親族14人のマイナンバーを不正に取得した疑い…所沢市役所の職員を逮捕 扶養控除の偽装申告目的か

2025年7月10日 18時38分
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 埼玉県警は10日、親族14人のマイナンバー(個人番号)を不正に取得したとして、マイナンバー法違反(職権乱用収集)の疑いで所沢市職員の田中海斗容疑者(31)=東京都八王子市=を逮捕した。県警によると、職権乱用収集容疑での逮捕は全国初。

◆延べ40人以上の扶養を申請

 県警は、田中容疑者が親族の収入を調べ、自身の扶養に入れることで税の控除や還付を受ける目的だったとみている。これまでに延べ40人以上の扶養を申請していたといい、詐欺容疑も視野に調べる。

職員の逮捕を受けて記者会見した埼玉県所沢市の小野塚勝俊市長(右)から2人目)ら=所沢市役所で

 逮捕容疑では、市民税課の主任だった2023年2月27日~同3月23日、市役所のパソコンで住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)にアクセスし、親族14人の個人番号を不正に収集したとされる。「自分や妻の扶養に入れられるかどうか調べるためだった」と容疑を認めているという。
 市によると、田中容疑者は扶養控除の偽装申告で200万円以上を不正に得ていたが、市に返還済みだという。
 県警によると、親族14人は30~90代の男女。市が内部告発を受け、2024年11月、県警に相談していた。小野塚勝俊市長は記者会見で「信頼を損なう結果になり、深くおわび申し上げます。再発防止策を進め、信頼回復に努めます」と述べた。

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