中国戦線を指揮した旧日本軍の岡村寧次(やすじ)大将は後の漢口攻略戦を指揮する上で南京攻略戦に参加した部隊に聞き取りを行い、南京での日本軍の性的暴行や捕虜虐殺を確認したのです。岡村は「戦場体験記録」に「南京事件の轍を覆(ふ)まないための配慮」「軍、風紀所見」を記しています。
俗に言われる日本軍の「焼くな、犯すな、殺すな、奪うな」の四悪の絶対禁止はこのときの聴取に基づき岡村が発した綱紀粛正の訓令です。
司令官が発した訓令で後に日本軍の誉れのようにあつかわれた四悪禁止の訓令の存在を見ても南京での暴虐はなかったとしますか?