【スクープ】岐阜県の名所・池田温泉の人気旅館が突然の閉鎖 町が運営委託した事業者が“夜逃げ”していた! 町長からは228万円の督促状、従業員が告発する「オーナーの計画」 給料も未払いに
町長から届いていた「督促状」
「今年に入ってから、一部の従業員の給料への未払いが続いているんです。未払いが続いたある日、痺れを切らした従業員が『いつもらえるんですか』と聞くと、A氏は開き直ったように“会社は潰れる”“国からもらってください”といったことを言い出した。 それからは『7月30日以降の客は全てキャンセルしろ』『それ以降はここには入れないからね』などと従業員に説明がされました。そしてなぜか、『町にはバレないように、ホームページは直前までそのままにしておく』などと、町が運営する『池田温泉』に黙って、レストランや宿泊施設を閉める計画をスタートさせたんです」 なぜ町に黙って“夜逃げ”を図るのか——その理由のひとつは、A氏のもとに届いていた「督促状」だったようだ。NEWSポストセブンが入手したこの督促状には、池田町長からA氏に当てて、こう書かれている。 〈5月分までの施設使用料等の未納が7月25日時点で2,288,097円ございますので、(中略)7月31日(木)までに金融機関または役場会計課にて納入していただきますようお願いいたします〉 「A氏は『町が客を集めないから悪い』というようなことを言っていました。未納金についても払う気がないといった態度で、納入の期限までに“夜逃げ”する手筈を整えたんです」(前出の従業員) そして温泉の定休日である7月30日、A氏は冒頭の描写のように“夜逃げ”を遂行したのだった。翌日、人影のない新館の入り口には、担当弁護士の名前とともに、次のように記された一枚の紙切れが貼られていた。 〈株式会社たち川は、事業を停止することとなりました〉 〈株式会社たち川が占有していた場所及び当該場所内の動産については、当職らが専有管理いたしますので、無断の立ち入り及び搬出等をすることを固く禁じます〉
ホームページも全消し
前述の通り、新館1階は町営の日帰り温泉である。〈占有していた場所及び当該場所内の動産〉とは2階、3階部分のことを指すのだろう。翌日、この張り紙を見た町の関係者にとっては“寝耳に水”だった。突然の“夜逃げ”に、池田町は混乱状態に陥っている。 「池田温泉旅館 たち川」のホームページは、8月1日までに閲覧ができなくなった。「池田温泉」のホームページからも、これまで掲載されていた「池田温泉旅館 たち川」に関する内容が、8月1日にまでに消えている。旅館は閉鎖されてしまったのだ。 さらにこの従業員は、『株式会社たち川』が行なっていた部屋風呂の“温泉偽装”についても、赤裸々に明かした——第2回記事では、「重曹風呂」の実態と、A氏への直撃取材の様子について報じる。 (第2回につづく)
【関連記事】
- 【つづきを読む→】「水道水にカップ5杯の重曹を入れてグルグル…」岐阜県・池田温泉「高級旅館」の部屋風呂に“温泉偽装”疑惑 ヌルヌルと評判のお湯の真実は…“夜逃げ”オーナーは直撃に「誰からのリークなの? それ」
- 【詳細を読む→】「寝耳に水で、どうしていくか…」池田温泉「高級旅館」の運営会社が“夜逃げ”、町の職員が明かした困惑「電話かけても留守電で、これはもうダメだなと」
- 【写真】オーナー・A氏が夜逃げする瞬間。翌日に貼られた貼り紙と、部屋風呂に混ぜられていた「重曹」
- 着色偽装発覚から15年、白骨温泉は今どうなっているか
- 《好きな人はリプください》『都営新宿線』車内でスカートをたくし上げて下着を露出する女性のSNS投稿が拡散 東京都交通局「撮影はお断りしている」