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文豪書店の即興詩人春日井ひとし氏より『文豪たちの昭和八年 その14 野上彌生子ー母として、作家としてー』(掌珠山房、2023年9月)、および『声に出してよむ 森鷗外訳『即興詩人』総ルビ版 第一分冊 例言・わが最初の境界』(掌珠山房、2023年9月)を頂戴しました。 春日井氏は、九月十日(日)、京阪天満橋駅前OMMビル2階にて開催の「文学フリマ大阪」(入場無料)に「文豪書店」という店名で出品されるとのこと。お変わりなくご活躍の様子、何よりのことと思います。 2023年9月10日 文学フリマ大阪 文豪書店 《文豪あります。 谷崎潤一郎、織田作之助、中島敦、直木三十五…。文豪たちの昭和8年の生活と文学を詳細にたどった「昭和八年」シリーズ。 そして文豪界のラスボス森鴎外が文語文で訳した、アンデルセン原作の青春遍歴小説が初版本の姿で誰でも読めるように甦った『声に出して読む即興詩人総ルビ版』を用意しております。》 文豪書店@文フリ大阪9/10出店C-35 ツイッター(X)も始められたとのこと。daily-sumusもリンクしてくださってます。恐縮です(今後ともご自由にリンクしていただいてけっこうです)。 『即興詩人』総ルビ版はなかなかの名調子である。その本文の前に鷗外による「例言」があり、そこに次にように書かれている。ルビだけ引用してみる。実際は初版本に忠実な旧漢字使用です。 《ぶんちゆうカトリコオけう[教]のご[語]おほし。いんさつなれるのち、わがくにこうけうくわい[公教会]のていやく[定訳]あるをしりぬ。しかれどもつひにかいさん[改刪]することあたはず。》 例言の日付は明治三十五年七月七日。翻訳に着手したのが明治二十五年九月十日で完成したのが三十四年一月十五日と述べている。それにしても聖書の和訳があるのを鷗外が知らなかったというのも奇妙な話である。日本聖書協会のHPを見ると「和訳史06|文語から口語へ」にこう書かれている。赤字は引用者。 《新約聖書はヘボン、S.R.ブラウンを中心とする「翻訳委員社中」が、1874(明治7)年から翻訳を始め、分冊で順次出版し、1880(明治13)年に完成した。一方、旧約聖書の翻訳は、1878(明治11)年に「聖書常置委員会」を組織し、本格的に翻訳が開始された。翻訳には、欽定訳英語聖書、ブリッジマン・カルバートソン漢訳聖書などが参考にされた。 1887(明治20)年全部の翻訳が完成し、翌年、歴史的な完成感謝の祝賀会が東京・築地の新栄教会で開催された。米国、英国、スコットランドの聖書協会の経済的助力による。これが、「明治訳」(元訳)と言われるもので、その旧約聖書は、今でも「文語訳」として用いられている。》https://www.bible.or.jp/know/know19.html 鷗外がドイツ留学から帰朝したのは明治二十一年九月。旧約聖書の翻訳が完成したとき日本にいなかった。明治二十五年から『しからみ草紙』などに「即興詩人」の連載をはじめて、翻訳が完成するのが三十四年なのだから、いくらなんでも、その間、聖書の和訳について知る機会が全くなかったとは考えにくいし、誰かが教えてくれてもよさそうなものだ(?)・・・何か「文語訳」の語彙を使いたくない理由でもあったのではないかと邪推したくなる。鷗外はドイツ語訳からの重訳、聖書の方は欽定訳英語聖書からの翻訳である。しっくりこないところがあっても不思議ではない。どうでもいい話ではありますが。 文フリ大阪でこれらの刊行物を入手できます。ご興味ある方はぜひご来場を。
by sumus2018
| 2023-09-04 20:27
| もよおしいろいろ
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