「水道水にカップ5杯の重曹を入れてグルグル…」岐阜県・池田温泉「高級旅館」の部屋風呂に“温泉偽装”疑惑 ヌルヌルと評判のお湯の真実は…“夜逃げ”オーナーは直撃に「誰からのリークなの? それ」
岐阜県揖斐郡池田町が運営する「池田温泉」。日帰り温泉施設に併設された宿泊施設「池田温泉旅館 たち川」は、食事つきで1人1泊約4万〜5万円ほどかかる、高級旅館だ。 【写真】「カップ5杯の重曹をグルグル…」従業員がお湯に重曹を入れる瞬間、HPに掲載されていた「白濁したお湯」
しかし7月31日、この旅館から人影が消え、入り口には〈事業を停止することとなりました〉という紙切れが貼られていた。「池田温泉」が入る温泉施設の2階と3階で旅館とレストランを経営していた「株式会社たち川」は、池田町に収めるべき施設使用料である約228万円が未納で、町長から督促状を出されていた。オーナー・A氏はこれを納める期限の直前に“夜逃げ”したのだ。 「池田温泉旅館 たち川」の従業員は、この計画を事前に知らされていたという。そしてA氏が主導していた「温泉偽装」についても、赤裸々に明かしたのだった——。【全3回の第2回。第1回から読む】
紹介サイトで「全室に露天温泉風呂完備」
「池田温泉」は1995年に池田町が掘削した天然温泉。ヌルヌルとした肌触りの泉質が特徴の温泉で、地元客のみならず多くの観光客が訪れる人気スポットだ。 2003年にオープンした『池田温泉 新館』の宿泊施設部分は「株式会社たち川」が2019年から委託を受けて「池田温泉旅館 たち川」を運営してきた。池田町について知るライターが語る。 「新館施設の1階部分は町営の日帰り温泉施設『池田温泉』で、日帰り客も宿泊客もみんながここに入ります。2階がレストラン、3階が宿泊施設となり、そこを運営していたのが『株式会社たち川』です。 温泉の特徴は、なんと言ってもヌルヌルのお湯。『池田温泉旅館 たち川』もこの温泉をウリに、“高級志向”でA氏がプロモーションなどに力を入れ、観光客に人気の旅館になりました」 大手宿泊予約サイトのランキングでは度々1位になるなど、人気宿として評判を集めていた「池田温泉旅館 たち川」。5つの宿泊部屋にはそれぞれに「檜風呂」「信楽焼五右衛門風呂」などこだわりの部屋風呂がついていて、ある宿泊施設の紹介サイトでは次のようなキャッチコピーが踊っていた。 〈全5室だけの岐阜県内で希少な客室内に温泉付き〉〈高純度の天然アルカリ温泉全室に露天温泉風呂完備〉〈東海地区で泊まって良かったお部屋1位! 獲得〉 1階にある町営の「池田温泉」だけでなく、3階の部屋風呂でも温泉に浸かれると書いてあるのだが——「池田温泉旅館 たち川」の従業員は、こう打ち明けるのだ。 「実は、部屋風呂は温泉を引いておらず、ただの水道水なんです……。部屋の宿泊が決まると、部屋の清掃員がお湯を張り、常備してある計量カップに重曹を入れて、粉が消えるように下からグルグルかき混ぜるんです。 少なくとも3年前からはやっていて、オーナーは『重曹入れておいてね』と当然のように従業員に伝えますし、私も重曹を入れたことは何度もあります……私はカップに5杯、山盛りの重曹を入れていました」
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