【プレイバック’15】実は30人が亡くなっていた!? 群馬大病院医療事故〝問題医師〟を直撃した!
X医師が語った「言葉」
病院の聞き取りも拒否し、前橋市内の200坪の豪邸からも姿を消していたX医師の自宅を『FRIDAY』は同年7月にキャッチ。高級車に乗り、家族の送り迎えをしていたX医師を直撃した。
《「今は非常勤として、別の病院で働いています。もう普通の医師としては働けないので。すみません。私が答えてはいけないと、弁護士に言われているので」》
そう繰り返していたX医師だが、病院側に反論している理由を尋ねると、ポツポツと語り始めた。
《――病院の報告書に納得がいかないのはどの部分か。
「3月の最終報告の前に、(自分の反論も一緒に)『公表してくれ』と伝えていたんです。しかし、どういう意図があったのかはわからないが、大学側が公表してくれなかった。(反論を)隠蔽したのかどうかはわかりませんが、報道されたのは違う内容でした」
――自分に過失があったことも含めて、(反論を)公表してほしかったということか。
「そうです……。弁護士に止められているので話せない」
――腹腔鏡手術で死に至るケースは、少ないのではないか。
「症例によりけりですから、難しい手術もあります」》
そう言うと、足早に自宅へと入っていったX医師。責任の押し付け合いに終始するX医師と病院側に、大事な人を失った家族の怒りはおさまるはずもなかった。