気象庁 3度目の会見 津波警報 見通しなど説明【ライブ】

30日午前8時25ごろにロシアのカムチャツカ半島付近でマグニチュード8.7の地震が起き、津波警報が発表されたことを受けて気象庁は記者会見を開きました。

気象庁は午後7時10分から3度目の会見を開き、今後の見通しなどについて説明することにしています。

【ライブ配信中 気象庁 見通しなど説明】

気象庁 午後の会見

午後1時から開いた記者会見で、気象庁の清本真司地震津波対策企画官は「引き続き津波が観測されているため沿岸部や川沿いにいる人たちはすぐに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してほしい。暑さが続くが安全な場所から離れないでほしい」と呼びかけました。

また、「現在、引き続き津波が観測されている。1つの波が非常に長く周期が1時間ほどかかっていて、長い時間、津波が観測され続けるほか、高い津波も考えられ、被害のおそれがある」と呼びかけました。

「1日程度以上 津波高い状態 継続する見込み」

清本地震津波対策企画官は「今回の地震の周辺では過去にも大きな地震が発生しているが、同じ程度の規模の地震の津波の観測では少なくとも1日程度以上、津波の高い状態が継続する見込みと考えている。津波が満潮と重なると潮位が今よりさらに高くなる可能性があるので引き続き注意をお願いしたい」と述べました。

さらに津波警報の見通しについて問われ、「今回の地震と過去の同規模程度の地震の例として1952年の地震があるが、一番高い津波を観測した岩手県の久慈港では1メートルを、地震発生から9時間ほど後に観測した。津波が各地で反射したり屈折したりして到達することになるので、今後、高い津波を観測するおそれがある」と述べました。

そのうえで「津波が高い状態は少なくとも1日程度以上を見込んでいるが、津波警報が1日継続するかどうかは、分析をしているところなので、現時点ではわからない」と説明しました。

気象庁は、カムチャツカ半島の周辺で発生した地震では、津波が「反射」することで第1波よりも、あとの津波の方が高くなるおそれがあると説明しています。

要因のひとつとして考えられているのがカムチャツカ半島の東側にある「天皇海山列」と名付けられている特徴的な海底地形です。

気象庁によりますと、天皇海山列は水深6000メートルほどから高さ4000メートルや5000メートルほどに達する山のような地形が、南北およそ2000キロにわたって広がっているということです。

この海底地形があることで津波が反射し、日本列島へ高さを増して津波が向かってくる可能性があるといいます。

また、今回の震源の南側にあたる千島列島東方で起きた2006年の地震では、地震発生から時間がたち、天皇海山列に反射して向かってきた津波のほうが高くなる傾向が確認されたほか、西日本の沿岸にも津波が到達したということです。

「震源から離れているから大丈夫と思わないで」

また、「津波は北から順に、現在は第2波や第3波まで観測されているが、津波はいろいろなところで反射したり屈折したりして、必ずしも震源に近いところがいつも高い津波を観測するわけではない。反射や屈折によって思わぬところで高い津波が観測される場合もあるので、震源から離れているから大丈夫と思わないで避難を継続してほしい」と呼びかけました。

午前の会見 「警報解除まで安全な場所から離れないで」

気象庁 午前中の会見

また、午前の会見で気象庁の清本真司地震津波対策企画官は「沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください」と呼びかけました。

さらに、「津波到達予測の第1波は早ければ午前10時ごろとなっている。場合によってはもう到達しているかもしれない。津波は長い時間、繰り返し襲ってくる。第1波よりも後にくる波が大きいこともあるので、津波警報などが解除されるまでは避難を継続してほしい」と呼びかけました。

そして「日本から非常に離れたところで起きている地震だが国内で震度2や1を観測している。この付近では今月20日にもマグニチュード7.4を観測する地震があり、過去にもマグニチュード7クラスの地震が時々発生している。また1952年にはこの付近でマグニチュード9.0の地震があり、岩手県で1メートルの津波が観測されているなど津波の被害が出ている」と述べました。

津波注意報から津波警報へ切り替えたいきさつについては「地震が発生したときにはマグニチュード8.0と推定し、午前8時37分に津波注意報を発表した。そのあとハワイ警報津波センターやアメリカ地質調査所など海外の機関からの情報を得てマグニチュード8.7に修正した。そのため午前9時40分に津波警報に切り替えた」と説明しました。

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