「オオカミ少年になるわけにはいかない」

 森隆志・気象庁長官(当時)が昨年の記者会見でたびたび口にした言葉に危機感がにじんでいた。集中豪雨をもたらす線状降水帯の発生予測をめぐり、気象庁の情報発信への信頼が揺らぎかねない事態になっているからだ。

 球磨川などが氾濫(はんらん)した、2020年7月の熊…

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