参院選で初当選し、得票率という要件をクリアして国政政党となった「チームみらい」の党首、安野貴博氏(34)が23日、東京新聞のインタビューに応じた。人工知能(AI)のスペシャリストとして国会で何を目指すのか。原発の再稼働へのスタンスは。考えを探った。(聞き手・松島京太)
安野貴博(あんの・たかひろ) 東京大工学部卒業後、AI関連事業で起業。SF作家としても活動している。2024年東京都知事選では、AI技術で民意を反映させる「デジタル民主主義」を提唱し、全体で5位となる15万票超を獲得。2024年11月から、行政のデジタル化を推進する都の外郭団体「GovTech(ガブテック)東京」のアドバイザーに就任し、都の新たな長期戦略づくりに技術協力した。
◆分断ではなく政策を訴え
──選挙戦を振り返っての手応えは
勝てた要因は1つではないです。子育て政策や教育政策にいろんなところで「いいね」って言ってもらえて、割とそういうことの積み重ねだったのかなと。
今回の選挙戦はSNS(交流サイト)上で、分断をあおる、フェイクであおる、あるいはフィルターバブルで他の人の意見が全く聞こえてこなくなるみたいなところが問題だったと思います。
その中でも政策を訴えることに注力して勝てたのはすごい良かったですね。この戦術でも議席は取れるんだよと示せたのは、われわれとしても民主主義社会としても大きいと思います。
◆政党交付金で作りたい2つのモノ
──今後の目標は
国政政党がもらえる政党交付金を使って、10人規模の『永田町ソフトウエアエンジニアチーム』を立ち上げます。
作っていくものは2つで、一つは「政治とカネ」の問題を解決するために政治資金の流れを可視化するツール。もう一つは、皆さんの声を政治に届けるプラットフォームです。
ほかには、テクノロジーや子育て関連でわれわれの持つ知見で議論に貢献していきたいと考えています。
──つくったソフトウエアは誰に提供するのでしょうか
オープンソースで公開し、誰でも使えるような形にします。まずは、地方から導入を進めていければと考えています。今後の首長選で賛同してくれる方にチームみらいとして推薦を出すことは十分ありえます。
◆「原発再稼働」これはやるほかないだろう
──原発問題についてはどのような姿勢をお持ちですか
AIはものすごく電気を食うという問題があります。今後の世界では、AIをどこまで使いこなせるかによって経済成長率が大きく変わってきます。AIが産業の中でガンガン使われだすと、資源エネルギー庁が今出している基本計画のままでは、5~15%ぐらいは発電量が足りなくなるくらい、電力需要が増えるのではないかと思っています。
その中でありとあらゆる手段でエネルギーを確保するべきで、大きなベース電源を提供するために原発の再稼働は、これはやるほかないだろうと。新増設に関しては慎重な立場ですが、選択肢にあっても良いと思います。
──3・11の福島第1原発事故から脱原発の声も高まっています
あの悲しい出来事からは大いに反省し、二度と起きないように向き合わねばなりません。一方で、エネルギー価格が高騰し、生活が困っている方もたくさんいらっしゃるという中で、技術力によってどこまでリスクが下げられるかを議論するべきです。
◆もし「デジタル大臣」の指名を受けたらどうする?
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udachan 23 時間前
AIをどこまで使いこなせるかによって、今後の経済成長率が大きく変わってくる、というのは全く同感だが、やはり「原発再稼働」は納得がいかない。電力が必要なのは理解できるが、廃炉や核のゴミの再処理の目処もたっていないのに、安易な「原発再稼働」は絶対にありえない。
これから全国の原発は次々に耐用年数を超え、廃炉にしていかなくてはならない。福島原発の廃炉の見込みもたっていないのに、老朽化した原発やこれから原発を新設するなど、あってはならないことだ。未だに日本では試験炉以外、原発を廃炉に成功した例もないのに。
むしろ今まで既得権益を守るため蔑ろにされた再生可能エネルギーを、自公政権がやっと過半数を割った今伸ばす方向に行かなければ、日本の未来は描けないと思われる。
将来の発展の電力を得るため、日本を危険な原発の再稼働国にしてはならない。
大体、岸田政権でコロッと政策変更したが、「原発再稼働」は、国民の信を受けていない。 -
ヨハネス 7月26日2時37分
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