参政党さや氏 得票結果に顕著な傾向も
参政党の「最後の訴え」が行われた公園は、支持者で埋め尽くされた。
今回、東京選挙区で“台風の目”になったのが、約67万票を獲得したさや氏だ。勢いを感じた他の陣営幹部は「批判しづらい空気ができていた」と明かした。
東京選挙区・立候補者の陣営幹部
「参政党の主張を表立って批判すると自分達に攻撃の矢が向く。あえて意図的に触れないようにした。参政党の『さ』の字も口にしていない」

支持を集めた一方、選挙戦では「日本人ファースト」などとした主張に、抗議する人と支持者がにらみ合う場面が度々見られた。

参政党 さや氏
「あちらでプラカードみたいなものを作ってきてくれた皆さん。すごく作るのが大変だったと思う。時間も労力もかけて頂いて。その方たちも豊かになりますから」
聴衆のヤジ
「嘘つきー!」
抗議する人に向けた警告だろうか。選挙戦終盤、さや氏の陣営スタッフは聴衆に向けて、あるプラカードを持つようになった。

公職選挙法の「虚偽事項の公表罪」。
当選させない目的で候補者のウソの情報などを公表する行為は、処罰の対象だと示した。
JNNの出口調査では、さや氏の得票結果に顕著な傾向がみられた。

TBS選挙本部デスク 本杉美樹 記者
「若い世代から現役世代にかけて幅広く、さや氏が浸透した。男性が支持した候補者の中でトップがさや氏。世代別に見ると10代~60代の各世代で、男性はさや氏に投票した人がトップだった」