東急沿線、参政党の得票目立つ JR中央線は国民民主や女性が躍進
空間政治学でみる東京㊤
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鉄道の歴史に詳しい政治学者の原武史氏(明治学院大学名誉教授)が提唱する「空間政治学」は、鉄道沿線や団地などの空間と政治の相関関係を分析する試みだ。6月の東京都議選と7月の参院選の投票行動をみると、沿線文化圏によって既成政党の勢力に変化がみられ、新興政党の台頭も目立った。地域別の影響や変化を原氏とともに読み解く。
6月22日投開票の都議選と7月20日投開票の参院選で躍進した国民民主党と参政党。原氏...