30日午前、ロシアのカムチャツカ半島付近で起きた巨大地震で、北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に津波警報が発表され岩手県では1メートル30センチの津波を観測するなど、各地に津波が押し寄せています。津波は繰り返し押し寄せ高くなることがあり、可能なかぎり高いところや海岸から遠く離れたところへ逃げ避難を続けて下さい。
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【随時更新】全国の津波情報
【随時更新】北海道~沖縄 各地で津波観測(14:58)
北海道から沖縄の各地で津波を観測しています。
▼岩手県の久慈港で午後1時52分に1メートル30センチの津波を観測しました。
▽岩手県の久慈港で午後1時3分に、
▽北海道浜中町で午後1時11分に、
60センチの津波を観測しました。
50センチの津波を
▽宮城県石巻港で午前11時51分に、
▽北海道えりも町で午後1時32分に、
▼福島県相馬港で午後1時46分に、
▽青森県八戸港で午後1時47分に
▼北海道広尾町十勝港で午後1時50分に、
▽八丈島八重根で午後1時55分に、
それぞれ観測しました。
また、40センチの津波を、
▽北海道苫小牧東港で午前11時32分に、
▽福島県いわき市小名浜港で午前11時32分に、
▽茨城県大洗港で午前11時38分に、
▽仙台港で午前11時52分に、
▽北海道根室市花咲で午後1時44分に、
それぞれ観測しました。
また、30センチの津波を、
▽岩手県大船渡港で午前11時7分に、
▽北海道紋別港で午前11時15分に、
▽北海道オホーツク海側の枝幸町で午前11時22分に、
▽茨城県鹿島港で午後0時40分に、
▽宮崎港で午後1時18分に、
▽千葉県銚子市で午後1時23分に、
▽青森県のむつ小川原港で午後1時32分に、
▽横浜港で午後1時40分に、
▽岩手県宮古港で午後1時41分に、
▽北海道釧路港で午後1時44分に、
▼北海道網走港で午後1時49分に、
▼小笠原父島で午後1時50分に、
▼三重県熊野市で午後2時12分に、
それぞれ観測しました。
このほか、20センチの津波を
▽岩手県釜石港で午前10時58分に、
▽高知県土佐清水市で午後1時1分に、
▽千葉港で午後1時8分に、
▽東京晴海で午後1時11分に、
▽宮崎県日南市油津港で午後1時13分に、
▽宮崎県日向市細島港で午後1時19分に、
▽鹿児島県志布志港で午後1時31分に、
▽奄美大島小湊で午後2時10分に、
▽和歌山県那智勝浦町で午後2時15分に、
それぞれ観測しました。
また、10センチの津波を
▽神奈川県横須賀港で午後0時10分に、
▽徳島県美波町で午後0時52分に、
▽高知港で午後1時16分に、
▽徳島県小松島港で午後1時22分に、
▽大分県佐伯市で午後1時38分に、
▽愛媛県宇和島港で午後1時46分に、
▽沖縄県沖縄市中城湾港で午後2時2分に、
観測しました。
気象庁は、この他の観測所についても潮位に変化がないか観測を続けています。
一方、東京・伊豆諸島の三宅島阿古では津波の観測ができなくなっています。この検潮所を管理している海上保安庁によりますと、きのうから機器が不調になっていて津波の影響ではないということです。
津波警報は、北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に発表されています。
周りの人にも避難を呼びかけながら可能なかぎり高いところへ逃げて下さい。
近くに高台がなければ高いビルの上か、海岸から遠く離れたところへ逃げて下さい。
【随時更新】津波観測の状況は
沖合でも津波観測 高知・宮城・茨城(12:53現在)
沖合でも津波が観測されています。
▽高知県の足摺岬の沖合20キロに設置されたGPS波浪計では午後0時45分に10センチの津波を観測しました。
▽宮城県の金華山沖の海上に設置されたGPS波浪計では午前10時46分に
▽茨城県の神栖市沖の水圧計では午前10時55分に
津波を観測しました。
このあと沿岸に津波が押し寄せるおそれがあります。周りの人にも避難を呼びかけながら可能なかぎり高いところへ逃げて下さい。近くに高台がなければ高いビルの上か、海岸から遠く離れたところへ逃げて下さい。
【各地のライブ映像】太平洋側中心に津波警報を発表
予想される津波の高さは3m 危険な暑さのところも
30日午前8時25分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の巨大な地震があり、気象庁は北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に津波警報を発表しました。
予想される津波の高さは3メートルです。
また、津波注意報が、北海道から沖縄県にかけての沿岸に発表されています。
予想される津波の高さは1メートルです。
津波警報が出ている地域では、可能なかぎり高いところへ、近くに高台がなければ、高いビルの上か、海岸から遠く離れたところへ逃げて下さい。
津波は、予想の高さを超えたり、斜面を駆け上がって内陸深くまで流れ込んだりすることがあります。
何度も押し寄せて急に高くなり、第1波より高い津波が到達するおそれもあります。
津波警報が出ている間は油断せずに避難を続けて下さい。
津波注意報が出た地域では、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないで下さい。
30日も広い範囲で気温が上がり兵庫県丹波市で41.2度を観測するなど、東北から九州にかけての各地で38度以上の危険な暑さになっています。
津波警報が出ている各地の午後2時までの最高気温は、
▽静岡市で35.3度、
▽和歌山市で32.6度、
▽仙台市で32度ちょうど、
▽水戸市で31度ちょうどなどと、猛烈な暑さとなっているところがあります。
津波警報が長時間に及ぶおそれがあり、屋外で避難を続けると熱中症のリスクが高まるおそれがあります。
可能なかぎり水分や塩分の補給をしつつ、日陰があれば日ざしを避けるなど対策を心がけてください。
津波に関する情報はNHK・ニュース防災アプリでも
気象庁が会見「暑さ続くが安全な場所から離れないで」
気象庁は午前10時10分から記者会見を開き、清本真司地震津波対策企画官は「沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください」と呼びかけました。
また、午後1時から再び開いた記者会見で、清本真司地震津波対策企画官は「現在、引き続き津波が観測されている。1つの波が非常に長く周期が1時間ほどかかっていて、長い時間、津波が観測され続けるほか、高い津波も考えられ、被害のおそれがある」と呼びかけました。
このほか「今回の地震の周辺では過去にも大きな地震が発生しているが、同じ程度の規模の地震の津波の観測では少なくとも1日程度以上、津波の高い状態が継続する見込みと考えている。津波が満潮と重なると潮位が今よりさらに高くなる可能性があるので引き続き注意をお願いしたい」と述べました。
【詳しくはこちらで】気象庁が会見
【記者解説】各地に津波警報 気象庁会見のポイントは
北海道 3人搬送 転倒や体調悪化
消防によりますと、30日午前、津波警報を受けて北海道厚岸町に設置された2か所の避難所から通報があり、転倒した80代の男性と体調が悪いと訴えた90代の女性が病院に搬送されたということです。
また、釧路市でも、津波警報の発表を受けて避難の準備をしていた40代の女性から「動悸がして動けない」と通報があり、病院に搬送されたということです。
北海道 3人搬送 転倒や体調悪化
気象庁 ”海外の地震で津波警報発表は2010年以来”
気象庁によりますと、海外で発生した地震で津波警報が発表されたのは、2010年2月27日に南米のチリ付近で起きたマグニチュード8.8の地震以来だということです。
1952年にもロシア カムチャツカ半島で巨大地震
ロシアのカムチャツカ半島では過去も巨大地震や大津波が起きています。
近年で最も大きなものは1952年(昭和27年)11月に起きた巨大地震です。
内閣府の資料や専門家がまとめた報告書などによりますとマグニチュードは津波の規模などから9.0とされていて、震源に近いカムチャツカ半島などに10メートル以上の津波が押し寄せたほか、日本の太平洋沿岸にも高い津波が観測されました。
検潮所の記録による津波の高さは▽岩手県久慈市で1メートル、▽宮城県石巻市で92センチ、▽北海道釧路市や函館市で54センチ、▽和歌山県串本町で83センチとされています。
また、現地調査の結果、岩手県や宮城県の沿岸を中心に局地的には3メートル以上の高い津波が押し寄せたことがわかっています。
このほか、北海道から東北、静岡県、三重県、宮崎県など広い範囲で住宅の浸水被害があったと報告されています。
日本以外にも太平洋沿岸の全域に高い津波が押し寄せ、ハワイ諸島で10メートルの津波が押し寄せ被害が出ました。
専門家 “過去には日本にも3メートルの津波 影響は長時間か”
今回の津波の特徴について、津波のメカニズムに詳しい東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授は「カムチャツカ半島では過去も大きな地震があり、最も大きなのものが1952年で、同じような規模で起きている。その時には日本にも3メートルの津波が押し寄せた。今回も同じような規模になるおそれがある」と指摘しました。
また、カムチャツカ半島沖で起きる津波の特徴として今村教授は「津波が到達する時間は予想されている通りになると思われるが、そのあとから来る津波がかなり大きくなり、最大波は遅くなる可能性がある。さらに津波の影響が続く時間が長くなる可能性があるので、気象庁などから出る情報を何度も最新のものに更新してほしい」と呼びかけました。