2017/08/17
三菱エアコン霧ヶ峰 自力分解の方法(ドレンパン・クロスフローファンまで)
寝室のエアコンがカビクサイ。6年目になって大分汚れが酷い模様。で、よくある洗浄方法(養生して、下からファンに洗剤吹き付けて、、、、)を試したが
汚れ(黒いワカメ)は大量に出てくるものの、カビ臭さは治らない。
で、色々調べてみたところ
・臭いの元は、ドレンパン(水受け)と回転するファンそのもの。
・熱交換器(ゲジゲジ)はあまり汚れない。
・三菱の霧ヶ峰(の、自動おそうじ無しモデル)は非常に分解しやすい構造
該当する霧ヶ峰は、例えば現行品(2017年)だとMSZ-GVシリーズやMSZ-GEシリーズ。
寝室に取り付けてあるのは、2011年型 MSZ-GM281-Wなので
いけるかな?ということでDIYで自力分解清掃してみた。
必要なのはプラスドライバーと、リーマー(またはマイナスドライバー)のみ。
コンセントを外してから作業すること
まず説明書にもある通り、フロントパネルとダストフィルターを普通に取り外す。
水平フラップを取り外す。真ん中をパチンと外してから、
ちょっと曲げて右側から抜けば簡単に取れる
本体カバーの下面に2か所ネジがあるので、外す。メクラ蓋つき。
ちょっと下にずらすようにして指で外す。
メクラ蓋を外したところ。
本体上面にある4つのツメを外す。
リーマーか、マイナスドライバーでちょっと押すようにすれば簡単に外れる。
上面以外(側面、下面)からやってしまうと外れにくいので注意
そのまま本体カバーを前に引き出すように引っ張れば、取れる。
次はドレンパン・・・だが電装関係をちょっと外す必要がある
まずアルミのカバーを外して(ねじ一つで1枚づつ、合計2枚ある)
戻すときのためにコネクタと配線引き回しを写真に撮ってから
コネクタと配線をばらして
まずムーブアイユニット(フロアアイユニット)をとる。
ちょいと取りにくいが、ネジはない、単なる嵌めこみ。よく見てゆっくり。
次にドレンパン。写真にある3つの部分のツメ(というか嵌めこみ)を外して、
前に引っ張る。ちょっとコジる感じになるが・・・
途中でドレンホースを抜かないとならないが
これも写真のように、指で押すだけでスポッと抜けるツメがあるはず。
抜いたドレンパンには、水平・垂直フラップのモーターがあるので
これも抜き取る。ねじ止めされている。
これでドレンパンは電装品が無くなるので、風呂場でジャブジャブ洗える。
マジックリンとカビハイターでピカピカ。
最後にクロスフローファンだが、まずファン右端に1か所だけ羽のない箇所があり
そこにネジがあるので外す。
次に熱交換器ユニットの左端にある2つのネジを外す。
あとは熱交換器を、左側から少し上に持ち上げつつ
クロスフローファンを左に引き抜けばOK
クロスフローファンも風呂場でジャブジャブと洗えば
滅茶苦茶大量の黒いワカメ(カビ+ゴミ)が取れるはずだが
最後に、左側の軸にグリスを塗ること。
ゴムブッシュで支えられているので、私はシリコンルブを使ってみた。
で、クロスフローファンを再取り付け。すごい綺麗。
これでカビ臭さは全くなくなった。
これ以上の掃除は
・熱交換器を高圧洗浄機で洗ったり
・裏側にもドレンパン構造があるはずなので、そこを洗ったり
となるが、後者は完全分解になるので冷媒の再充填が必要になる。
熱交換器のために高圧洗浄機を買うかどうかで悩むところ
以上!
コメント
参考になりました。
当方はMSZ-GM221-Wでしたが違いが判らないぐらい同じ構造で大変参考になりました。
ありがとうございました。
私のように分解しようとこちらにたどり着いた方のためにいくつか。
(次回分解する時の為のメモも兼ねて)
・本体上面にある4つのツメですが、他のサイトだと床の方に手で押し込みとありましたが
手だととても外せません。大きめのマイナスドライバーでこじらないと無理でした。
・ドレンパンはこれ本当に外せるのかといった感じで少しグイと引っ張らないと駄目でした。
取り付ける時の為に、どの位置(溝)についていたのか左右の写真を撮っておいた方が
良いです。こちらも少し力を入れて押し込まないと入りません。
・クロスフローファンの取り外しですが、熱交換器の左側は写真では少しわかり辛いですが
ファンを引き抜けるぐらい手前に引く必要があります。
一人だとちょっと大変なので誰かに手伝ってもらうといい感じです。
・ファンの掃除ですが風呂場でカビキラーをふってしばらく放置していましたが
20分ぐらいだと羽の裏側に結構汚れが残っていました。
今回は家族が風呂に入る時間だったので漬け込みは諦めて綿棒で一枚一枚拭く羽目に…
次回は朝分解して浴槽に水を張って洗濯層クリーナーをぶち込んで放置し、
夜取り付けるぐらいで良いと思いました。
・ドレンパンのモータ部分ですが、水に濡れなければ問題ないと思い外さずじまいでした。
水洗いするときはモータ部分を掴んで濡れないように慎重に
2018/01/01 21:31 by 通りすがり URL 編集
No title
その感謝とともに、当方からも少々のコメントを残したく思います
・「本体上面にある4つのツメ」が外れにくいときには、シリコンスプレーをほんの少し使うだけで楽になります
・ドレンパンのモーターは、基板を付けたままでも、ラチェットドライバを差し込んでネジを回せる場合があります
・ドレンパンは、さらに殻割りして、縦フラップの根元を裏からもキレイに洗えます(合わせ目を観察すればツメの場所はすぐ見当がつきます)
・熱交換器の左側をずらす時は、冷媒管への負担を最小限に抑えるためにも、記述のとおり「少し持ち上げつつ」の方向が適切です
・このときは無理せず、誰かに熱交換器を同じ位置で支えてもらうといいです(冷媒漏れを起こしては元も子もないです)
・ファン右側の軸受けは、軸棒の凹凸で軽くはまっていて、少しだけグッと力を入れて「引き抜く」加減が必要です(軸受けは右側もゴムブッシュで固定されているので、引き抜く際に、ファンを左下に傾けても大丈夫です)
・洗浄後、このような用途に最適なグリスがあります(G501M)、左右とも軸と軸受けにしっかり塗布されるといいです
・もうカビを生やしたくないので、今後は、冷房時には除湿機を同時に稼働させようと思っています
以上です、おつかれさまでした
2025/06/01 17:57 by URL 編集
承認待ちコメント
2025/07/21 18:24 by 編集