全国の医科大学が医学部生の授業復帰のための教育方案準備に乗り出す中で、授業不良の憂慮と特恵論難が大きくなっている。 特に、一部の大学が短期間オンライン講義で1学期の授業を代替したり、有給可否の判断を期末試験以後に先送りすることにした事実が知らされ、公平性論難が拡散する様子だ。
慶熙大学校医学部は最近ホームページに載せた公示事項を通じて本科1·2学年に対して28日から9月5日まで約6週間のe-キャンパスオンライン講義で1学期の授業を代替し、期末試験により9月に1学期の有給可否を決めると明らかにした。 約15週間に及ぶ1学期の授業内容を6週間のオンライン講義に圧縮してまとめて聞く方式だ。
医大教育正常化のための苦肉の策の一環だが、録画映像で授業を受け、映像再生だけで出席を認める方式は、学習集中度と授業効果を担保しにくいという懸念が大きい。 医大教育課程上、本科3·4年生は臨床実習52週間が義務だが、本科1·2年生は相対的に規定が緩くオンライン代替授業が可能なものと見られる。 慶熙大学が1学期の最終有給決定も9月の期末試験以後に確定すると明らかにし、有給確定措置まで事実上有名無実化するのではないかという指摘が出ている。 これに対して教育部関係者は「各学校の学則にともなう決定をしなければならない」と話した。
円光（ウォングァン）大学も同様の計画を発表した。 円光大学医学部は医学科1年生から医学科2年生まで、21学番以下のすべての学生に「学業補完期間」の間、非対面オンライン授業を実施する予定だ。 予科1年生は来月4日から、その上の学年は今月28日から一括的に1学期の受講申請した授業をそのまま受けさせるという計画だ。
医大教育課程上、本科3·4年生は臨床実習52週間が義務だが、本科1·2年生と予科は相対的に規定が緩くオンライン代替授業が可能なものと見られる。 慶熙大学の場合、1学期の最終有給決定も9月の期末試験以後に確定すると明らかにし、有給確定措置まで事実上有名無実化するのではないかという指摘が出ている。
円光大学もまた、8月の非対面オンライン授業を通じて最大限有給学生数を減らし、9月からは2学期の学事日程に入るという試みと解説される。
全国40の医学部は教育部の指針に従って授業方案を用意中だ。 全北大は来月3日から特別学期を通じて1学期の講義を始める予定であり、仁荷大医学部は29日に学生たちに授業説明会を開催した後、授業を準備する形だ。
もちろん医大教育正常化のための苦肉の策の一環だが、録画映像で授業を受け、映像再生だけで出席を認める方式は学習集中度と授業効果を担保しにくいという憂慮が大きい。
医科大学先進化のための総長協議会（医総協）共同会長であるヤン·オボン全北（チョンブク）大学総長は「韓国医学教育評価院（医評院）も1ヵ月間受けられる最大単位を9単位程度にするが、短期間に1学期の授業をすべて受けると無理がある」とし「さらにオンライン授業だけで聞くと、医学教育の不実化が憂慮される」と話した。
