あなたはあなたを生きなさい。
東京在住の女性M様から「今日は誕生日だから、熱海の海で泳ぎたい」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。熱海駅前で待ち合わせて海岸に向かったら、津波注意報が鳴り響いた。これは危険だねと言うことで、我が家に向かった。スイカを食べて、きなこもちを食べたら、お腹がいっぱいになって昼寝をした。想像以上に疲れが溜まっていたみたいで、数時間のつもりが一日中寝た。せっかくの誕生日なのにごめんねと言ったら、M様も「私もすごい寝ちゃった」と言った。
途中、何度かM様と話した。M様は「手相を見てもらったら、あなたは組織には向いていないと言われた」と言った。組織で働きながら、自分は組織に向いていないと感じている人は、少なくないと思う。大学を辞めた時、学校なんて大嫌いだったのに、大嫌いな学校を辞めることが怖かった。帰属先を失って、宇宙に放り出される心許なさに震えた。それでも、ああでもない、こうでもないと色々と試しているうちに、今の生き方に落ち着いた。当時は帰属先を失うことを恐れていたが、今は何かに帰属することを恐れるようになった。
M様は「自分は、自分が思っている以上にさみしん坊の暴れん坊なんだなって思った」と言った。承認欲求が強くて、自分が素敵だなと思った人から褒められたいと思ってしまう。執着も強くて、彼氏が友達と泊まりに行くと「なんであたしとじゃないの」と焼きもちを焼く。自分の気持ちを伝えることができなくて、相手より自分を責める方向にエネルギーを使ってしまう。本音を言おうとすると、頭の中が真っ白になってしまって涙が出る。執着とか、承認欲求とか、どうにかしたい。自分の中にあるさみしさとか、どうにかしたい。
安易な慰めの言葉は言えなかった。M様を見ていたら、M様の悲しみがこちら側に浸透してきて、わかるはずもないのに「わかるよ」という気持ちになった。自分だったらこうするとか、自分だったらこう思うとか、そういうものは余計だと思った。私は私で、M様はM様で、自分の輪郭を失うギリギリのところまで耳を傾けていると、悲しみの必然が押し寄せて、自分を見失いそうになる。人の話を聞くと言うのは、命を賭けた行為なのだと思う。命を賭けながら、ギリギリのところで自分を保ち、痛切ないのちの交歓に身を捩らせる。
世界は優しさを示したがっている。人は人に優しくしたいと思う生き物なのだと思う。それが、時折うまくいかなくて、人間を嫌いになってしまったり、自分の殻に閉じこもってしまうだけなのだと思う。きっと全部は繋がっている。自分を愛せなければ人も愛せないと言われるけれど、人を愛せなければ自分も愛せないのだと思う。自分を愛するということは、自分の人生を愛することだと思う。自分の人生を愛することができた時、他人の人生も愛せるようになるのだと思う。執着があってもいいから、承認欲求があってもいいから、あなたはあなたを生きなさい。自分の中にさみしさがあってもいいから、弱くても、惨めでも、情けなくてもいいから、あなたはあなたを生きなさい。自分が自分の人生を受け入れて肯定する時、その姿が、誰かにとっての光になるのだと思う。
おおまかな予定
7月31日(木)東京都新宿区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
いいなと思ったら応援しよう!
ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


コメント