映画やドラマを担当する部署が集まる7階
7階には映画やドラマを担当する部署が集まっており、部署ごとに天井からプレートがぶら下がっている。第1試写室も同じ7階に存在。公開前の映画を鑑賞するためメディア関係者が集まる場所だ。
第1試写室は44席。ふっくら座り心地のよい椅子が用意されている。今回、映写室の内部も見学させてもらったが、デジタル上映の機材の先には開館当時からのものと思しきフィルム時代の「のぞき窓」がそのまま残されていた。かつては2つの映写機が用意されており、窓は合計4つである。
8階には会長室、社長室などがあり、役員会議室を見学。いくつかある会議室のうち、この部屋は丸の内TOEIの舞台挨拶に来場した各俳優の控室として使われることが多く、今回の「さよなら 丸の内TOEI」でも活用されていた。入り口の書棚には東映関連を中心とした書籍が保管されており、松竹や日活の社史も確認。ひときわ大きな『東映任俠列伝』なる写真集が目を引いた。