【記者が見た #青葉被告 の変化と遺族の思い】
Q裁判を通して青葉被告から変化は感じたか
ABCテレビ 千葉泰真 記者
「青葉被告は、遺族側に対して小説を盗用されたと主張を続けていて、被害者感情を逆なでするような場面があった」
「ただ、審理が進む中で、検察官などから“遺族の話をどう受け止めたか?”などと心境の変化を何度も確認される中で、考え込むような姿を見せるなど、一段と内省を深めた様子もうかがえた」
「初めて青葉被告が謝罪の言葉を口にしたのは、裁判が終盤になってから。また拘置所で刑務官から身の回りのサポートを受ける中で“感謝の気持ちも生まれた”と裁判で語るようになった」
「ただ、時に法廷内で冗舌に語る被告をそのまま受け止めている遺族や被害者はほとんどいない。裁判をずっと見続けてきた私からしても、本当のところはどこまで反省しているかわからないというのが本音」
▼遺族の受け止め
「事件で亡くなった京アニの看板アニメーター寺脇晶子さんの夫は、23回に及んだ裁判の半数以上を傍聴。初公判では青葉被告が視野に入っただけで、また晶子さんの名前が読み上げられるたびに涙が止まらなかったといいます」
「裁判での被告の発言に傷つくことも。なぜ裁判に向き合うのかと問うと、寺脇さんは“亡くなった晶子さんや子どもに報告するため。それだけだ”」
「“青葉被告にも辛い時に救われる何かがあれば、こんなことは起きなかったかもしれない。どうしたら同様の事件が再び起こらないか社会全体で考えてほしい”と話していました」
#報ステ
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