千島列島の水産加工場が津波で水没 露カムチャツカ半島の地震 地元知事「重傷者はなし」
ロシア主要メディアによると、極東カムチャツカ半島の東方沖で30日に起きた地震で、震源に近い半島の南東部では高さ3~4メートルの津波が観測された。千島列島では、パラムシル(幌筵)島の港湾施設や水産加工場が津波で水没し、シュムシュ(占守)島に滞在する歴史調査団のテント村が津波に流された。関係者は津波警報を受けて避難していたため、両島での人的被害は出ていないという。 【写真】津波が押し寄せた千島列島北部パラムシル島セベロクリーリスクの海岸 半島の中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキーの空港では地震で1人が頭部を負傷したほか、工事のため休園中だった幼稚園の壁面が崩落した。カムチャツカ地方のソロドフ知事は半島内で「重傷者は出ていない」と語った。国営テレビ「ロシア24」は、パラムシル島セベロクリリスクのアパート室内が地震で大きく揺れ、棚の物が激しく散乱する映像を放映した。 露科学アカデミーのカムチャツカ支部は、発生した地震がマグニチュード(M)8・7で、地震多発地帯の半島でも1952年以降で最大規模だったとしている。強い余震が頻発しており、当局は警戒を呼びかけている。