伝統を守りながら、さらなる躍進を続ける。企画から流通までを、自身の手で
タオル部門
株式会社三愛
代表取締役 門田 洋
愛媛県今治市にある今治タオルの卸業・小売業を営む「株式会社三愛」。代表取締役を務める門田氏は、タオルメーカー勤務を経て、タオルの企画・開発会社「有限会社G.P.(Gate Planning)」を設立して商社と業務委託契約。その後、「生産・流通までを自ら手がけたい」との思いが高じ、「株式会社三愛」を創業。今治タオルを全国へ流通させるべく、ECサイトの運営などにも力を入れています。

商品第一主義を貫く、三愛の思いとは
流通や小売で最も大切なのは、商品を一番に考えることです。消費者の方が商品を手にとってくださるためには、商品そのものに魅力がなければいけません。そして、その魅力をどこまで伝えることができるのか、というところまで思いを馳せるのです。
まずは「商品に興味を抱き、見てもらうこと」です。次に「実際に手に取っていただく」、そして「使っていただく」。そこで初めて商品の魅力すべてが、消費者へ伝わると考えています。
ニーズは、人それぞれです。今治タオルひとつを取りましても、「ボリューム感」「速乾性」「手触り」……どの特徴(どの魅力)をお客様に届けれるかを考えています。万人受けする商品は生み出せないというのが、正直なところです。それでも、「このタオル、いいな」と、ひとりでも多くの人に感じてほしい、そんな商品開発を日々精進しています。
企画から生産、流通まで密に関わりたいとの思いから創業
私は、自ら創業するまではタオルの営業企画に17年間携わってきました。しかし、現場は多忙を極め、生産や流通などを含めた「商品そのものに関わること」が少ないのが現状でした。
それなら自分でやろう、と思ったのが創業のきっかけです。自分で魅力ある商品を創り出し、販路を開拓、消費者の方へお届けする……これらすべてに携わることができれば、これ以上のやりがいと喜びはありません。
事業を軌道に乗せる鍵は海外にありました。創業後、すぐに中国にある世界最大のタオル工場へ赴き、そこで品質管理について徹底的に指導をさせていただいたのです。高品質な商品の生産に成功したことが、その後の商社や大手小売企業との契約へとつながりました。

今、最も熱いのは「サステナブル×ヒットするもの」
時代は「サステナブル」、地球環境や人間社会の文明・経済において〝持続可能な〟商品が求められています。このような時世で我が国日本においては、やはり自国製品である「日本製」への注目度が圧倒的に大きいのではないでしょうか。
〝ものづくり精神〟が息づく日本で生まれた材料を用い、日本で生産することが、日本で暮らす人々の心にも生活にも潤いをもたらす……このように考え、サステナブルに今最も注力しています。
また、伝統ある今治タオルを未来へと継承していく上で、縫製に携わる職人を増やすことが大きな課題です。そのために工場を内製化し、メーカーとの共存共栄を図っています。メーカーだけでなく、もちろん自社も切磋琢磨しなくてはなりません。協力と連携が今治タオルのブランド自体を底上げし、ヒット商品を生み出していくと考えています。
「いいもの」を財産として未来へとつなぐ
世界がコロナ渦を経験し、インターネットで商品を購入することへの垣根が低くなった今こそが勝負のときです。時代は小売からインターネットのECサイト販売へと比重が移っています。画面越しに商品の良さをお伝えしなくてはならないからこそ、商品自体をさらにより魅力あるものにしていくことがこれからの課題です。
我が社のECサイト「imaa(アイマ)」は、今治タオルの素晴らしさを伝えるため、そして、タオルメーカーとの共存共栄を目指して運営しています。
完全ノンアイロンハンカチ「smachi(スマチ)」は、発色の良さが大きな特徴で、表現力のある商品です。
現在約220種のデザインがありますが、全てのデザインを財産として残しながら、smachiの良さを生かした新しいデザインを展開していく予定です。
古き良き伝統を守りながら、新しいものを生み出すこと……
それが、我々が「今、この時代に」担う役割だと認識しています。今治タオルの未来のためにも自らの手で時代を切り拓いていきます。
株式会社三愛 ロジスティック三愛今治
代表取締役:門田 洋
〒794-0811 愛媛県今治市南高下町2丁目2番5号
tel:0898-52-8131
https://sanai-corp.com/
