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【🙏考察】『祓除』三部作を通して考えてみる

さて、だいぶお祭り感は落ち着いてきましたが……
本編のアーカイブ配信期間、12/17(日)23:59まで延長したんですね!😊

この記事では、『祓除』の三部作(事前番組、本編、事後番組)全体を通しての考察をしていこうかと思います。

今回の作品はとても大掛かりで、赤レンガ倉庫でのイベント、SNS、テレビ放映、YouTube配信等、色んな媒体にまたがって展開されていきました。

ので、それらの色んなところからネタを拾って、ひとつのストーリーを見出してみようかと思います。
受け取る人によって、色んな解釈をする余地が残された終わり方でしたので、これもひとつの解釈だと理解してお読み頂けると幸いです。

以下は、三部作全てを視聴済の方が推奨の文章です。

◆気になった点

・事後番組を観たあと、まずは事前番組と本編を振り返って視聴しました。

↑の記事は『祓除』本編が “モキュメンタリー” だと公表される前の時点での記事です。
なので、モキュメンタリーの中の世界観に完全に乗っかって諸々書いてます。
……今、読み返すと恥ずかしいな。

今回は気分を入れかえて、「テレ東60周年イベント用の “モキュメンタリー作品『祓除』” を作ってたらなんやかんやあった」の世界観に浸かって考察します。

・ネタばらし後に、もう一度観直してみると印象が変わったり、腑に落ちたり、新たな謎が出たり、と違った楽しみ方ができて二度美味しいですね……

観直して、新たに出てきた疑問点などについて考えていこうと思います。


◎「予定していた進行」の内容とは?

・本来予定されていた終わり方について。
舞台袖での会話から読み取ると、「はけるタイミングが違った」「お客さんへの挨拶なしに終わった」点が問題だった?
唐突にぶった切って観客置いてきぼりの変な間合いのまま終了しましたもんね……

・でも、ほぼ全工程は終えてたとは思うんですよね。
2回目の「祓除の儀」って最後の締め括りのニュアンスに見えたし。

・ということは、制作陣の認識としては「お祓いやるって聞いてたけど、実際は禍や穢れを視聴者みんなで背負わされちゃったよ〜😣」エンドだったということでいいのかな?

・さすがにイベント当日によしぴよ氏が勝手に「チャンネルが〜調和が〜」と言い出したなら、舞台袖でそれについて言及あると思うので。
制作陣の思い描いていた構図では “「祓除の儀=穢れ拡散の儀式」というホラー作品” だったのだと推測される。

◎曰くつき映像の真偽

・イベントが創作だったのなら、その中で流された映像の全ても創作……つまりはフェイクだったのか?
それとも実は本物も混じっていたのではないか?
という点ですね。

・事前番組に出てきた怪文書じみたハガキと、事後番組に出てくる “視聴者からのクレーム” って文体や用語が似てませんか?
少なくとも事後番組に出てくるものは「本物」という扱いになるはず。
なので事前番組でテレ東に寄せられたという手紙や意見も実は「本物」なんじゃないかと考えてます。

↑SNSに投稿された「祓除するべき文書の例」も同じようなことを訴えていて似てる……

・「父親を亡くしてから塞ぎ込んでいた母親が、配信を見て元気を取り戻した」なんて、チャンネルが合って「父親の幽霊」でも見えるようになったのかな〜、とか想像してしまう🙄

・「抗議文」という題のクレーム文の意味をふんわり読み取ると「テレビ局は電磁石が “普通の鉄を磁石に変化させる” ように、“普通の人間を段階が上がった者に変化させてしまう” 力がある」ってことかな?

たぶん、この人は「電気・電磁」が人間の能力を変える力があると信じているっぽい。
そして、テレビ電波(電磁波)を扱うテレビ局にも、その力があると。

◎よしぴよ氏の仕事の流れ

ここで、よしぴよ氏のお仕事の動きを振り返ってみます。

◈祓除2ヶ月前 役者選定
→オーディションで選ばれる。

◈祓除 1ヶ月前 打ち合わせ
→よしぴよ氏が「プロレスみたいなもん」と言っていたのは、自身の演ずる「祓除師よしぴよ」がプロレスでいう、悪役(ヒール)のような立ち位置だから?

この時点で、やはり「“祓除師よしぴよ” が、穢れを視聴者に拡散する」ストーリーだったのだと伺えます。

◈10月30日 事前演出打ち合わせ
→リアルっぽさを求めて、よしぴよ氏にオリジナルの「お祓い儀式」を考えるよう指示
ここでよしぴよ氏は「お祓いはできない」と言っており、ただのスピリチュアル好きな一般人だとわかる。

◈11月の頭
→事前番組用の収録。
自宅収録と滝でのロケ。
「祓除師よしぴよ」の設定を練り上げて臨んだか。

✢祓除事前番組 テレビ放映
(11月8日深夜25:40)

✢11月18日 テレ東60祭『祓除』イベント
→これ以降、よしぴよ氏と連絡が取れなくなる。

◈祓除4日後(11月22日)
→SNSを辿って、よしぴよ氏の同級生である夏川さんにインタビュー。
「よしぴよ氏は優しい人、良い人」「死んだ飼い犬のことも未だに忘れずにいる」ようなことを言っている。

◈祓除5日後(11月23日)
→よしぴよ氏がSNSで大森さんに悪態をつく。(直後に削除された)

◈祓除6日後(11月24日)
→アポ無しで、よしぴよ氏の自宅へスタッフが向かう。
後に、寺内監督がその時に撮影していたインタビュー用のカメラには、よしぴよ氏の姿ではなく、何故か黒いノイズしか映っていなかったことがわかる。
(→私はここのノイズ、滝の音みたいに感じたな……)

✢『祓除』事後番組 テレビ放映
(11月29日深夜25:40)



◎槍玉に上げられること

・よしぴよ氏は『祓除』後、SNSで自身が槍玉に上げられていることを気に病んでいた様子。
(自分は台本通りに演じただけなのに、諸悪の根源のように言われまくることに腹を立てたり、落ち込んだりか?)

・よしぴよ氏の『X』別アカでは、マイク・タイソンの「SNSイジメに対するポスト」にいくつも “いいね” しているため、自身の境遇も「SNSイジメ」だと認識しているのだろう。



◎霊能力を開くUSB

・「祓除の儀」でも映した小花の映像。
色味が薄いと、テレビのホワイトノイズに似てる気がしますね……

画像

・“本当に「霊能力を開く」効果があったUSB“の中身を画面直撮りしていたのが、大森さんらしきシルエット。

そして、ボソボソと聞こえた声は、よしぴよ氏か。
「仁者は難きを先にして獲るを後にす、仁と謂うべし。」
と『論語』にある「鬼神を敬して〜」の一文に続くものが読み上げられている。

意味合いとしては「仁者(道徳的に完全な人。情け深い人。)は、他の人が嫌がることを自ら率先して行い、利益を後にする。これを『仁』という。」という感じみたい。


■大森×梨 対談インタビュー記事

毎回、大森さんが作品を手掛ける前後にはインタビュー記事がいくつか出ているんですけど。
これまでの感じだと、作品の「視聴後に読むと意味がわかる」ことを喋ってるんですよね〜


今回のは、これですね。
大森さんと梨さんの貴重なツーショット☺️

なので、今回もじっくり読み直して、その中で気になったフレーズなどをピックアップしてみますね。

文脈の意味合いよりも、使われてる単語を拾って、無理やりこじつけます。

_____

◈ドキュメンタリーを謳うことの暴力性

「本当は台本や構成が用意されているフィクションなのに、あくまでドキュメンタリーかのように見せるコンテンツは世の中に本当に多くて。個人的にその手法が好きじゃないんです。ドキュメンタリーを謳うことの暴力性に、作り手があまりに無自覚だし、それによって、ひどい時には事故も起こるので。」

(TOKION「祓除」対談より)

→これ、まさに今回のよしぴよ氏を巡る「SNSイジメ」のやつを指してますよね……?

◈死後の世界はある種の救い

「死後の世界が存在したり、人知の及ばない超常現象もありうると考えることが、ある種の救いになる。一種のセラピーとして。」

(TOKION「祓除」対談より)

→よしぴよ氏が「霊を消すことは出来ない」という方針の祓除師の設定を作ったり、死んだ飼い犬のことをいつまでも想ってたりすることを指している……?
よしぴよ氏の根底には「霊魂に消えてほしくない」という思いがあるように感じられる。

◈あのUSBはオカルトの自己啓発

「実在する新興宗教の理論のほうが、破綻していて安っぽかったりしますからね。」

「本物は何かしらの経済活動に結びついていることが多いですが、さすがにフィクションでそれはあり得ないので。」

(TOKION「祓除」対談より)

→“桐箱に入れられ通信販売されていたチープなUSB=経済活動に結びついている本物の力を持つ物品” を婉曲に表現?

◈思想に飲み込まれる人

「自分の名前も出して、生身の身体を使ってパフォーマンスをすることの限界というか、本人として活動している人ほど飲み込まれていきますよね。」

(TOKION「祓除」対談より)

→今回のよしぴよ氏じゃん……
“祓除師としての本人役” でイベントに出演。
祓除師の真似事して、USBを元に独自理論みたいの作って儀式やったら、本物の霊に飲み込まれちゃったよね……?

◈「いい人」とは

「仕事をするうえで、知識とか能力とか、いろいろ必要な要素はあると思うんですが、結局いい人としか仕事したくないですよね。」

(TOKION「祓除」対談より)

→よしぴよ氏の同級生がやたら「よしぴよは優しい人、いい人」って言ってたのに掛かるのでは?

■最終的な結論

さて、ここまで色々と情報を拾い集めて書いてきましたけども。

結局、どういうストーリーだったのかを端的に言うと「テレ東の穢れを、よしぴよ氏に全部乗っけて厄祓いしたよ!」だと考えました。

一番最初に予想してた安易なストーリーなんですけど、二転三転して、やっぱり本命はコレだったのかな……と。

このストーリーが頭に降ってくるに至った材料を挙げていきます。

①大森さんの意味深なポスト

「この滝から始まった物語も終結しました」
→おそらく、事前番組で行った滝ですよね。
そんなにストーリーに食い込んできた事柄ではないと感じるんですが……

なのにあえて、ここで持ち出してくるということは、あの黒い影はホンモノであり、あれを巡るお話だったということ?

そういえば、あの滝のある場所をモキュメンタリーのロケ地に選ぶ権限があるのは、誰?
大森さん……?

②梨さんの示した黒塗り

下のポストの二枚目。
青い画像が『祓除』の告知画像なんですが……
共同制作者名の最後の1人が黒塗りでぐしゃぐしゃにされてるんですよね。
不穏。

これ、もしかして「滝の黒い人影」さんだったりしません?


③同じようなことを訴えるクレーム

事前番組、事後番組とで出てきた怪文書みたいなクレーム。
どれも、“テレビ局が考え無しに危険なものを垂れ流している” かのような書き方でしたよね。

これらが本当に注意喚起をしているとしたら……?

実際に、後編番組の最後ではUSBのヤバい映像をテレビの電波に乗せちゃってますし……😓

④黒い影は山の祠の主?

事前番組に出てきた、お蔵入りした心霊番組の編集ファイルの映像。
祠の前にテレビアンテナ落ちてたやつ。
あれは、ホンモノだったんじゃないかな〜

山頂までの道中、滝の音がしていたので、よしぴよ氏の撮影をした滝のある山と同一なのではないでしょうか。

アンテナは不法投棄なのか、儀式的なものなのかは不明だけれども、あの祠には何か良くないものが居て。
それがテレビアンテナを介してテレ東に穢れを集めて悪さしていた、とか……?

それをどうにか無害化しようとしたのがテレ東大森さん。

④よしぴよ氏の最後の言葉

「仁者は難きを先にして獲るを後にす、仁と謂うべし。」

→これ、よしぴよ氏の「優しい人、いい人」っていう特性を利用して「他の人が嫌がることを率先してやってもらった」ことを指しているのでは……?
インタビュー記事の梨さんと大森さんの「いい人」発言が、なんか唐突感あるというか……ヒントだと思うのよね!

よしぴよ氏に、テレ東へのイベント開催の批判や、黒い人影の穢れを、一身に受けてもらったんだと思われる。

体調が劇的に悪くなり、目も見えにくくなって、カメラに真っ黒なノイズしか映らなくなったよしぴよ氏。
(カメラ真っ黒になる呪いなんて、役者として致命的では……!?)

どうにも立ち行かなくなった彼の最後のプライドの言葉のように聞こえたな……
「自分は情け深い “仁者” だから、他の人がやりたがらないこともやってあげたのだ」と。


_____

……というストーリーが思い浮かびました。
大森さん黒幕エンド(笑)

いやぁ、本当にすごい試みでしたよね。
制作メンバーの発表から沸き立ったし、まさかの三部作でキッチリ帳尻を合わせたし!
1ヶ月ちょっとの間、充分に『祓除』で楽しませてもらいました☺️

テレ東をはじめ、制作に携わった皆さんのこれからのご活躍も応援してます!

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ホラー作品の考察が大好きです。
【🙏考察】『祓除』三部作を通して考えてみる|はづき
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