バギッ
男の強烈なアッパーカットがセイントガールの顎を撃つ。
ドサッ!スローモーションのように正義の聖戦士の体が床に崩れ落ちていく。ホテルの一室に悪人を追い込んだエルカ。そこで激しい戦いが繰り広げられたが、勝利の女神が微笑んだのは、無情にも悪の側であった。
「ハアハア、てこずらせやがって!この償いは、たっぷりと体で払ってもらうぜ」
大の字に倒れているエルカに近づく男。必死に上体を起こそうとするエルカだが、ダメージにより体が思うように動かない。それでも激しく男を睨みつける。
「なんだ、その眼は。男を舐めるんじゅねぇ」粗暴な男はエルカの顔面を激しく殴りつけた。
更に懐からナイフをとり出すと、ビキニコスチュームに押し当てる。
シャッ。鋭いナイフが黒エナメルの上を走り、華麗なコスチュームがあっという間に切り刻まれていく。素早くセイントガールを裸にひん剥くと、男は持っていたロープで後ろ手に縛り上げた。
「へへへ、これで手も足も出ねぇだろう、この糞女」縛り上げたエルカを無理やり立たせると、その裸体を睨め付ける。
「けっ、かっこつけてマント何ぞヒラヒラさらやがって。痛めつけるには邪魔だな」そう言うと男はマントのボタンに手をかけた。
「あっ、マントまで」思わずたじろぐエルカ。これまで例え裸にされてレイプされた場合でも、必ずマントは身に付けていた。いわばマントは女戦士としての身を守る最後の砦であり、プライドのよりどころであった。いまやそのマントさえも奪われようとしている。
「そんなにこのマントが大切なのか?」男は嘲笑いながらマントの留め具を外し、エルカの身から剥取ってしまった。
「ははははっ、セイントガールも形なしだな」裸にされうつむくエルカを男は、ベッドに向かって蹴り飛ばした。
「あうっ」手を縛られたエルカは、無様に顔から倒れ込む。
シュッ。男は自分のベルトをズボンから引き抜く。ベルトを鞭の代わりにしてセイントガールを痛めつけようというつもりなのだ。
「おら、けつをもっと高く上げろ。セイント売女!」生っ白いエルカの臀部にベルトが振り下ろされる。
バシッ!
エルカの柔肌に真っ赤なみみず腫れが浮き出でてきた。
ビシッ、ビシッ、ビシッ。何度も何度も打たれる。
「ひいいいっっっっ」耐えられず無様な悲鳴を上げてしまうセイントガール。
「はははは、いい声で鳴くな。もっと鳴け、もっと鳴け」サディスティックな本性をむき出しにし、エルカをを打ち続ける男。セイントエルカはこの拷問から逃れることはできるのか!?