Googleの新アプリ「Opal」とは? その機能と可能性に迫る
Googleが新たに発表したアプリケーション「Opal(オーパル)」は、ワークフローを構築してAIアプリを作成するためのツール。既存の類似ツール、例えばDifyやn8nと比較しながら、その機能や特徴、そして現時点での評価について解説しました〜。とはいえ初のYoutube投稿なので、いろいろヘタクソですがお容赦ください笑
Opalはβ版で正直シンプル過ぎる
初めて起動すると、ギャラリーに12個のサンプルが用意されており、これらをざっくり見ましたが、まぁシンプルかなと。現時点ではインプット、LLMのノード、アウトプットの3種類のノードしかなく、まだベータ版でアメリカ限定の公開ということもあり、機能はかなり限定的でしたね 🤔
Opalのノードの種類がまだ3つしかない
具体的な使い方を理解するため、提供されているサンプルの「ブログポストライター」を例に見ていきましょう。
インプットノード: ブログのトピックを入力します。
LLMノード: 入力されたトピックに基づいてAIが記事を作成します。
アウトプットノード: 作成された記事が出力されます。
また、ツールボックスからはリサーチ機能などを利用でき、各ノードの動作状況はコンソールで確認できます。既存のワークフローは「リミックス」機能を使って自分のエディタに取り込み、自由に編集することも可能です。
Opalのノードの種類と特徴
Opalの基本ノードは以下の3種類です。
ユーザーインプット
ジェネレート(LLM)
アウトプット
さらに、アセットとして以下の機能が利用できます。
ファイルアップロード
Googleドライブ連携
YouTube連携
テキスト入力
ドローイング機能
特にドローイング機能は、他の類似ツールには見られないOpalの特徴的な機能となる可能性を秘めています。
Opalのノードで特徴的なところ
現在のOpalは、条件分岐や繰り返し処理、データ抽出といった機能がまだ実装されておらず、Difyやn8nといった既存のツールと比較すると、機能面で劣る部分があるのが現状。
でも、Opalには最大の目玉機能。プロンプトを入力するだけでワークフローを自動生成してくれる機能が今後のOpal普及を加速させる可能性があるなと。
例えば、「議事録作成」のワークフローを自動生成する場合を考えてみましょう。
インプット: トランスクリプト、音声、動画が自動で設定されます。
LLMノード: Gemini 2.5 FlashやPro、プラン&エグゼキュート、ディープリサーチ、画像生成、音声からテキスト生成、テキストや画像から動画生成、テキストから音楽生成など、多岐にわたる処理を選択できます。
アウトプット: HTMLウェブページ作成や、Googleドキュメント、スライド、スプレッドシートへの自動保存などが可能です。
この自動生成機能は、非エンジニアでもAIアプリを構築しやすくする画期的な機能と言えるでしょう。
Opalの現状と今後への期待
現在のOpalは、前述の通りアメリカ限定のベータ版であり、機能は限定的です。しかし、プロンプトでのワークフロー自動生成は、非エンジニアにとってAIアプリ開発の敷居を大きく下げる可能性を秘めています。特に、音楽生成、動画生成、画像生成といったクリエイティブな分野でのワークフローは、感覚的に構築できるようになるかもしれません。
一方で、現時点ではSlackやDiscordなどの外部API連携が一切なく、Googleのサービス内で完結しているため、自由度という点ではまだ課題があります。
まとめ
Opalは、そのコンセプトとプロンプトによるワークフロー自動生成機能に未来を感じさせるものの、現時点ではまだ「これから」のツールであるという評価です。今後の機能追加と、より多くのユーザーへの展開に期待が高まります。


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