【独自】「貸していた金を回収 横領ではない」万博工事未払い巡り「原因は"横領"」告訴された男性が反論
■吉村知事は「契約に基づいて支払いというのは当然のこと」
万博のパビリオン建設をめぐる未払い問題が、刑事告訴まで発展したことに吉村知事は、次のように指摘しました。 【大阪府・吉村洋文知事】「会社内部で事情というのはあるのかも知れませんが、契約に基づいて支払いというのは当然のことなので、きちんと対応してもらいたい」 一六八建設を巡っては、先週、法律に基づく建設業許可を受けていなかったことが発覚し、大阪府による30日間の営業停止処分が決まるなど、混乱が深まっています。 長引く未払い問題が解決する日は、一体いつになるのでしょうか。
■「工事費未払い」7か国のパビリオン建設で発覚
万博のパビリオン建設を巡る「工事費未払い」のトラブルは、アンゴラだけではなく、7カ国のパビリオンで未払いが発覚しています。 ・ルーマニア館…元請けでおよそ1億4800万円の未払い。 ・マルタ館…元請けでおよそ1億2000万円の未払い。 ・アンゴラ館…3次下請けでおよそ1億円の未払い。 ・セルビア館…1次下請けでおよそ6470万円の未払い。 ・中国館…2次下請けでおよそ6000万円の未払い。 ・アメリカ館…2次下請けでおよそ2800万円の未払い。 ・ドイツ館…元請けで約1000万円の未払い。
■「余裕をもって建設に着手して業者の選定ができれば…」大阪大学・安田教授が指摘
この未払い問題について、大阪大学大学院の安田洋祐教授は、短期間でパビリオンを建設した結果が、影響したのかもしれないと指摘します。 【大阪大学大学院 安田洋祐教授】「つぶさに見ていくと、理由とか原因が違ったりするのかもしれないんですけれども、わかるのは、経営であったりとか、資金繰りだったりが厳しい事業者が、複数今回の万博案件に関わっていると。 ひょっとすると、かなり短期間でかつ、パビリオンもどういった形にするのかって直前まで決まらなかったって我々ニュースでもお届けしたと思うんですけれども、そのあたりもう少し余裕を持ってパビリオン建設に着手して、きちんとした業者の選定ができるぐらい、ある程度の見込みがあれば防げていたものもあるのかなと。 今回アンゴラ館に関してはオープン以降、しばらく閉鎖されていた時期があったので、彼らからしてもやっぱりこの未払い問題を1つのきっかけになって、少し残念なことになっているので、例えば吉村知事が、アンゴラと何らかの形で大阪府とのコラボイベントであったりとか、何か今回のことをきっかけに、お互いに何かプラスになるような、未来につなげていっていただければなと思いますけどね」 博覧会協会としては、相談機関を紹介するなどできる範囲で対応したいということです。 (関西テレビ「newsランナー」2025年7月28日放送)
関西テレビ