人口600人の離島にコンビニ開店 島民「心に余裕ができた」 福岡

能古島にオープンしたノコマート=福岡市西区の能古島で2025年7月29日午後2時29分、井上和也撮影 拡大
能古島にオープンしたノコマート=福岡市西区の能古島で2025年7月29日午後2時29分、井上和也撮影

 博多湾に浮かぶ能古島(福岡市西区)に、コンビニエンスストア「ノコマート」が開店した。県内に10島ある有人島でコンビニができたのは初めてだという。島民たちは食品や飲み物などが島内で気軽に買えるようになったと喜んでいる。

 能古島は周囲約12キロで、人口約600人。姪浜渡船場からフェリーで約10分の距離にあり、豊かな自然を楽しめることでインバウンドも含め多くの観光客が訪れている。島内にはかつて5地区それぞれに商店があったが、2019年に最後の1店が閉店。買い物はフェリーを使うか、移動販売や宅配などに頼っていた。

「ノコマート」の浅羽雄一店長=福岡市西区の能古島で2025年7月24日午後2時26分、井上和也撮影 拡大
「ノコマート」の浅羽雄一店長=福岡市西区の能古島で2025年7月24日午後2時26分、井上和也撮影

 18日にオープンしたノコマートは、山崎製パンがチェーン展開する小売り店舗「ヤマザキショップ」の一つ。能古渡船場そばの商業施設の一角にあり、本田康太郎さん(49)と浅羽雄一さん(59)の市内からの移住者で共同経営している。約40平方メートルの店内には700種類の商品が並んでおり、平日で約100人、休日で約200人が利用。当初の予想を上回る数だという。

 50代の男性は「食べ物など日常買うのが難しかった物がものすごく手軽に買えるようになって心に余裕ができた」と笑顔。60代の女性は「甘い物が食べたい時に即買えるし、品物も豊富なので助かる」とうれしそうに語った。

 営業時間は午前8時から午後6時。店長の浅羽さんは「赤字にならないようにして、とにかく長く続けていきたい。将来的には配達も考えたい」と話している。【井上和也】

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