あしたは8月6日じゃけぇね 〜平和の声が届く部屋in広島〜

8月5日の夜―。全国から届いた“平和の声”に耳をすませます。

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広島出身あ~ちゃん、HIPPY、ポルノグラフィティと平和を考える夜【Eテレ】

あしたは8月6日じゃけぇね ~平和の声が届く部屋 in 広島~
【放送予定】8月5日(火) [Eテレ] 午後9:00


 

Perfumeあ~ちゃんと、HIPPY(シンガーソングライター)の広島出身コンビがMCを務める「あしたは8月6日じゃけぇね ~平和の声が届く部屋 in 広島~」。
全国から届いた「平和や戦争に対する率直な声・もやもやする気持ち」を、広島の原爆の日の前夜にご紹介していきます。

番組には、ポルノグラフィティも登場。NHK広島放送局の被爆80年プロジェクトのテーマソング「言伝 ―ことづて―」を、一夜限りのスペシャルバージョンでお届けします。
また、手記を原作とした80年前の“8月5日”を描くショートドラマには、常盤貴子さんが出演します。

ふだん「戦争の番組を見るのは怖い」と感じている方にこそ見てもらいたい、“平和への入口”番組を目指しました。
 

MCのあ~ちゃんとHIPPYさん、ポルノグラフィティのお2人にお話を伺いました。
 

🔷“つなぐ”ことを考えるきっかけに(あ~ちゃん)


Q.全国からさまざまな「平和の声」が届いていました。MCを務められたご感想からお聞かせください。

あ~ちゃん: 8月6日を前に、皆さんの素直な気持ちを紹介できてよかったです。印象的だったのは、「平和を願っているけど自分に何ができるだろう?」「広島出身じゃなくても平和を願う活動をしてもいいの?」というお便りです。私も広島出身ながら、何かを“つなぐ”ための活動はできていただろうかと考えるきっかけにもなりましたし、出身地関係なく、気軽に平和への関心を持ち続けることがすごく重要だと思いました。
 
HIPPY: みんなの思い、一人ひとりの思いをいつもよりもっと近くに感じられたように思いました。それぞれが抱える悩みを素直に言い合えたことで、この番組を観てくれる方の中にも“もしかしたら自分にも何かできることがあるんじゃないか”という種が芽生えるのではないかなという気がします。

あしたは8月6日じゃけぇね 画像

 

🔷互いに心の扉をノックし合いながら(HIPPY)


Q.収録スタイルや司会のコンビ感についてもお聞かせください。

あ~ちゃん: ラジオ風のスタイルのおかげで、皆さんの声やお便りをたくさん届けられたのでとてもよかったです! HIPPYさんとの掛け合いも広島弁をまじえながら自然にできましたし、(岡野)昭仁さんにも「2人ともえぇグルーヴ感じゃねえ」とおっしゃっていただけてうれしかったです。

HIPPYさんは、どんな人に対しても寛容で、どんな意見でも受け止めてくれる懐の深い方なので、皆さんの声も深いところまで伺えた気がします。HIPPYさんが「自分の家族が戦争に遭ったとして考えてみるのはどう?」とおっしゃっていましたが、皆さんもこの番組をきっかけに「平和ってなんだろう?」「自分は何をしたらいいんだろう?」と家族や身近な方々といろいろ話し合ってもらえるとうれしいです。
 
HIPPY: いつもはカチっとした形でお伝えするようなことを、ちょっとかわいらしい落ち着く空間で、番組だということを忘れるくらいリラックスして話すことができたのではないかと思います。

あ~ちゃんは、「広島出身だけど何もしていない」と話していましたが、僕がやっている原爆の語り部活動に敬意を表してくださったり、皆さんからのお便りも真剣に受け止めたりされていて、まずは関心を持ってもらうことが大事だと僕も気づかされました。今日は、互いに心の扉をノックし合いながらより深くお話しすることができて本当によかったです!

あしたは8月6日じゃけぇね 画像

 

🔷自分ごととして、同じような気持ちで見てほしい


Q.広島に原爆が投下された8月6日の前日にこの番組を放送することで、どんな思いが伝わると感じましたか?

あ~ちゃん: 番組でもお伝えしますが、80年前の8月6日の前日、8月5日の夜は、みんなふだん通りの日常を過ごされていたそうです。家族で星を見ながら語っていたり、それって全然遠くない今と変わらない過ごし方ですよね。それが、翌朝にはあんな惨劇に見舞われました。平和な明日が来ることを当たり前に思っている私たちだけど、多くの犠牲があったこと、そして先人が力を尽くしてくださったおかげで今があるということを、少しでも心に留めていたいなと感じました。

スタジオのセットも、80年前の被爆前夜の星空をイメージして作られています。番組に関わる皆さんとともに、情熱的に、ロマンチックな時間を過ごすことができましたので、見てくださる皆さんにも少しでも同じような気持ちを感じてもらえたらいいなと思います。
 
HIPPY: 改めて“悲惨さ”というよりも“そこに生活があった”という温もりを感じられる前日であったらいいなと思いました。それをみんなと分かち合えたら、「無かったこと」にさせないための一歩にできるのではないかと思います。

80年前の8月5日、そこに「平和公園」というものはなく、にぎやかな町があって、それぞれに住所があって、今の僕たちと変わらない暮らしがあったんです。しかし次の日には自分の家族がいなくなって、自分の町や暮らしもなくなって…。

「自分だったらどうする?この先生きていけるのか?」「失った悲しみや孤独に耐えられるのか?」ということを、より自分ごととして感じてもらえるとうれしいです。

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🔷ポルノグラフィティのお2人よりメッセージ

あしたは8月6日じゃけぇね 画像

岡野昭仁さん

僕たちの住んでいたところは、広島県ではありますが原爆の被害が大きかった場所から少し離れた因島です。プロジェクトの一環でさまざまなお話を伺った際、認識に少し差があったと考えさせられる瞬間もあり、知らなかったことや忘れていたことなどにも気付くことができました。

今の時代、日本にいると戦争や核などをそれほど身近には感じられない方も少なくないと思います。でも実際は、決してそうではありません。被爆80年プロジェクトのテーマソングとして作った「言伝 ―ことづて―」を聞いた方々が、緊急事態への危機を想像し、何かに目を向けたり、知識を入れたりすることの大事さに気付いていただけるのであれば、このプロジェクトに参加させていただいた意味はあったのかなと思います。
 

新藤晴一さん

アコースティックでアレンジでの「言伝 ーことづてー」を皆さんの前で演奏したのは今回が初めてです。

被爆80年プロジェクトのテーマソングではありますが、平和を唱える啓発ソングでもなく、抽象的な曲でもなく、できるだけポップスにしたいなと思って作りました。番組では、お便りで反響をいただきましたが、これが我々にできる“つなぐ”ということなのかなと実感することができました。

このプロジェクトに関わらせていただくまでは、僕も小学校で平和学習をしていたころよりは意識が薄れていた気がしています。番組や楽曲を通して、自分たちも含めてですが、少し色あせていたものをもう一度色付けするような機会にしてもらえたらうれしいです。
 


あしたは8月6日じゃけぇね ~平和の声が届く部屋 in 広島~

【放送予定】8月5日(火) [Eテレ] 午後9:00  

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