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「当事者の声聞いて」生活費支給見直しに学生ら抗議 国の博士課程支援「日本人」限定方針

2025年7月26日 16時00分 (7月26日 16時00分更新)
 大学院の博士課程を対象とした研究者支援プログラムを巡り、これまで留学生にも支給していた生活費の対象を日本人に限定するとした国の方針が「国籍差別」などと批判されている。参院選のさなかには「外国人が優遇されている」と、誤解を招く言説も拡散されたこの問題。大学の研究力を支えてきた留学生への支援切り下げに、教育現場からも疑問の声が上がっている。 (福岡範行、太田理英子、安藤恭子)

「研究に国境はない」などとプラカードを掲げて制度見直しに反対する学生たち=2日、東京・池袋駅前で(JST-SPRING国籍要件反対アクション提供)

 政府が留学生への支援見直しを検討しているのは「次世代研究者挑戦的研究プログラム」(SPRING)。博士課程の学生の減少や日本人の進学の少なさを背景に2021年度に始まった制度で、博士課程の学生に生活費や研究費を支援してきた...

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