「たまげた」国民・玉木雄一郎代表、石破首相“地震”理由の続投を批判「誰も辞められない」
国民民主党の玉木雄一郎代表は22日の定例会見で、20日の参院選で与党で参院過半数割れとなる大敗を喫した石破茂首相(自民党総裁)が続投し、その理由の1つに「いつ起きるか分からない自然災害への対応」を挙げたことに、「聞いていてたまげた」と、あきれた様子で語った。 石破首相は21日の記者会見で、与党が大きく議席を減らし、衆院に続いて参院でも与党過半数割れとなった今回の選挙結果について「謙虚に真摯(しんし)に受け止めないといけない」と述べた上で「比較第1党としての責任を果たしていかねばならない」とし、続投の意向を正式に表明。その理由を「我が国はいま、米国の関税措置、物価高、明日起きるかもしれない首都直下型地震や南海トラフ地震などの自然災害、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境など、国難ともいえる厳しい環境に直面している」と主張し「このような中にあって最も大切なことは、国政に停滞を招かないことだ。一刻の停滞も猶予も許されない」と主張。自身の退陣による政治的空白をつくるのは適切ではない、との認識をにじませた。 しかし玉木氏は「いつ自然災害が起きるか分からないから続けないといけないというのは、聞いていて、たまげましたね。そんなことを言っていたら誰も辞められない」と批判した。 一方、石破首相が、第1次安倍政権時の2007年参院選で大敗した際に首相だった安倍晋三氏に退陣を迫ったエピソードに触れながら「安倍さんに、辞めないといけないんじゃないかということを当時、石破さんが言っていた映像が(テレビでも)流れていた。あの時の言葉をそのまま(首相に)送りたいという気持ちですかね」と、皮肉交じりに指摘した。 玉木氏は、石破首相の続投方針について「まるで選挙結果がなかったかのような振る舞いに見える。それは選挙結果を軽視していると同時に、民意を軽視しているということ言うことにしか映らない」とも批判。「よほど強い続投理由を説明しないといけない。日米交渉があるにしても、大規模災害がいつ起きるか分からないから、というのは、とってつけた言い訳にしか聞こえず、崇高な選挙結果を軽視している」と怒りを込めた。 その上で「果たして党内がこのままいくのか、(参院選総括の)両院議員懇談会も(31日に)やるそうですから、これからの自民党内政局をしっかり見ていきたい」とも語り、退陣論が強まる自民党内の動きも注視する考えを示した。