【一問一答】DeNA移籍後初登板の藤浪「思ったよりいい感じ」5球で降板は「ちょっと少なかった」

[ 2025年7月26日 19:27 ]

<イースタンD・ロ>初回を3者凡退に抑え、笑顔の藤浪(右)=撮影・藤山 由理
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 マリナーズ傘下3Aタコマを自由契約となり、DeNAと契約を結んだ藤浪晋太郎投手(31)が26日、イースタン・リーグのロッテ戦(横須賀)で移籍後初の実戦マウンドに上がった。

 3年ぶりに日本球界に復帰。日本で公式戦に登板するのは阪神時代の22年10月13日、ヤクルトとのCSファイナルS第2戦以来、1017日ぶりだ。

 初回、先頭・和田への初球は152キロのスプリット。これがファウルとなり、最後は3球目で左飛に仕留めた。

 続く佐藤も初球の直球を左飛。3番・谷村も初球で右飛に抑え、わずか5球で3者凡退に斬った。藤浪はこの限りで降板した。

 試合後の主な一問一答は以下の通り。

 ――久しぶりの日本のマウンド。
 「もっと力むかなと思ったんですけど、思ったよりいい感じで入れて、スムーズに投げれたので良かったと思います」

 ―― 体の状態は?
 「体は、しっかり練習してきたので仕上がってる状態で入れましたし、痛いところもないですし、健康です」

  ――今日のテーマは?
 「久しぶりの実戦で1カ月半近く空いてるので、まず実戦慣れ、実戦の空気感っていうところ。あとはもう、とにかくストライクゾーンで勝負することが目標というか、目的でした」

 ――ストレートの状態は?
 「まあまあじゃないですかね。(球速は上がる?)まあ、マックスで言ったら上がるかもしれないですけど。アベレージで言うと、今日ぐらい、153、4キロぐらい投げられればいいんじゃないですかね」

 ――3番の万波にスプリットを2球投げた・
 「まっすぐ、スプリット、スプリットですね」

 ――スプリットの手応えは?
 「まあまあじゃないですか」

 ――変化球の切れは?
 「今日はスプリットしか投げていないので。まあ、もう少し時間かかると思いますし、曲がり幅とか感覚も違うので、もう少し合わせていく必要あるかなと思いますけど、徐々に慣れていければいいなと思います」

 ―― DeNAファンがたくさんいた。球場の雰囲気は。
 「ファームの試合でこれだけ来てくださったので、凄くありがたく思いますし、たくさんの声援もいただいたので、少しでもチームに貢献して、その声援に応えられるようにしたいなと思います」

 ――次回登板に向けて。
 「体はいい状態なので、それをキープしつつも、今日の登板でまた色々報告なりデータなりいただけるでしょうから、チームと色々話しながら、少しずつ改善していければいいかなと思います」

 ――球数は物足りない?
「ちょっと少なかったので、終わってからブルペンで投げました。26、7球だったと思います」

 ――イニング数は?
 「イニングはもともと1イニング想定だったので」

 ――5球ともコースに決まっていた。
 「とにかくゾーンには投げ込めたので、及第点かなと思います。まあ、狙ったところに投げられるコントロールはないので、どんどんゾーンで勝負していければと思いますし、良かったんじゃないかなと思います」

 ――日本のボールへの感覚は?
 「今日はかなりいい感じでマウンド上がれたんじゃないかなと思いますね。フィーリング良く投げれたかなと思います」

 ――久しぶりの日本のマウンドで、アジャストしていかないといけないことは。
 「イニング間の投球数だとか時間だとか、ピッチクロックもないですし、その分ゆったり投げれるかなと思いますし、そういうルールの違いだとか、あとストライクゾーンがちょっと、今日は結構向こうが振ってきたので分からなかったんですけど、そのあたりの感覚をアジャストしていかないといけないかなとは考えてます」

 ――次もファームでの登板か?
 「だと思います」

 ――試合前の緊張感は?
 「思ったよりリラックスして入れましたね。もっと緊張というか、力むかなと思ったんですけど。メンタル面的な意味でも上出来かなと思います」

 ――プレッシャーや不安はあったか?
 「久しぶりにマウンドに上がる中で失敗もするでしょうし、色々ミスをするだろうとは思ってたので。ミスしたらそこで考えればいいかなと思ってましたし、失敗することが悪いことじゃないんで。失敗を活かせればと思ってたんですけど、思いのほかうまくいったので」

 ――捕手の伊藤光とはどんな話を?
 「光さんからは“自分の思うようにやってくれ、どんどん首も振ってくれ”って話をしてもらってて、やりやすいようにやらせてもらったんですけど。2人で話してたのは、ゾーンでどんどん勝負していければっていう話をしてたので、その通りにいって良かったかなと思います」

 ――ファンがたくさん並ぶ中、5球で降板。
 「まあ早く来てくれれば…。ぜひハマスタで見てほしいです。1日でも早く(1軍に)上がって、ハマスタで投げられるようにしたいですね」

 ――DeNAに入団して、チームの良さは?
 「チームは若いですし、明るいですし、すごくいい雰囲気で練習してるなっていう感じがしましたし、あと、もう本当になんでもあるなっていうのを感じましたね。施設に関しても環境に関しても、なかなかこんな施設、アメリカでもないんじゃないかなっていうほどの環境、設備じゃないかなと」

 ――投球フォームをAIで解析する。
 「まだデータ取り始めたところなので。データってこう積み重なって傾向が出るもんなので、まだ1回2回では出てこないかなと思います」

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