「国際金融資本家がメディアを牛耳っている」
〈『極右』『陰謀論者』と(政治家が)メディアからレッテルを貼られるのも、国際金融資本家がメディアを牛耳っている背景があるからです〉
これは、昨年6月に発刊された神谷氏の著作『参政党ドリル』の一節だ。全体を通して感じるのは、「国際金融資本家」が日本を支配しようと蠢いてきたとする陰謀史観だ。参院選では「日本人ファースト」と保守層ウケするキャッチフレーズを掲げ、「排外主義」との批判を呼んだ。同党の新日本憲法(構想案)では国民主権を否定する文言が並ぶ。
荒唐無稽に見える主張を展開する参政党はなぜ、躍進したのか。「石破自民」から離反した自民の岩盤支持層の投票先となり、実態をよく知らない「ライトな保守層」の受け皿としても選択された。
注目されるのが、SNSやYouTube動画の積極的な活用などの「空中戦」だが、見過ごせないのが組織力の強さだ。