館山市南部の平砂浦海岸の砂浜に、クジラ4頭が打ち上げられているのが確認された。クジラは4頭とも31日朝までに沖に戻れずに死んだとみられ、県安房土木事務所は付近での埋設処理などを検討している。
関係機関の話を総合すると、クジラが打ち上げられているのがわかったのは29日午後6時半ごろ。目撃者から館山署に電話で通報があり、同署が同土木事務所に連絡した。
同土木事務所は、房総半島を含む太平洋沿岸に出されていた津波警報の解除を待って31日午前に現場に向かい、注意報は継続していたことから、少し離れた高台から4頭が死んでいるのを確認した。埋設処理する予定だが、今後の台風の動きなど天候を見ながら日程を決めるという。
平砂浦海岸でサーフィンをしていた人たちによると、クジラは30日午前の時点では4頭のうち少なくとも1頭が生きており、波打ち際の砂浜で尾びれをばたつかせるように動かしていた。現場の海岸では、台風9号の影響で29日から波が高い状態が続いており、押し寄せる波を受けてクジラたちの体の向きが時折変わる様子が見られたが、自分で体を動かしているかどうかは確認できなかった。
サーフィンをしていた男性は「重機でなければとても深いところへは逃がしてやれない。高い波でどうにかなってくれればいいんだけど」と、波打ち際から離れた小高い場所で心配そうに話していた。
(斎藤大宙)
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