私が、まだカトリック信者でなかった頃、不思議なことが大好きで、オカルト雑誌『ムー』というのを好んで読んでいました。雑誌の内容はUFOのことだったり、幽霊話だったり、神秘体験だったり・・・そう言えば、まだ教団という組織ではなく、ヨガの師匠であった頃の麻原彰晃を扱った記事もありました。
そして、鬼塚五十一氏による取材の中で、カトリック信者で、聖母マリアのご出現を受けており、聖母のメッセージを受けているというリトル・ペブル(本名 ウィリアム・カム オーストラリア人)の存在を知りました。
内容はショッキングなもので、私達人間が余りにも罪深くなってしまったために、天主様がお怒りになり、西暦2000年までに、(当時は1980年)大地震や大津波、天変地異、第三次世界大戦の勃発、核ミサイルの発射によって全世界が破滅するなど、真しやかに読者に恐怖を植え付け、カトリック信仰をもち、リトル・ペブルが受けている聖母のメッセージを信じ、実行しなければ、救われることはないであろうという内容のものでした。
そのストーリーは臨場感に溢れ、私の心を突き動かし、ぜひ、このメッセージを信じている人達と会ってみたいと思うようになりました。住所と連絡先を調べ、思い切って足を運んでみると、ごく普通の善意のある人達が、カトリック信仰を持ち、聖母のメッセージを心から信じ、聖母を心から愛し、忠実でありたいと願う人達の集団でした。
私は、この人達のおかげで、カトリックに出会い、信者になったと言っても過言ではありません。聖母のメッセージを受けている人はリトル・ペブルだけではなく、全世界、また日本人の何人かの神秘家の人達も存在していました。講演会にも行って話を聞きに行ったこともあります。先ほど善意あると申し上げましたが、一般信者と違い、エキセントリックな人達が多いなと感じたのも事実です。
けれど、この聖母のメッセージを信じたおかげで、負の遺産も受け取ってしまったのです。メッセージには、現在教会内で行われているミサは、神に対する冒涜を行っており、キリストや天主様が大変悲しんでいらっしゃる・・というのです。また手による御聖体拝領は、決して行ってはならないと厳しくいましめられていました。ですから、教会の何たるかも知らず、上から目線で、メッセージを信じていない人達は、知らない間に罪を犯していると心の中で裁いていました。
けれど・・・未来に起こるであろう予言的なメッセージは、ことごとく外れました。リトル・ペブルの言い訳は、私達が祈ったから、天主様がお怒りを鎮められ、許されたからだというのです。いくら素直な私でも、だんだん違和感を感じ始め、また疑惑の心が芽生え始めました。いくら神様でも飴とムチみたいな仕方で私達人間を導かれるものなのか・・。神とはもっと愛深い方で良識があり、現実の日常的な出来事の中で信仰が育まれるよう導いて下さる方なのではないのか・・・。
そして私は本物の愛を見つけました。それは三人の神父様方でした。一人は所属教会で司牧されていた故ローラン・ラバルト神父様。もう一人は聴罪司祭(信者の罪の告白を聴く司祭。神の恵みによって、彼らを通して赦しが得られ、またアドヴァイスもしてくださる)として東京四ツ谷の教会で毎日、ぢみちにこつこつと愛をもって接して下さった故メンディサバル神父様。そして今現在、イグナチオの霊操を多くの人々に指導なさっているディアス神父様。彼らは私にとって聖人です。彼らの愛が本物であることを感じ、私は本当の愛とは何かに目覚め、メッセージが悪魔のものからであったことを知り、リトル・ペブルから離れていったのでした。
そして西暦2000年を大分過ぎたとはいえ、予言的メッセージにあった天変地異は全くと言ってよいほど成就されていません。リトル・ペブルは、カトリック教会から司祭としての秘跡を受けていないのに、自らを司祭と名乗り、その後、14歳の少女にわいせつ強要罪で5年の実刑判決を下されたそうです。初めは『聖シャーベル修道会』を名乗っていたようですが、上記の理由により大分裂が起こり、日本における活動は、今は秋田に<リトル・ペブル同宿会>という名前を変えて、セックス教団として細々と障害者の年金で暮らしているようです。YOU TUBEで性の儀式なるものを昨日見て、大ショックを受け悶々としてました。
若くて人生これからというような子達が、白装束の洋服をまとい、やはり自らを司祭と名乗る杉浦洋という男性にセックスをせまられ、赤ちゃんが出来ることは、悪魔の仕業だとのたまわり、神様を《かみちゃま》と呼び、聖母を《マリアママ》と呼び、ホームページも読ませてもらいましたが、頭の中はセックスのことでいっぱい。セックスは『天国への裏口入学』などと書かれており、その説明たるやこれこそ、神を冒涜しているだろうとばかりの内容で、本当に悲しくなってしまいました。
ホームページアドレスはこちら→http://homepage1.nifty.com/charbeljapan/
クララという子がブログを立ち上げていて、コメント欄があったので、脱退するよう老婆心ながら書いておきました。ブログアドレスはこちら→http://lphakobune.blog66.fc2.com/
※リトル・ペブルについて知りたい方は<ウィキペディア>を参考になさって下さい。
最後に当然のことですが、これらの活動はカトリックとは全く関係がありません。教会から認可は受けておりません。関わらないよう注意を促されているほどです。どうかこのような団体があることを知って欲しいと思い、ブログに書かせて頂きました。聖霊の働きは、ローマカトリック教会のつながりの中から示されます。その事を十分理解して、昔の私のようにだまされることのないように心からお祈り致します。
15/05/26 21:01