素潜りでサザエ漁に 70代の海女2人死亡 事故当時の波は穏やか 視界も良好 福井県坂井市三国町 海保が事故原因詳しく調べる
FBC福井放送
1日午前、坂井市三国町の海でサザエ漁をしていた70代の海女2人が死亡する事故がありました。2人は素潜りで漁をしていたということで、福井海上保安署が事故の原因を詳しく調べています。 【画像】もっと見る 現場付近の様子 水難事故があったのは、坂井市三国町の安島(あんとう)漁港の沖合200メートル付近です。 福井海上保安署によりますと、午前9時前、地元の漁業者から「素潜り漁をしていた女性を引き上げた」と、消防を通して通報がありました。 その後、漁港の南の海域で行方が分からなくなっていた別の女性も引き上げられ、それぞれ病院に搬送されましたが、2人とも死亡が確認されました。 死亡したのはいずれも坂井市内で漁業を営む70代の海女で、同日午前7時から10人近くで海に入り、素潜りでサザエ漁をしていたということです。 ■通報者 「重りをつけるから沈む。サザエを入れるおけを腰から巻いていて、それで沈む」 ■近隣住民 「亡くなった2人はみんなから慕われていて、海女さんで頑張っていて、親しくしていた」 事故当時、波は穏やかで視界は良かったということで、海上保安署が事故の原因を詳しく調べています。