuri
chi kor kushu
iki ash ika
shom one awa
nep wen itak
chi ki wa kushu
Toyara sarush
Wen ara sarush
katkor shiri
okaichiki
chi okai nakka
chiko yai sana
sapte kane
orowano
tapan kenashsho
kenashsho paun
kenashsho keshun
uko terke ash
a e uko kur🚩
upshne upsh ne
kipne korka🚩
ape samta
chimip takupi
hayok sakkunip
chi nep ne kushu
irukai tomta
chi tumam kata
chi rupne kamnochi
chi nokan kamnochi🚩
ohau not charke
shiko payar🚩
tane anakne
chi ane uchi
a un ko kekke
yaiwennukar
chi ki kane
yai oshkor keutum
chi yai kore.
ari an ko oyakta terke🚩
“Achiu achiu
tori kanchiu”
chi tuye amset
amset kashi
chi ororushi
ikorka nuye
↓ v/XII [📖156]
Tomi ka nuye
chi ko kip shirechiu
okayash awa
shine ani ta
chi un chise he
chise kashi ke
Pashkur okkayo
e horari
itak hawe
ene okai
“ingar kushu
Pase kamui
shinupur kamui
itakash chiki
pirkano nuyan
anpe tapne
ainu-moshir
moshirsho kata
nupuri pa un kur
kamui rametok
nishmu kushu
soita soine wa
ainu moshir
moshirsho kashi
uwanpare wa
onram kashu
katu chakakke
ki wakushu
tan rui wose
ko hawoshura awa
* newa anpe
nupuri keshunkur
ehomatu wa
oan nokpuye
rikoshma kiwa
rushka katu
om an ikiri
nupuripa unkur
nupuri keshunkur
tapan ukoiki
e uko ashi
kiruwene.
nupuri kesh un kur
yupke tara
tumi eshiyuk
tumi e hayok
↓ vi/XII [📖157]
kip nekushu
nep echiu ruwe
a erampeutek
kip ne korka
nupuri pa un kur
pase kamui
shisak ramet ok
iki korkai ki
hayok sak shiri
rutekne shiri
ki iko ash
nepne kushu
tane anakne
pasekamui🚩
a yai wen nukare
ki ko tomno
shirki kina
Ainu moshir
moshirsho kata
pase kamui
utar orke he
u watte yakka
hosarpa kamui
shinen ka isam
ki wa kushu
kanto otta
shipase kamui
kamui rametok
chi ko ashuranu
ki hawe nena
oro tunash no
nupuri pa unkur
pase kamui
kashi opash kunak
ramu kiyan”
hawash chiki
“pashkur okkayo
nep ye ki ko
so ne he ki”🚩
yainu ash kusu🚩
senne ponno
chi ekottanu
ikorka nuye
tomi ka nuye
chi ko kipshirechiu
okayash ki ko
[ashuranu の二つ目の u に対して]👀
i?
↓ vii/XII [📖158]
Pashkur okkayo
ye setak pe
newa ne yakne
kotom korkaiki
tomota newa
chi un chise he
penetu poki
panetupoki
tokpa tokpa
itak ne ki kushnep
chish ne oman
“tane anakne
senne pirkap
an kotom no
iramu ash na
pase kamui
ouse hosari
inkar poka
ki wa un kore.”
ari okaipe
e chish ko itako le o tu itak na🚩
ore itak na
shipi kane
onramkashu
hawokai kushu
chi tam tarara
ainu-moshir
moshir-sho kashi
chi ko he kiru
inkar ash awa
senne kashui
inkar ash kuni
chi ramu a i
sonno ka un
nupuri-pa un-kur
chi ak tono ke
hayok sak kunip
nep ne kushunupuripa nupurikesh unpe
toyara sarush
wenara sarush
shi anno karar
moshirsho kata
retarpone he
chi shine anu
↓ viii/XII [📖159]
chi nukar chiki
chi konram konna
turushi tara
“pashkur okkayo
shirun okkayo
un ko unpirma
ki shiri ne yakun
na a tunashno
chi ko ashuranu
un e kar kar
ki neshki ne.”
yainu ash kane
chi matke humi
shiu ko sanu
chi e hayokpe
kamui hayokpe
upshor orke
chi ko shikiru
shoi wa sam wa
chi oshikiru
rikun kanto
kanto apa
chi yai posore
ranke kanto
chi yai posore
nochiu o kanto
urar o kanto
shine ikin ne
chi yai posore
ainu moshir
moshirsho kashi🚩
chi or anke ash
nupuri keshun pe
un chise he
chi ko shirepa
apa sermaka
chikotuk kane
itak ash hawe
e ne okai
“Toyara sarush
wenara sarush
nep ikkewe
e onepare
nupuri-pa unkur
chi ak tonoke
e un ko raike
↓ ix/XII [📖160]
ki ruwe taan.
i kemnu kunipi kau ikatchiu kunip
tanepo konna
e attom sama
ko yaitek ani
ki shiri tapan
hetak soine
hokure soine
ukoiki an ro.”
itakash awa
chise upshor wa
Toyara sarush
chi shoye katta
shirki chiki
Apa enkashi🚩ko chi ko shi et aye🚩
okayash awa
Toyara sarush
tekkaki po
rikuiruke
ra unruke
“hup sar! hup sar!
neptap teta
hawe ash apkor
inu ash awa
nepka isam”
itak kane
rikkush chikap
mauko seru
ra kush ch tori🚩
mau ko reru
tap orowa
au o terke.
shirki chiki
apa sermak
chi kotuk kotuk
kanna ruino
“Toyara sarush
wenara sarush
hokure soine
ukoiki an ro”
itak ash orowa
apa enkashi
chi ko shie taye ko
↓ x/XII [📖161]
Toyara sarush
Chisoye katta
rikkush chikap
mau ko seru
rakush tori
mauko seru.
ari an iki
tuno iwan shui
e yai ramshitne
im akake ta
apa enka un
un ko shikraye
“hup sar! hup sar!
neptap teta
kokka tokse
kokka reuke
ye hawe ana
shiknu ihoma p
tusa ihomap
katkor shiri
okai pe neya”
itak kese ta
yupke tam kur
un ko terere
shirki chiki
ikemnu kunip
chi ne p ne kushu
tam kur etok
peken rera ne
chi e char arse
toyara sarush
wenara sarush
tum am shirkashi
o tu op sakir
o re op sakir
chi e okte kar
ne i kor achi
op etoko
toyara sarush
otu kam nochi
o re kam nochi
chi e kotpa kar
toyara sarush
humse tura
shi enka un
un ko tam shuye
↓ xi/XII [📖162]
kip ne korka
irukai ne ko
a ne uchi hi
chi ko kekke kar
kenashsho kashi
retar pone he
chi hor akpare
hum okake
chak ko sanu.
tap orowa
nupuri-pa un kur
ouse pone he
chi um omare
pone netopa
chi un renkare
chi ak tono ke
tuima ramachi
hanke ramachi
chi ko noshpa kar
kor neto pa kewe he.
chi ko hoshi pi re
teeta shirka
teeta nanka
chi ko e kar kar.
yuppo ari
ak po ari
u ek apash
tap or owa
teeta kor achi
nupuri pa ke
chi ak tono ke
e horari ruwe
chi eramushinne
Ainu moshir
moshirsho kashi
chi ra ko teshu
chi ra ko chupu
kanto orun
chi un chise he
chi ko hekomo.
ramma kane
katkor kane
okayash ruwe ne.
e epakita
kamui otta
shino rametok
↓ xii/XII [📖163 左]
shino a o tuwaship
chi numke ki wa
ainu moshitta🚩
nupuri kese
chi epunkinere
ki ruwe tapan,
ari
Sarorui tono
pase kamui isoitak.
🔖6c [📖164–238]
↓ i/LXXV [📖164]
Nekoniki wa
shiko kunip
paro kunip
ane nankora
tapan tumunchi
tumunchi hontom
a ko or am at o []👀 物ゴトワカッテ来タ🚩
chi kai hekachi
chi kai teinep
a nep ne kushu
ainu nishap
nish ap hontom o
a ko tam ani
iki an chiki
nish ap sak ainu []👀 スネキッタ人間🚩
uko karkarse []👀 コロンデアソフ🚩
tu wenpa ka mui
re wenpa kamui
oshir o tatpa
enu ki kane
ponno poro an ko
Ainu om tom []👀 モモ i マナカ🚩
a ko tam ani []👀 キル
a inu penram
a ko tam ani
u wepaki ta
por o an ki ko
sonn o tam ani
ainu pen rekut
a ko tam etaye
enu ki kane []👀 ソーシテ来タ ソーヤッテ🚩
tumunchi patek
rorumpe patek
monraike ne
a ki kane.
tumi turashi
wenpe turashi
toi repunpe
utarorke he
a ko tam ani
tane tui kushne
kotpoke ta
tuwenpa kamui
rewen pa kamui
oshiro tatpa
↓ ii/LXXV [📖165]
ene ha wokai
Ponya unpe
e iki awa
a o kai ut ar an ak
hapur kin a nep
ha pur mun nep
a ne kushu
e at chi raike []👀 一ペンニコロス
e iye kar kar
ki shiri ne y akka
sone ohonno []👀 ナガイ
e iki i he an []👀 ?ソーイフ風ニデキルデセウカ🚩
Om an pesh un kur
kamui rametok
yairwaki kor
shine tureshnu
Okkayo sama
kon ramet ok
kor shinetok
moshittui kata
e petturaship
isam ruwe ne,
men oko sam a
kor ituren
kor shinetok
kamui otta ka
ainu otta ka
aritek sakka
kiruwe ne
huipa kita []👀 イツカ
ne pakita []👀 ナンドキカ
moire tunash
iki yakkaiki
O m anpesh un kur
kamui rametok
eyaitunankane []👀 デアフ
enu ki ki wa
Omanpesh un kur
an rapoki []👀 マケタラ
e kari yakne []👀 生厓バカニシテ🚩
shukup nur auk ot []👀 嘲テヤル
shukup chipiyep
e kor kushne na
ha wokai chi ki
ta anpe mashkin
tumi kinra ne
↓ iii/LXXV [📖166]
wenpe kinra ne
a e keutum konna
turushi tara
kunne hene
tok ap hene
tumi ne kunip
a e keutum konna
shin ochit ara []👀 アソビノヤウ ユカイニオモフ
ki aine no []👀 (元気ツイタ)🚩
hun ak pake ta
a koiki kunip
seta kikiri
toi kikiri
a ko kerkeri.
tata oro ta
kamui nish kashi
a ko rikoshma
tanep o konna
tumi shuikere
wenpe shuikere
a ki ki wa
a kor kot an
a ko hekomo
nep keu ka ta
nep kashit a
nekon iki wa
shi ko kunip
paro kunip
a ne wa tap ne
shukup tur ashi
rorunpe pa tek
tumunchi patek
a e ritne shikup [ne の上]👀 ne
nep ikkeu ne
ne p motone
toi repunpe
wen repunpe
utarorke he
chi tuye rushui
chi raike rushui
iye kar kar
emko sam a
chi ko shomo kur
yai ka tanu
i ye kar kar
shukup tur ashi
↓ iv/LXXV [📖167]
tumi tui kata
neta an kot an [neta に対して]👀 neita
neit a an moshir
re kor katu
Omanpesh ne wa
Omanpesh unpe
kon rametoki
kor shimoye
e i shit omare
kihawe
ok ai a wa
iyunin nemanup
nikap ne manup
a ki humi okai kushu
a e ishitom are
Omanpesh kot an
tuk ari ke he
a tuye shiri
okai chi ki
tu ok keutum ne
re ok keutum ne
a e nan ka konna
rapna tar a
rapoket a
a hushko piri
a ashir piri
pir pake wa
pir kese wa
tat kar arsesem kor achi shi ko pa yar
nei kor achi
a ekeutum konna []👀 わカ心
haukepaye []👀 今ニキゼツスルヤウ 弱フナソロ🚩
turush paye.
tomota wenko
atui tumu
a ko ra woshma
o tu ma kai kai
o re ma kai kai
a u ta sare
kaparpe kasa
kasa sho kashi
chi u kururu
e tor kot imi []👀 キモノ
a mi kosonte
otu sashi pechi
↓ v/LXXV [📖168]
ore sash pechi
ipish kani ke
chi utasare
a pir pake he
a pir kese he
shippo chiu humi
a e keutum konna
tat kararse []👀 マカサル48ヤウニ
↓ vi/LXXV [📖169]
↓ vii/LXXV [📖170]
↓ viii/LXXV [📖171]
↓ ix/LXXV [📖172]
↓ x/LXXV [📖173]
↓ xi/LXXV [📖174]
↓ xii/LXXV [📖175]
↓ xiii/LXXV [📖176]
↓ xiv/LXXV [📖177]
↓ xv/LXXV [📖178]
↓ xvi/LXXV [📖179]
↓ xvii/LXXV [📖180]
↓ xviii/LXXV [📖181]
↓ xix/LXXV [📖182]
↓ xx/LXXV [📖183]
↓ xxi/LXXV [📖184]
↓ xxii/LXXV [📖185]
↓ xxiii/LXXV [📖186]
…Oma Omanpeshunmat🚩e oshikkur🚩koteki kotpa kane🚩
↓ xxiv/LXXV [📖187]
↓ xxv/LXXV [📖188]
↓ xxvi/LXXV [📖189]
↓ xxvii/LXXV [📖190]
↓ xxviii/LXXV [📖191]
iwatarappe []👀 ?
↓ xxix/LXXV [📖192]
↓ xxx/LXXV [📖193]
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↓ xxxi/LXXV [📖194]
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↓ xxxii/LXXV [📖195]
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↓ xxxiii/LXXV [📖196]
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↓ xxxiv/LXXV [📖197]
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↓ xxxv/LXXV [📖198]
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↓ xxxvi/LXXV [📖199]
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↓ xxxvii/LXXV [📖200]
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↓ xxxviii/LXXV [📖201]
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↓ xxxix/LXXV [📖202]
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↓ xl/LXXV [📖203]
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↓ xli/LXXV [📖204]
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↓ xlii/LXXV [📖205]
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↓ xliii/LXXV [📖206]
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↓ xliv/LXXV [📖207]
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↓ xlv/LXXV [📖208]
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↓ xlvi/LXXV [📖209]
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↓ xlvii/LXXV [📖210]
…
okkayo shone
tunpa maikan
tununitara
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↓ xlviii/LXXV [📖211]
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↓ xlix/LXXV [📖212]
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↓ l/LXXV [📖213]
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↓ li/LXXV [📖214]
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↓ lii/LXXV [📖215]
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↓ liii/LXXV [📖216]
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↓ liv/LXXV [📖217]
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↓ lv/LXXV [📖218]
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↓ lvi/LXXV [📖219]
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↓ lvii/LXXV [📖220]
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↓ lviii/LXXV [📖221]
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↓ lix/LXXV [📖222]
{凡例, 総目次, 📚06, 🔖6c, 6c-xl} 🔙戻る
↓ lx/LXXV [📖223]
↓ lxi/LXXV [📖224]
↓ lxii/LXXV [📖225]
↓ lxiii/LXXV [📖226]
↓ lxiv/LXXV [📖227]
↓ lxv/LXXV [📖228]
↓ lxvi/LXXV [📖229]
↓ lxvii/LXXV [📖230]
↓ lxviii/LXXV [📖231]
↓ lxix/LXXV [📖232]
↓ lxx/LXXV [📖233]
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↓ lxxi/LXXV [📖234]
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↓ lxxii/LXXV [📖235]
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↓ lxxiii/LXXV [📖236]
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↓ lxxiv/LXXV [📖237]
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↓ lxxv/LXXV [📖238]
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続き → 🔖2a
↓ 06 アイヌ語 9行 [📖239 左]
👀
kurehe ne-wa he? オレノ本名ヂャナイ🚩
tusup (和人ノ tusup) ハ神職🚩
👀
Remanda rera Chire kara humi🚩
Chise ash poka emen kane.
= penut Kuru kan isamitura.🚩
👀
新年翰🚩ari ashiri pa a uk kusu ashiri erauketupa🚩
akomau kopirika kuni ne utashpapakno🚩
yaiomompe kare an kusu ne.🚩
Uwomonpe kare yan! = yaieyam 大事ニナサイ。🚩
[akomau に対して]👀
*
[a uk の a に対して]👀
私ダチ⭐
📚02 [ノート 2 📖41–68 より]
↓ 02 表紙 [📖41, 42 右]
[上端]👀
幸恵 ノート 神謡集原稿
I
ノート ブクク🚩
Yukiye
🔖2a [📖43–66]
↓ i/XXIV [📖43 右]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ ii/XXIV [📖44]
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↓ iii/XXIV [📖45]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ iv/XXIV [📖46]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ v/XXIV [📖47]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ vi/XXIV [📖48]
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↓ vii/XXIV [📖49]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ viii/XXIV [📖50]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ ix/XXIV [📖51]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ x/XXIV [📖52]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xi/XXIV [📖53]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xii/XXIV [📖54]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xiii/XXIV [📖55]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xiv/XXIV [📖56]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xv/XXIV [📖57]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xvi/XXIV [📖58]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xvii/XXIV [📖59]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xviii/XXIV [📖60]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xix/XXIV [📖61]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a} 🔙戻る
↓ xx/XXIV [📖62]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a, 2a-x} 🔙戻る
↓ xxi/XXIV [📖63]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a, 2a-x} 🔙戻る
↓ xxii/XXIV [📖64]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a, 2a-x} 🔙戻る
↓ xxiii/XXIV [📖65]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a, 2a-x} 🔙戻る
↓ xxiv/XXIV [📖66]
{凡例, 総目次, 🔖6c, 6c-lxxv, 📚02, 🔖2a, 2a-xx} 🔙戻る
↓ 02 裏表紙 [📖68 左]
[上下逆さま 縦書き]
1—5
2—1 *
3—3
2—2
0—1🚩
10—5
須内み🚩
渡邉による注
※以下では ↩ と似た矢印によって注の対象となっている箇所に戻れる。
- 新字体の「恵」か旧字体の「惠」かで表記の揺れが見られるが、参考文献の書誌に関してはそれぞれの表記に従い、それ以外は知里幸惠本人の記述に基づいて基本的に旧字体を使った。ただし、金田一の記述と思しき 📚02 の表紙 [📖41, 42 右] のものは新字体とみなした。
cf. 3f-iv [📖80] 智惠, 3z-ii [📖140] 穗
↩︎ - 参09, p. 28 に「1922 (大正11) 年 7月に、平取の平村コタンピラが金田一宅へ寄りユカㇻを演じたとき、金田一のとった各句頭のメモをもとに、いっしょにじっと聴いていた幸惠が、あとで一週間ほどかけて完全復元したというもの」とある。ノート 4, 5 には二冊を跨いで完結している「蘆丸の曲 (Shupne Shirka)」の別伝が含まれているらしく、日高沙流郡の鍋沢ワカルパによる未完結の本伝と共に金田一の『ユーカラ集 : アイヌ叙事詩 第8』に収録されている。知里幸惠のアイヌ語が幌別方言とされるのに対して、これらのアイヌ語は沙流方言とされる。
↩︎ - この文献の良さは「解説や書誌の存在」や「紙の本であること」が主と思われる。視認性を⾼める為であろう色調の加工はむしろ仇となって、特に⽇本語部分に於いて解読が困難になっている箇所が散⾒される。また、解説や書誌はこのページを作る際の助けになったものの、この解説は主に知里幸惠や折り返し (sákehe) に関するものであり、解読や読解の助けになる様なものではない。どちらかと言うとコレクター向けに思われるが、このページや他の⽂献などと照らし合わせながら読むつもりであれば、実際に手に取って読めるこの文献を買ってみるのも良いかも知れない。
本を収める為のエメラルドグリーンの箱は個人的に好みだ。👍
↩︎ - 基本的には解読用の字典/辞典や書道にも使われる書法字典などと見比べながら文脈に沿って解読していくことになるが、今回は参考文献の 1 ~ 10 もあるので、少なくとも日本語部分に大きな誤読は無いと思いたい。ちなみに、簡体字対応の手書き入力も解読のヒントに成り得る。
↩︎ - 「4 ローマ字表記上のきまり」に「一語であっても二語のアクセントで発音される語はハイフン[-]を入れて書く。」とあるが、これは見出しでの表記についてであって、それ以外でのハイフンはアクセントではなく語構成や語源を示す為に使われていると思われる。
↩︎ - 念の為自分の目で原文を確認したいが、ネット上には公開されていない様だ。ところで 参07 の “解題”, p. 3 には「さてあとで送られた 2冊のノートのうち、残りの 1冊には、1行が 5音節や 4音節等で 1 ~ 47 までの章節に分けられた韻文が訳文なしで筆記されている。」とあり、ノート 2 のことを言っている様に思われる。当時はその様な認識だったのだろうか。表紙 [📖41, 42] に「神謡集原稿」と書かれているからか?
↩︎ - 弟の一人である知里真志保による『アイヌ民譚集』とは異なる。
↩︎ - 旭川市博物館 (旧称 旭川郷土博物館) に所蔵されているという、1920年から1921年にかけての冬に書かれたとされる遺稿をここに加えるなら、「第零」もあるということになる。また、金田一 1959 の “自序” で彼が「一冊は私の四十年間書き入れたユーカラ語彙いっぱいのもの、一冊は知里幸恵手沢本で、全面的に誤りを是正した無二の参考書だった」と言う 2冊の「バチラーのアイヌ辞典」が、終戦直後に盗難・売却され、送られた製紙工場で仙花紙にされてしまったらしい。
↩︎ - ノートでは 🪶1a, 🪶1b, 🪶1c, 🪶1d, 🪶1e; 🪶3f, 🪶3p, {🪶3r, 🪶3t}, 🪶3v, 🪶3w, 🪶3x, 🪶3y, 🪶3z; 🔖3e, 🔖3h; 🔖6a, 🔖6b が神謡とされる。🪶3r と 🪶3t は繋がっている為、17個の神謡が書かれているということになる。この内、🪶1a と 🔖3e では折り返し (sákehe) が明示されていない。
細かく分けると、🪶3w, 🪶3x; 🔖3h は人文神謡 (oyna) であり、他は自然神謡 (kamuyyukar, kamuykar) である。
🔖6c, 🔖2a の英雄詞曲 (yúkar) などと同じく、🔖3e; 🔖6a, 🔖6b には知里幸惠による和訳が無い。
↩︎ - 青空文庫では語句の間のスペースは常に一つずつとなっている。
↩︎ - 神謡に限らずアイヌ語の韻文に於ける句の長さとしては 5音節が最も好まれ、次に 4音節が好まれるとされ、折り返しは句の境界に挿入される為、ある程度は挿入箇所を推測できる。
↩︎ - 文字の薄さ、熟れた筆跡、比較対象の少なさ、内容の専門性など、解読を難しくさせる要素が特に多い。単に知里幸惠が筆記用具を変えただけというものも混ざるかも知れない。
↩︎ - 「単語を探す」という機能で「辞典から」のみにチェックを入れた場合の検索結果へのリンクを共有したい場合、下記のURLの「XXX」を書き換えて検索したい文字列にすると良い。
https://ainugo.nam.go.jp/search/word?word=XXX&typeDict=on&person=&matCd=&minLineCd=&maxLineCd=
↩︎ - このページでは、現代で行われなくなった古い仮名遣を正誤の区別なく全て含める場合に「旧仮名遣」と言い、その中でも語史やその扱い方などに基づいて決められた正しさに従う仮名遣のみを指す場合に「歴史的仮名遣」と言う。後者では、現代語で同音価となった文字や文字列は自由に使えるという訳ではなく、英語等の綴りや漢字と同じく、正しい仮名遣を覚えるまでは辞書などで逐一調べる必要がある。例えば歴史的仮名遣に於いて「居る」は「いる」や「おる」とはならず「ゐる」か「をる」となり、「通る」は「とおる」や「とをる」とはならず「とほる」となる。
ところで、あらゆる辞書は使い始める前に凡例を読んでおくことをお勧めする。凡例を読んだことのある人間と無い人間とでは、辞書を引いた時に得られる情報の質や量に大きな差が出る。
ちなみに、Windows 11 のローマ字入力に於いて「ゐ」は wyi で、「ゑ」は wye で打てる。
↩︎ - 先ず銀のしずく記念館の “知里幸恵とは” や『ユーカラ鑑賞 アイヌ民族の叙事詩』の “神謡とその背景” 、中川裕補訂の『アイヌ神謡集』の p. 159–211 などを読んで、知里幸惠の家庭環境や『アイヌ神謡集』出版までの経緯、自然神謡 (kamuyyukar, kamuykar) と人文神謡 (oyna) の違い、神謡と同じく韻文である英雄詞曲 (yúkar, sakorpe, yayrap, haw, hawki) や散文である酋長談 (uwepeker, tuitak) に示唆される民族の歴史、神謡と他の物語を決定的に分ける折り返し (sákehe) の特徴、カムイの序列などを大まかに把握しておくことをお勧めする。
野田サトルの「ゴールデンカムイ」からの抜粋である「アシㇼパごはん」で文化の一端を垣間見ておくのも面白いかも知れない。🐿️🧠
(時に深刻な、抜粋故のネタバレにご注意。)
cf. asirpa, hinna
↩︎ - 参01 ~ 参05 に於ける和訳は全て萩中美枝 (知里真志保の 3人目の妻) によるものだが、そのことについて 参01 と 参02 それぞれの “幸恵ノートに関する覚え書” に次の様にある。
参01, p. 1–2:
幸恵自身の訳も随所に見られるが、文化課の意向にしたがって私が訳した。ただし、原文のローマ字と、幸恵の覚え書きは忠実に写し取って載せた。
参02, p. 96:
幸恵の訳も随所に見られるが、文化課の意向にしたがって私が訳し、註を添えた。第 3項目の「ききんを司る神が自分の体験を物語る話」には、まん中あたりの 7ページほどが全く訳がなく、金田一京助博士の手による訳と覚え書きのメモが、わずかに見えるが、原文のローマ字と幸恵自身の手による覚え書き以外は省いた。
↩︎ - これはペンネームであり、本名は野上ふさ子という。1972年にアイヌ語を学び始めたらしく、北海道各地を旅する中で出会った多くのおじいさん (エカシ) やおばあさん (フチ) の一人、静内の農村で一人暮らしをしていた福嶋コハナ (福島小花) という、出会い当時79歳のアイヌ語話者の女性からこの名を与えられたらしい。特に断り無く「フチ」や「ポロ・フチ」と書いてある時はこの女性を指す様だ。“改訂版への追記”「アイヌ文化は未来に生きる」の p. 254–255 に次の様にある。
私が本書の第一章を書いたときは、フチと出会って一年足らずの二十四歳の時だった。たちまちアイヌ語を覚えてしまった〝物識り〟だというので、フチからポン・フチ (年下の・おばあさん) というあだ名をもらった。フチとポン・フチといえば、姉と妹のおばあさんきょうだいという意味になる。年は孫ほどもかけ離れているがまるで姉妹のようにアイヌ語の話が通じあうというわけである。アイヌの社会では、年よりは知恵の豊かな人という意味もあり、敬いの念がこめられている。私は有難くこのあだ名を頂戴し、ペンネームに使わせて頂くことにした。
ところで彼女は「アイヌ」という言葉を、特定の民族を指す言葉としてだけでなく「侵略者」以外の全ての人間を指す言葉として、自身のことも含めて使っている様だ。その「侵略者」のことは主に「シサム」や「シャモ」と呼び、「和人」や「日本人」をその自称とし、これらの言葉を自身のことは含めずに使っている様だ。ただ、上記の通りアイヌ語は彼女の母語ではなく、彼女の他の著書を出版している彩流社の紹介文には「新潟県南魚沼市生まれ」などとある。また、p. 245 の「原住民アイヌの世界に向かうことを決意」や p. 249 の「アイヌの人々の役に立つこと、喜こび楽しんでもらえることから始めようと決心」、p. 252 の「アイヌ語を学ぶことは、アイヌの世界観、人と自然とが溶けあい、主客が合一する世界へと入って行くこと」、彩流社の紹介文の「アイヌの生き方に共感」など、彼女が「アイヌ」との間に自他の境界を認識していた時期の存在を示唆する表現も散見される。さらに福嶋からは「シサムの話でもいいから、何でも語んなさい!」と言われたらしい。親族の民族や母語などの不明な点は残るものの、この様に事実としての素性にも彼女自身の認識にも、解釈次第ではアイヌ語話者からの認識にも、大和民族であるかの様な特徴が窺える為、おそらく変更不能な属性として「アイヌ」や「侵略者」などの言葉を使っている訳ではないのだと思われる。
ちなみに、北海道のアイヌ政策推進局アイヌ政策課の “令和5年 北海道アイヌ生活実態調査” に於ける「アイヌ」という言葉は「地域社会でアイヌの血を受け継いでいると思われる方、また、婚姻・養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる方」と定義されており、その該当者は11, 450人とされる。また、“人口推計 各年10月1日現在人口 令和2年国勢調査基準 統計表” によれば令和 5年 (2023年) 10月の日本人 (国籍) の人口は全国で121,193,000人、北海道で5,041,000人と推計され、“在留外国人統計テーブルデータ(国籍・地域別 在留資格別 都道府県別 年齢・性別)” によれば同年12月の北海道にはベトナム人が12,313人、中国人が9,755人、インドネシア人が5,555人いたとされる。
cf. enciw, エゾ, エミシ, エビス; 内地人 (3q-v [📖105]); 主客合一, 純粋経験, 自認;
注の次項👇
↩︎ - この本には 🔖6c, 🔖2a の英雄詞曲 (yúkar) “Omanpesh un mat” の他、福嶋コハナ (福島小花) による短編が 3つ、他者の文献からの短編が 9つ載っているが、和訳は全てポン・フチによるものとなっており、アイヌ語は全て縦書きのカタカナとなっている。
また、他の参考文献が民俗学や言語学などの学問を軸として思想や感情を殆ど込めずに書かれているのに対してこの本は、近代的な文明 (文字や学問を含む) や神仏を崇める宗教 (神道, 仏教, キリスト教, イスラム教) を否定する形で、ポン・フチという個人の思想あるいは彼女によって代表された「アイヌ」という集団の思想を軸として、日本や日本語などに対する怒りや蔑みなどの感情を強く込めて書かれている。“第二刷への追記” の p. 244 に次の様にある。
アイヌモシリ-アイヌプリ-アイヌイタックの復活と実現に向けて、この文明奴隷制帝国の解体に向けて、アイヌモシリの闘いは更に深化・発展していく。
cf. 原始共同体, 原始共産制;
注の前項👆
↩︎ - 参09 では旭川市博物館所蔵の遺稿のものを A、ノート 3 の 🪶3x を B、『アイヌ神謡集』のもの (🦉11 {ア|日}) を C として、同名の神謡を呼び分けている。
↩︎ - 「真塩」や「真潮」を歴史的仮名遣で書くと共に「ましほ」となる為、ひょっとしたら「真志保」もこれらと同様にハ行転呼を適用して読むべきなのではないかと疑ってしまったが、金田一京助との共著である『りくんべつの翁』のはしがきを見ると、現代仮名遣の文章でありながら「眞志保」に対するルビが「ましお」ではなく「ましほ」となっている。歴史的仮名遣も現代仮名遣も正しく理解していたであろう彼らが、名前に間違ったルビの付いたままで出版を許したとは流石に考え難い為、やはり「真志保 (眞志保)」はハ行転呼を適用せずに読むべきなのだろう。
↩︎ - 初版の復刻本が登別市の書店で買えるらしい。
↩︎ - 情報提供者 @okokkoituren に感謝。
cf. situmpe, okokko, ituren; oha; 白老, mokor, túnas
↩︎ - 北海道のアイヌ政策推進局アイヌ政策課の “令和5年 北海道アイヌ生活実態調査” の報告書 p. 51 によれば、有効回答数472人のアンケートに於ける「アイヌ語についてどの程度できるか」という質問に対して「会話ができる」と解答したのは全体の 0.8% で60歳以上のみ、「少し会話ができる」と回答したのは全体の 8.9% で全ての年齢層だった様だ。母語話者が含まれていたかはわからない。
アイヌ語に限らず何らかの言語を非母語話者として学ぶ場合、何を重視するかは人によって異なるが、もし母語話者らしさを重視するなら、母語話者の音声を聴く必要がある。余裕があれば、学習対象の言語だけでなく自分の母語の特徴も学んで、自分の癖を把握しておくことをお勧めする。
↩︎ - 国会会議録 (第131回国会 参議院 内閣委員会 第7号 平成 6年11月24日) に「私は、アイヌの国、北海道沙流川のほとり、二風谷に生をうけた萱野茂というアイヌです。意気地のない者、至らない者、私なので、昔のアイヌのようにアイヌの言葉を上手には言えないけれども、(以下略)」とある。また、彼のアイヌ語音声をある程度聴いてみた所、下記の点が印象に残った。
(a) 破裂音の有声無声の対立が無いというよりも、その対立を持つ言語の話者が無声音だけ使っているかの様な印象を受ける。
(b) 小書きの ㇻ, ㇼ, ㇽ, ㇾ, ㇿ の音価となる音節末子音の存在をなかなか感じられず、ただの ラ, リ, ル, レ, ロ の音価との区別が非常に難しい。少なくとも音声学的な意味での母音の有無で対立している様には聞こえない。
cf. 樺太方言, 母音重複 (full vocalization), 入聲; アクセント
(c) 沙流方言について一般的に言われるアクセントの規則と合わない様に聞こえる例が多い。むしろ渡島方言の規則 (先行する閉音節か第三音節にアクセント) を感じる。
(d) wV (V は母音字) の直前の Ci (C は子音字または文字無し) の音価がウ段拗音に聞こえる例がある。e.g. erampokiwen
cf. poniwne, 歴史的仮名遣
(e) t, s の音価が歯音に聞こえる例がある。e.g. imontasa
これらはアイヌ語沙流方言の本来の特徴なのだろうか。それとも彼はアイヌ語の他の方言や日本語の影響を強く受けたアイヌ語沙流方言の話者なのだろうか。単に私が未熟なだけなのだろうか。識者の見解が知りたい。何にしても、本などの情報からは得難い母語話者らしさの様にも感じられる (c), (d), (e) の特徴を持つ彼が全くの非母語話者だとは思えないし、『萱野茂のアイヌ語辞典』のCD-ROM版の凡例 h_hanrei.ebk や書籍版のはしがきにある「母語として使っていたアイヌがつくったアイヌ語辞典」という言葉を出来る限り信じたい。ひょっとしたら (a), (b) は「アイヌ語を全く知らない初心者の方々に」という意識で丁寧に発音した結果なのかも知れない。
↩︎ - 箱裏面に「必要なハード及びソフトウエアの環境」として次の様にある。
[Windows]
CPU: Pentium 166MHz以上
メモリ: 64MB以上 (推奨)
CD-ROMドライブ: 8倍速以上
ディスプレイ: 640×480ドット、256色以上表示可能なモニター
使用OS: Microsoft Windows 95/98
[Macintosh]
CPU: PowerPC
メモリ: 64MB以上 (推奨)
CD-ROMドライブ: 8倍速以上
ディスプレイ: 640×480ドット、256色以上表示可能なモニター
使用OS: 日本語版 漢字Talk 7.5 Mac OS 7.6以上
ちなみに私のパソコン (Windows 11, x64) ではインストールできない様だ。とは言え、CD-ROM に収録されている8144個の萱野茂の音声ファイルは iTunes でもそのまま問題無く再生できるし、凡例の書かれたファイル h_hanrei.ebk や様々なテキストファイルも、読み難さはあるものの大事な部分は何とか理解できる。音声ファイルは見出し用の XXX_YY_s.aif (X, Y は数字) が8038個、なぞなぞ用のものが問題 nazo_qXX.aif と解答 nazo_aXX.aif でそれぞれ31個、ことわざ用の koto_XX.aif が44個ある。見出し用の XXX_YY_s.aif の音声は、国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブのスマホ用辞書検索で「*」と検索した時に表示される8750件から『萱野茂のアイヌ語辞典 増補版』の補遺編529件などを除いた分の音声に当たると思われるが、この検索結果ページのソースに見える XXX_YY_s.m4a という音声ファイルは再生が出来ない。ウェブサイト上で音声を聴きたい場合はパソコン用のページで検索する必要があるが、こちらでは「*」と検索すると「読み込み中」のまま結果が表示されない。また、CD-ROM にある他のファイル (QTVR画像 84点, ビデオ映像 27点, 挿し絵 143点) も今のところ開く術が見当たらない。
↩︎ - 無料で問題無く便利に使えると感じるが、アプリ内でお金を払えばさらに内容を充実させられる様だ。ただ、このアプリに於ける「¥」は日本円ではなく人民元を指す様なので、支払い額にご注意。
日本では明治時代に「両 (兩)」から「円 (圓)」に単位が変わり、中国では元々「円 (圓)」が使われていたが、中国語の音韻変化によって「円 (圓)」と「元」の担う字音から対立が失われ、共に拼音 yuán に対応する字音を担う様になったことで、示される語義は「円 (圓)」のものからほぼ変わらぬまま、使われる漢字だけが「元」になったということの様だ。
cf.
Nixongo: 円 (圓) vén (ヱン), 元 gwén (グヱン)
Tyuŋ Kág Ym: 円 (圓) gwyen, 元 ŋwyan
1a-i [📖7] ヱンクㇽ (wenkur)
↩︎ - 参01, p. 70 では「真物」、参07, p. 74 では「真個」とされている。
↩︎ - cf. 1a-i [📖7] ヱンクㇽ (wenkur)
↩︎ - 参01, p. 90 では「真当」、参08, p. 24 や 参10, p. 152 では「真個」とされている。
↩︎ - 太い円筒形の部分とそこに付いた細い取っ手か注ぎ口の様な部分とを持つ何かの絵が描かれた後、その半分ほどが線で潰されている。
↩︎ - cf. 1a-i [📖7] ヱンクㇽ (wenkur)
↩︎ - 参01, p. 123 でもチェとされているが、語源からするとチエとすべきかも知れない。
↩︎ - 参08, p. 38 では「布」とされている。
cf. 3q-iv [📖104] 親切, 3s-vi [📖118] 切株, 3z-ii [📖140] 切りました; 3q-v [📖105] 昆布
↩︎ - 文頭が明確に大文字の A とわかる形で書かれているのに対して、Atuitoki と kari の間では「大きな a」の様な形で書かれており、Atui なのか atui なのか判然としない。
↩︎ - 両口の提子の絵が描かれている。
↩︎ - 「が」の変体仮名として「可」に濁点の付いたものが使われている。変体仮名としては非常によく使われるものだが、知里幸惠のノートでは少ない。誤って書いてしまった「の」の形を活かす為の工夫と思われる。
↩︎ - この👀から 3u-v [📖127] の👀までの和訳は金田一によるものと思われる。
↩︎ - 仏教用語になってしまうが、「法力」の様なものと思われる。参08, p. 64 では「方術」とされている。3u-x [📖132 左] の最後にある知里幸惠の言葉も参照せよ。
↩︎ - 参08, p. 64 では「立ち上がって」とされている。ただし、これはノートにそう書いてあると解釈してのものというよりも、「起って」を「たちあがって」と読むと解釈してのものと思われる。
↩︎ - ノートではくの字点を寝かせたものが使われている。
↩︎ - 対応する和訳が欠けていることを示していると思しき円が pushpa の上と共に描かれている。
↩︎ - ここでは「し」の変体仮名として「志」が使われている。変体仮名としては非常によく使われるものだが、知里幸惠のノートでは珍しい。必然性がある様には見受けられないが、ひょっとしたら直前の「ま」の書き方が特殊であることと何か関係があるのかも知れない。
↩︎ - 参07, p. 120 では「見返ると」とされている。
↩︎ - 「ヱ」はワ行エ段の片仮名である為、wenkur の we に当てるのは翻字として極々自然で妥当だが、日本語の中央方言の音韻史に於いて13~14世紀にはア行の「エ」と音価の対立が無くなり、共にいかにもヤ行的な音声 [je] になっていたとされる。
ノート 1, 2 の表紙 [📖1, 2], [📖41, 42] に yukiye, Yukiye と書いてあることから、知里幸惠の話す日本語もこの音韻変化を被った方言であったことが窺える。ただ、ノート 6 の表紙 [📖143, 144] では yukie とある為、アイヌ語の形態素境界に生じる渡り音と同様なのかも知れない。ノート 3 の表紙 [📖69, 70] では判読不能。
ちなみに、「ヱ」は「惠 (恵)」の草体が元になっている。
cf. 3f-iv [📖80] サマヱクㇽ (Samayekur), 3n-i [📖93] キケチノヱ (kikecinoye)
↩︎ - 参07, p. 42 では「視力の足らない眼」とされている。
↩︎ - 「簸」は「み」、「𥳽て」は「ひて」と読むのだと思われるが、同ページ左端では「簸る」を「ひる」と読ませている。また、片仮名の使い方や元の文字列を綺麗に残す修正の仕方からすると、これは金田一京助などの他者による修正かも知れない。
ちなみに一般的に「簸 (み)」は「箕」とも書かれ、この漢字は上代特殊仮名遣のミ乙を担う訓仮名としても使われる。「ムイ」と「簸/箕 (ミ乙, 平安アクセント [低低])」の関係は「カムイ」と「神 (カ + ミ乙, 平安アクセント [低低])」の関係に近い様だ。ただし、そえぞれの組に於いてアイヌ語と日本語のどちらの単語が元になったのか、あるいは第三の言語などを介して別々に発生したのか、たまたま酷似しているだけで実は全く無関係の単語なのか、よくわからない。
cf. Okikirmui (Okikirmuy), Okikurmui (Okikurmuy), Okikurmi
↩︎ - ノートではくの字点を寝かせたものが使われている。
↩︎ - 北海道方言の助動詞とされる「さる」を使ったものと思しき「捲かさる」という言葉が知里真志保の『分類アイヌ語辞典 第3巻 (人間篇)』にも見える。北海道以外では青森県でも似た用法で使われる様だが、この書き込みは岩手県出身で24歳の時に初めて北海道に渡ったとされる金田一によるものではなく、北海道出身の知里真志保によるものなのかも知れない。他の書き込みはどうだろうか。特に「ウ」の書き方の違いが気になるが、読み手がいることを意識しているか否かの問題かも知れない。確証がある訳ではないが、知里幸惠本人によるものではない様に思われる。
知里幸惠: 3f-ii [📖78] イナウ, 3n-i [📖93] イナウ, etc.
金田一京助: 3j-i [📖91 左] デセウ, 1b-iii [📖19] デセウ
vs. 6c-ii [📖165] デセウ; 6c-iii [📖166] ヤウ, 6c-iv [📖167] ヤウ, 6c-v [📖168] ヤウ
cf. ページ最下部の動画
↩︎ - 「精一杯」のセイに「勢」を当てた上で、その一般的な草体よりもさらに省略して書いてあるということかも知れない。「切」にも見える。情報求む。
↩︎
あおぎり高校 @aogiri1027;
石狩 あかり @akari0415 (主演), 大代 真白 @mashiro0529 (出演).
栞葉 るり @ShiorihaRuri, ペコ @peco_35 (編).
※YouTube で見れば、各動画に対して送られたコメントも読める。VTuber に馴染みの無い人にとっては意味不明であろうものも多いが、「さる」のニュアンスなどに関して参考になるものもいくつかある。ちなみに、私💯は VTuber をアバターとする説は信じない。中の人などいない。ついでに言うと、(彼ら彼女らが何をしようと御本人にとって) 幸せならOKです👍。