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【選挙ウォッチャー】 参院選で大躍進した参政党の置かれている状況。

 この夏の参院選で、僕が「反社会的カルト集団」を滅するための戦いを繰り広げていた頃、多くの人が危機意識を持ち、現場で戦っていたのは「参政党」でした。
 ヘイトを平然と撒き散らし、アホを集めてビジネスをする。
 まさに「NHKから国民を守る党」の上位互換とも言える政党ですが、参政党が滅されるのは「NHKから国民を守る党」よりも早いのではないかというのが、僕が「参政党」を見ながら思っていることです。


■ 「参政党」は完全に包囲されている

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「参政党」は既にピークアウトを迎えているオワコン政党である

 この夏の参院選で14議席を獲得し、大勝利となった「参政党」
 しかし、この政党は既に「オワコン」と化しつつあり、ここから先は議席を減らしていく運命にあります。
 なぜ、そんなことが言えるのか。
 それは「参政党」の周りに集まっている人たちが、強すぎるからです。
 ヘイトをかまさず、ただ田んぼにジャンボタニシを撒いているだけだったら、ここまで猛者たちに囲まれることもなかっただろうに、SNSの潮流に乗るかのように平然と差別をかましたことにより、「差別をする奴は絶対に許さない」と決めているゴリゴリの兄やんたちに目をつけられ、今後、バチボコにシバかれるだけの運命にあります。
 今さら僕がしゃしゃって出て行ったところで、戦闘能力に変化が起こらないぐらいにゴリゴリの猛者たちが「参政党」を注視しており、一歩でも差別をする側に足を踏み出した時にはバチボコにシバきあげられる。そんな世界に突入しています。
 なので、僕も「参政党」を見ることは見ますが、N国党の時のように、バキバキに最前線に立って「バーカ!」とか言わなくても、お上品に写真を撮るだけの取材でOKだと思っており、ただ静かに選挙の現場を見ながら分析しようと考えています。
 ちなみに、これまでは反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の公認候補や関係候補が出てきた時には、なるべく現地に行って取材をするのがお約束でしたが、ご存知の通り、大躍進の参政党と対照的にN国党は「壊滅」していますので、今後、ほとんど候補者が出てこないと思います。辛うじて9月21日の摂津市議選に立候補してくる可能性がありますが、それ以外はほとんど立候補しないと思います。ということで、今後は「参政党」が立候補してくる選挙には、なるべく足を伸ばしたいと思います。

【参政党が候補者を擁立する地方選挙】
 8月31日:宇和島市議選(愛媛県/山本定彦)
 8月31日:八代市議選(熊本県/小川たかし)
 9月 7日:柏原市議選(大阪府/山口ゆか)
 9月21日:えびの市議選(宮崎県/えびすだにあきら)
 9月21日:摂津市議選(大阪府/長田ともき)
 9月28日:大仙市議選(秋田県/こすだいつこ)
 9月28日:遠軽町議選(北海道/遠藤明美)
10月 5日:倉吉市議選(鳥取県/ふじい陽介)
10月19日:佐賀市議選(佐賀県/山下かつや)
10月26日:高岡市議選(富山県/板谷はるか)

 おかげさまで、僕は全国を飛び回るだけの十分な取材費があり、参政党の地方選をすべて現地で見てくる人間は、全国に僕ぐらいしかいないのではないでしょうか。
 ここ最近の「参政党」の勝率は非常に高いと言えますが、今後、その勝率に陰りが出てくることは避けられないとみられ、そうなると、参政党を支持する者たちも、僕のレポートを買わないわけにはいかなくなり、ますます僕が儲かることになります。ここが反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」とは全然違うところです。


■ まともに見られたい神谷宗幣の弱点

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いよいよ見過ごしてもらえないタイミングに来てしまった「参政党」

 N国党の尊師・立花孝志と、参政党の神谷宗幣の違いは何か。
 その答えは、神谷宗幣の方が「まともに見られたい」という気持ちが強いので、開き直りが少ないということです。
 例えば、「ヘイトをかますな!」と言われた時に、神谷宗幣は「これはヘイトではない」と弁明するのに対し、立花孝志は「ヘイトをして何が悪いんや、そんなもん人が差別するのは当たり前じゃ、ボケ!」です。
 つまり、神谷宗幣には「ヘイトをするな!」と言えばいいけど、立花孝志に「ヘイトをするな!」は通用しないので、会話が成り立たず、立花孝志を相手にする時には猿を調教するように「ぶん殴って言い聞かせる」しかありません。しかし、健全な民主主義の世界では「ぶん殴って言い聞かせる」ができないので、「どう対処すればいいのかが分からない」という現象が起こり、N国党の撲滅にはずいぶんと手を焼きました。
 しかし、神谷宗幣は「アホ」なのに、賢く見られたいし、良いことを言っていると思われたいという、立花孝志よりも「承認欲求」が手前側にあるため、立花孝志よりは「普通の人間味がある」のです。つまり、どれだけ批判されても効かない立花孝志と異なり、批判はすべて効果を発揮するという点で、神谷宗幣の方が「戦いやすい」のではないかと思います。
 既にゴリゴリのマッチョたちが勢揃いでフルボッコされている状態の今の参政党は、今回の参院選がピークになってしまい、ここからは減衰が始まる一方です。
 もう一つ、参政党には致命的な弱点があります。
 それは「政党としてそこそこ大きくなってしまったこと」です。
 今回の参院選で14議席も獲得してしまったため、国会での議席の数だけで言えば、日本共産党よりも大きな政党となりました。これまでは2022年から議席を獲り始めた「新興政党」という位置付けでしたが、2019年から議席を獲り始めた「れいわ新選組」よりも大きくなったことで、しっかりと「中堅政党」となっています。
 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」は、浜田聡と齊藤健一郎が議席を有していたものの、国会では「超弱小政党」であり、能力の面からしても鼻クソ程度だったため、政局に大きな影響を及ぼすものではないと考えられ、ほとんど無視しても良い存在となっていました。
 ところが、アホの「参政党」は一大勢力となり、自民党と手を組む可能性もあることから、政局に大きな影響を及ぼす可能性のある政党となってしまいました。ということは、少なくとも6年間は「要監視政党」であり、これから6年間にわたり、たくさんの目で監視されることになります。どれだけアホ丸出しの発言をしても相手にされないN国党と異なり、少しでも間違えていれば、すぐにファクトチェックされ、みんなから「バーカ!」と言われる立場になってしまったのが「参政党」です。自民党にもバカはたくさんいますが、参政党のバカさ加減は「N国信者と同じ周波数」なので、頭の良い人たちから徹底的にバカにされて、「バーカ!バーカ!」の大合唱になるだけです。
 しかも、N国党が滅されるまで見守られたように、参政党もまた滅されるまで見守られることになります。N国党と同様に「勘弁してもらえる」ということがありませんので、完全におしまいです。


■ 見過ごしてもらえるタイミングは過ぎた

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親がバキバキゆえに、子供が神谷宗幣に抱き着いたので、抱っこして写真を撮っていた

 それまで誰も見向きもしなかった反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」が、世間から「パブリックエネミー」として見られるようになったのは、昨年の兵庫県知事選でデマを吐きまくり、名誉毀損になるようなことを繰り返した結果、たくさんの人から「もう見過ごすことができない」と思われたからです。
 実は、「参政党」も問題点をたくさん抱えており、本来ならもっと早くから目をつけられていても不思議ではありませんでしたが、いかんせん弱小の新興政党だったので、あまり世間の目が向けられることはなく、今日の今日まで野放しで来てしまったのですが、「もう見過ごすことができない」と思われるようになってしまったため、今は集中砲火となっています。
 その火力は凄まじく、参政党の支持者が何も言えなくなるほどの破壊力となっており、物量で圧倒しているため、かつて東京都知事選で蓮舫さんを上回り、時の人となったマブダチの伸ちゃんこと石丸伸二が、今ではすっかりオワコンになっているように、「参政党」がピークを迎え、オワコンになることは確実です。
 参政党はこれまでデマや陰謀論を大量に撒いてきました。その手法は立花孝志と同じです。いよいよ政局に影響を与えるような政党になってしまったことで、不正確な言動はただちにファクトチェックされ、これまでのような発言が許されなくなっています。しかし、参政党に集まっている人たちが参政党に集まっている理由はデマや陰謀論を信じているからで、すぐにファクトチェックされるようになってデマや陰謀論を言わないようになると、これはこれで人気がなくなります。
 東京都選挙区で立候補した「さや」に投票したチョロオジたちは、「みんなのお母さんになりたい」と言われただけで、3秒後に「お母さーん!」となっていたわけですが、「実はオッサンと結婚していた!」と聞かされた瞬間に、さっきまで思いっきり「バブー!」だったのに、よだれかけを地面に叩きつけ、手のひら返しで「誰がお母さんやねん!」でした。どいつもこいつも、とんだ親不孝者です。
 東京都知事選の時に、あれだけ石丸伸二に熱狂した人たちも、あれからわずか1年で「再生の道」には投票しませんでした。「オワコン」であることがバレてしまうと、そこから復活するまでには一定の時間がかかり、アホはだいたいはそこで諦めてしまうので、それ以上は続きません。「参政党」は既にオワコン化が始まっており、ものすごく早いペースでシュリンクしていくことになると思います。やがてカルトは滅ぼされるのです。
 まもなく「イシキカイカク株式会社」が販売してきた商品も問題になることでしょう。結局、参政党は「政党」を利用してビジネスを展開し、収益を高めています。やっていることは立花孝志と似ていますが、立花孝志のように露悪的ではないので、参政党はこれからどんどん詰められていくとは思います。 


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」は、今回の参院選で完全に滅亡しました。尊師・立花孝志は、最後っ屁で9月21日投票の摂津市議選に候補者を擁立しようとしていますが、最後にデコピンではじき返して終わる運命です。
 一方、参政党を滅するためには、3年後の参院選で「神谷宗幣の落選」が絶対条件となり、比例区で1議席も獲らせないことが大切です。この戦いはなかなか難しく、バキバキのオーガニック票、バキバキの宗教票、バキバキのネトウヨ票、バキバキのアホ票を重ねていくと、100万票を下回るほどのオワコンにするのは、コツコツと「参政党はクソ」であるということを言い続ける必要があります。
 これには持久力が必要で、「参政党」に対する批判がずっと続くわけではないことを考えると、コンスタントに「参政党」を批判し続ける人がどれだけいるのかが重要になります。なので、参政党が炎上し終わった後も、コツコツと「参政党はクソ」と言い続ける人がたくさん残ることが大切です。
 今後、参政党の国会議員が爆増したことから、神谷宗幣のみならず、いろいろなポンコツ議員たちが応援に入ると思われます。参政党の特徴は、もれなく全員頭が悪いので、何かを話せば必ず問題発言の一つや二つは出てきます。僕はこれらをすべて記録していきたいと考えています。

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「参政党討伐隊」として活動していた頃の「つばさの党」の黒川敦彦と菊竹進

 一方で、なんと、神谷宗幣代表が僕のTwitterをフォローしていたことがわかりました。よく考えたら、僕は参政党員よりも「参政党討伐隊」をバチボコにシバいていたため、参政党の支持者の皆さんからは意外と嫌われていませんでした。
 せっかく築き上げたポジションなので、今後も参政党の皆さんにはフレンドリーに接し、N国信者のようにゴリゴリに詰めたりしないで、メロンパンナちゃんぐらい優しくニコニコしながら、静かに無害に取材したいと思います。とりあえず参政党が立候補する選挙には、すべて行くことを目標に考えています。選挙レポートも販売していきますので、「参政党」の支持者の皆さんも、ぜひ買ってくださいね! 波動米より安いですよ!


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コメント

9
サピエンス
サピエンス

嘘を平気でつくところは立花孝志と同じだが、違うのは、ね・ね・ねの神谷宗幣は嘘がばれるとしれっと謝るところ。思考単純な立花はある意味攻めやすいが、一筋縄でいかないのが神谷。15人の国会議員、160人の地方議員、そして7万人の党員と麻疹に罹ったような何百万もの信者。ピークを迎えたとはいえ難攻不落の神谷城を攻め落とすのは長期戦になりそう。

holly_san
holly_san

仰る通り「アホ」である事に疑いはないのですが、その「アホ」がより下位の「アホ」を騙して勢力を伸ばし、真面目につましく生きている人の命をおびやかし続けているのがここ数年のこの国の実情です。そのスキームはN党と何ら変わらない。なので我々は油断なく真面目に厳しくこの反社会的カルト政党をウォッチをし続けていきましょう。

健(ken)
健(ken)

まさか参政党の憲法草案を加陽麻里布、宮本徹、伊佐進一が一斉に批判するとは思わなかった。NHK党、共産党、公明党の意見が一致するなど歴史的快挙ではないか。

aobanest
aobanest

波動米より安いのならば、安心ですね!

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選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを公開中です。立候補する方、当選させたい議員がいる方は、すべてのレポートが必見です。
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