青山繁晴氏の捏造放送により在米の日本人・日本領事館、在日の外国大使館・領事館が中傷された。(FNNスーパーニュースアンカー 2014年5月21日放送)
 

概要

 

放送内容

文字起こし

反日工作の最前線サンノゼで講演
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そこで見たもの…
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日本人いじめ
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領事館が対応すべき
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放送後

 
  1. 青山信者:日米の大使館、領事館に抗議
  2. 講演主催者:サンノゼにはいじめはない、抗議は止めて
  3. 青山繁晴サンノゼとは言っていない
 

検証

 

放送要約

中韓反日工作っていうのは例えば、カリフォルニア州の中に、嘘の少女像、いわゆる慰安婦に絡んで、実際にいなかった少女を、全然関係ないアメリカに建ててるってことは、もう皆さんご存知だと思うんですが、ところが現地に入りますと、それどころか、日本人の子供たちが、毎日毎日、ひどいいじめにあっていて(中略)唾をかけられたり、殴られたり、そういうことも含めた、具体的に被害のあるいじめを受けているのに、ところがその、日本人が少数派になってしまってるから、その、お子さんも、親御さんも、もうはっきり、こう被害を訴え出ることができないでいると。」
 

青山釈明

2週間前の放送で、サンノゼで講演したってことを申したんですが、それは大人向けに講演した場所であって、その、サンノゼで子供のいじめが行われてるって意味では全くありません。で、どこでその、具体的な学校、地域でそのいじめが行われたかについて、僕はもちろんその当事者から証言を聞いて放送したんですけれども、それが、新たないじめを生む懸念が非常に強いので、一切『アンカー』で、えー、その場所とか学校とか関係者を明らかにしてない。全部伏せましたよね(一同同意)。で、それが、まあ、あー、実はこういう学校じゃないかっていうね、話も流れてるようですが、それは、この『アンカー』と全く関係がありません。えー、僕自身も棺桶に入るまで、全てを持って行く、棺桶の中に持って行く話であって、子供が新たな危機に直面するようなことは絶対申さないです。で、その上で、改めて僕の講演を受け入れてくれた、ある学校、その学校も全部伏せてありますけど、その学校の、最終的な努力、勇気、そしてそれを支える父兄たちの、いわばフェアな社会、中国人や韓国人の子弟たちとも一緒に住める、フェアな社会をアメリカで目指してる、その努力が、尊いということを、お考えいただいてその上でですね、これ中国・韓国の方にも呼びかけたいんですけれども、大人のやる反日工作で、たとえばいじめに走ってしまう、子供の心の動きがあるっていうこと、それは、たとえば中国・韓国の子供たちにとってもとても不幸なことですから、そのことをあくまで補足として、ちょっと2週間遅れになっちゃいましたけれども、今、申し上げます」 2週間後アンカー
 

考察

その番組(チャンネル桜)では、いじめの加害者は白人だったはず。でものちに加害者は韓国系であることに変質していった。いじめの内容とされるものは当初のものからそれほど変わっていないので、別のソースがあるというよりは、この番組の情報が変形したと考えるのが自然。青山さんが言うのも、このチャンネル桜の情報を「韓国系がやった」と加工した以外は、だいたいもとの情報と同じ。サンノゼで講演したあとで、まるでそれを自分がサンノゼで調査して聞いた話みたいにして「サンノゼ反日の最前線になっている」と報道した。 そのあと、講演の主催者を含むサンノゼの日本人たちに猛反発を受けて、青山さんは「いじめがサンノゼにあると言っているわけではない、別の場所だ」と釈明。でも「反日の最前線」と言っていたことの説明にはなっていないし、いじめの内容がチャンネル桜の情報とほぼ同じ。独自取材とは到底思えない。
 
【青山繁晴】サンノゼ市で聞いてきた日本人迫害、天命に至る自分の持ちよう[桜H26/5/30]
同時期のネット番組  

結論

 
  1. 青山氏の放送により在米の日本人・日本領事館、在日の外国大使館・領事館が中傷された。
  2. 青山氏は取材もせずに既存のデマをさらに加工し、放送した可能性が高い。
 

講演主催者「日本を思う在米日本人の会」

 

Facebook

サンノゼにいじめはありません。
【追記5/24 1:00】  「5/21放送分の水曜アンカーで、日本人の子供たちがいじめを受けているという報道がなされ、現地で混乱が起きています。  放送の中で、サンノゼで講演会があった事で、子供のいじめ自体がサンノゼという場所で頻発しているような印象を受けられての事と思いますが、青山氏は全米で子供たちが『反日』によるいじめの被害者になっている実態があるという趣旨でお話しされており、特にサンノゼでのいじめが頻発しているという事ではありません。  5/18にサンノゼで行われました講演会会場には、全米から沢山の受講者が集まっており、様々な情報が青山氏にもたらされたと思いますが、いじめの情報については、弊会は全く把握をしておりません。  また、5/17に講演会のありました日本語補習校でも、そのようないじめの報告は受けておりません。  以上、ご報告させて頂きます。」
 
在米の日本領事館に問い合わせをしないでください。
【追記5/24 3:55】 「【お願い】 5/21放送分 関西テレビ・水曜アンカーの報道内容について、米国内の日本総領事館に問い合わせが入っているようです。 弊会及び日本語補習校と総領事館は協力し合っており、常に問題を共有しております。 領事館の業務に支障が出ることは、弊会としても誠に心外ですので、ご遠慮頂きますよう、お願い申し上げます。」
 
在日の外国大使館・領事館に抗議をしないでください。
【追記5/26 18:10】 「【お願い 5/25】  5/21放送分 水曜アンカーの報道をご覧になり、外国の大使館・領事館などへの抗議の呼びかけ、または抗議をされている方がいるとの情報を受けております。  様々な人種が一緒に暮らす米国内では、微妙なバランスで生活が成り立っております。少しの影響でも、日本政府や在米邦人の立場に悪影響を及ぼしかねず、特に日本人の子供たちへの影響を心配しております。  外国の大使館・領事館などへの抗議はご遠慮いただきますよう、よろしくお願い致します。」
 

Twitter

 

講演主催者「日本を思う在米日本人の会」「公式声明」

https://aoyamainsanjose2014.jimdo.com/のコピー  
時間 放送内容 弊会の見解
 6/2
追加
補習校での青山氏の講演会の様子を映した動画の水曜アンカー番組内での放映。 補習校も弊会も、補習校での青山氏の講演会の様子を撮影した動画(独立総合研究所が撮影したもの)を、テレビで放映をすることに対し、許可を出しておりません。
22:04 現地に入りますと、毎日毎日酷いいじめにあっていて、つばをはきかけられたりなぐられたり。  「現地に入りますと」という表現で、サンノゼ市内でそのような被害が出ているような印象を受けますが、そのような被害の報告は弊会も補習校も受けておりません。
22:30 それが現地に入ってはじめてわかりました。 弊会や補習校は、青山氏よりこの内容(イジメの件)についての取材は受けておりません。
22:09 【岡安キャスター】サンノゼという町は反日のすごい応酬にあっていて、反日の最前線だと。 サンノゼ市在住日本人が反日の応酬にあっていて、反日の最前線」というような事実はございません。
33:45 実はこの補習校で、僕が授業、臨時授業をやること自体、反対の、例えば先生方もいらっしゃったそうです。 反対の先生がいらした事実はございません。
35:05 教科書にないことを話すために外部から、この自由な民間人が来てるんであって、あなたの言われてることは保身であって、本当は、まず、自分の立場を守ろうとされてる

当初から弊会及び補習校から青山氏に対し、様々な人種の生徒が在籍する関係上、政治的な内容については控えて頂くようにお願いをしておりました。

学校側は配布予定だったレジュメをご覧になった際、「慰安婦」という言葉を気にされていましたが、「中学の教科書に載っていないのは、性という微妙な内容が絡んでいるという事もある為」と仰っており、全く保身ということではありません。

38:50 僕はほんとに、子供たちに勇気づけられましたが、目が輝き、おそらくいじめる、いじめられるの関係を持ってる子供たちなのに、もう同じように目が輝いて、話に聞き入ってくれて、来年また来ることを、僕は約束したんですね。
「おそらくいじめ、いじめられるの関係を持ってる子供たちなのに」という表現で、補習校内でいじめが発生しているというような誤解を与えていますが、実際にはいじめの報告はございません。
真面目に勉強をしている子供たちや、熱心にご指導下さっている補習校の先生方の名誉を棄損しています。
 

 

46:30
頼るべきものがないって言ったって、私達の税金で、アメリカだけで12も総領事館があってですよ、どこに言っていいか分からない、それどころか総領事館のほうが、むしろ、いや、こういうのはあくまで噂であって、そんなもの騒いじゃいけませんみたいなことを言うから、それ話が逆さまなんで、これ外務省に任すことじゃなくて、安倍総理が、官邸がちゃんと前面に出て、外務省に命じて、相談窓口をつくり、その相談窓口にははっきりとした原則があって、その子供や親の立場を守る。
あるいは、学校関係者の立場を守る。それだけの徹底した訓練を行って、そのいじめに対しては、日本国として立ち向かっていくってことを、やらなきゃいけません。
事実誤認です。
サンノゼ市を管轄する領事館にはきちんと担当者がおいでです。
弊会も補習校も、領事館の担当者の方々と連絡を密にしており、何か問題が発生した場合はすぐに対応をしております。
 

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