“残業代ゼロ”に文句を言う人たちの根本的な勘違い「サラリーマンは成果で評価せよ」竹中平蔵氏が緊急提言
「転落国家」日本の停滞を招いた“致命的な病”とは
林: 先生がやるべきだと言っている8個を、今の議院内閣制でやっても、僕は通る気がしないんですよね。経営者はみんな労働市場改革を求めているけれど、通らない。 竹中: 通らないですよね。 林: そうやって、やるべきことが決まっているのにできていないだけですよね。 竹中: その通りです。かつて経済財政諮問会議で、当時のトヨタの会長が「何をやればいいかをここで議論する必要はない。本屋に行けば全部書いてある」と言っていました。
官僚の抵抗「とんでもなかった」不良債権処理の舞台裏を告白
林: そんな中、竹中先生もこれだけの功労者なのに、大変な誹謗中傷を浴びせられて大変ですよね。先生がいなかったら不良債権処理とか進まなかったわけですから。 竹中: まあ、不良債権処理のときは大変でしたね。あれは損出しなんです。1億円で買ったマンションの価値が5,000万円になった。でも1億円の借金は残っている。この差額の5,000万円の損を出してしまわない限り、新たな投資はできない。あのとき、このままだと日本発の金融恐慌が起こるかもしれない、「もしも日本が不良債権を償却しないならば、世界は日本を償却するだろう」とまで書かれていたんです。 林: 族議員や官僚の抵抗もとんでもなかったんじゃないですか。 竹中: とんでもなかったですよ。
なぜ竹中平蔵は“悪者”にされたのか「派遣は労働者が守られている制度」
林: そうやって日本を救うことを体を張ってやったのに、SNSでは「私腹を肥やすためにやった」みたいにめちゃくちゃ誤解されている。派遣で格差を広げた悪の権化みたいに言われて。 竹中: 派遣のこともね、働いている人の中で派遣の割合はどのくらいかと言うと、みんな3割とか言うけど、違いますよ。最近増えて3%です。 林: ええ! 竹中: 非正規雇用は3分の1ぐらいいますが、その中で派遣はごく一部なんですよ。あとは契約社員やパート、アルバイト。派遣は非正規の中では、監督者責任が明確で労働者が守られている制度なんです。だから海外でも結構あるわけで、それなのに、いろいろとそういう風に面白おかしく言う人たちがいる。これはもう思考停止なんでしょうね。 林: もし次回があるなら「竹中先生の言い訳スペシャル」をやりたいんですよ。言い訳と言いつつ、実は全然悪くないじゃん、誤解じゃん、という話ばかりだと思うんで。