伊万里 親子死傷事件 死亡した女性の首に深い傷 強い殺意か

２６日、伊万里市の住宅で、この家に住む親子が男に刃物のようなもので襲われ死傷した事件で、死亡した女性は首に深い刺し傷や切り傷があったことが警察への取材で分かりました。
警察は強い殺意があったとみて調べるとともに、逃げた男の行方を捜査しています。

２６日午後４時半ごろ、伊万里市東山代町の住宅で、この家に住む親子が男に刃物のようなもので襲われ、娘の椋本舞子さん（４０）が死亡しました。

警察によりますと、職業は日本語講師だということです。

また７０代の母親は、命に別状はないものの首などにけがをしました。

警察が椋本さんの遺体を詳しく調べたところ、死因は失血で、首に深い切り傷や刺し傷があったことが警察への取材で分かりました。

また腹部などにも複数の傷があったということです。

警察によりますと、母親は、男は２０代くらいの外国人風だったと話していて、襲われたときの状況については「インターフォンが鳴り玄関の扉を開けたところ、男に現金や財布を出すよう要求され、切りつけられた。男と面識はない」などと説明しているということです。

警察は、傷の状態などから、逃げた男に強い殺意があったとみて調べるとともに、行方を捜査しています。

親子が客として訪れていた自転車販売店の男性は、「うちのお客さんだったので、本当に驚いているし、ショックです。お母さんは優しい人で、舞子さんは当時、高校生でしたが、優しく、真面目な人でした。一緒に世間話などをしていました。とにかく早く犯人が捕まってほしいです」と話していました。