『アイシールド21』が誕生した

「おおっ、おお～!!」

「『週刊少年ジャンプ』で連載が決まった新人さんはおそらく全員がやるのではないかと思うのですが、連載開始号の発売日にコンビニのレジ横などに積まれているのを見に行くという。僕もご多分に漏れず、コンビニに見に行った記憶があります」

　そう語るのは、2002年7月23日に発売された『週刊少年ジャンプ』34号の表紙を独占で飾った『アイシールド21』の原作・稲垣理一郎先生。

「発売日の時点で見本誌は既にいただいているのですが、コンビニに自分の作品が表紙のジャンプがドンッと置かれているのはすごくインパクトがありました。“おおっ、おお～!!”って感じになりました。あと、本当にありがたかったのは、表紙に新連載作品を載せてくれることです。それって、とても勇気がいることだと思います。でも当事者からすれば、あの表紙のインパクトを受けたら絶対にやる気になります」

『週刊少年ジャンプ』2002年34号

「完全に邪だった」ストーリーキング応募

　たしかに連載開始号を目にした時のインパクトは大きかった。でも稲垣先生にとって、よりインパクトが大きかったのは、『アイシールド21』が原作作品を募集する賞「ストーリーキング」で大賞を受賞したことを知った時（『週刊少年ジャンプ』2001年51号で発表）のことだ。

第７回ストーリーキングネーム部門で初のキング（大賞）として発表された『アイシールド21』（『週刊少年ジャンプ』2001年51号）。「アメフトという、スポーツ漫画ではわりと手垢のついていない競技を題材に選んだのが正解。（以下略）」という講評。

「当時、僕はもう25歳。もし受賞したら事前に連絡が来るものだということは知っていました。でも、発表される号の発売日まで連絡が来なかった。ということは、まあ落ちたのだろうと。その時は実家住まいで、ちょうど家族とカレーを食べに外出していたんです。それで“どういった作品が受賞したんだろう？”と思って、駅のキヨスクに売っているジャンプを買いに行ったんです。そうしたら『ネーム部門 ストキン史上初キング出る!!』と書かれていて。“お～大賞（キング）出たんだ”と思って見たら――俺じゃん!!って（笑）。すぐに買ってホームで待っていた家族に『俺、大賞とった…』って伝えたら『え？どういうこと？』となりまして」

　後に編集部との連絡の行き違いが発覚。稲垣先生にとっては、今なお記憶に強く刻まれるサプライズとなった。

『週刊少年ジャンプ』2003年35号の第10回ストーリーキング募集ページに載った稲垣先生作の4コママンガ。受賞の連絡を受けていなかった時のエピソードが描かれている。
©稲垣理一郎／集英社

一方で、稲垣先生は既に『ビッグコミックスピリッツ』（小学館）の増刊でマンガ家デビューを果たしており、ストーリーキングを受賞した2001年にも読切作品が掲載されていた。なぜ、『週刊少年ジャンプ』のストーリーキングに応募したのだろうか。

「当時『スピリッツ』で読切を描いていて、担当さんから『編集長が、この人はもう連載ネームに回っていい。でもキャラがなさすぎるから、もう少し入れられるようにがんばれと言っていた』と伝え聞いたんです。当時の僕はちょっとこじらせていて、“マンガはアートだ”と強く思い込んでいました。“キャラなんて…資本主義の犬たちが吠えてるだけだ”くらいのことを思っていて（笑）。でも、助言を聞かないと連載にしてもらえないなら従います、という素直な心も持っていたので（笑）、がんばろうと」

　キャラクターを重視しているといえば『週刊少年ジャンプ』。そこに目を付けた。

「『ジャンプ』に応募して、キャラ作りのノウハウを盗んで、自分はアートを作ったらいいと考えたんです」

　応募のきっかけは「完全に邪（よこしま）だった」と振り返る。

「僕なりにキャラが出ている、と思う作品を描いて応募して、それで担当がついてくれたらいいなと。そうしたら担当からキャラ作りのノウハウが盗めるに違いないと。では担当についてもらうにはどうしたらいいのか。もういい年齢だったのもあり、“ちょっとキープしておこうと思われる特殊なネタを使おう”と考えて、好きだったアメフトの作品を出せば、落ちたとしても色気を出した編集が“とりあえず連絡をとっておこう”と思ってくれるのでは――そう思って描きました」

「それで誌面で大賞をとったことを知り、その後に連絡が来て。『自分で描きたい？』と聞かれたので『いや、自分でも描いていますがジャンプっぽい絵は描けないので作画の先生についてほしいです』と伝えたら村田（雄介）先生を紹介いただき、読切が載って連載になって…。ストキンを受賞してから連載までは異様に速かったです」

　ストーリーキングの受賞発表が2001年51号。読切掲載が2002年14号と15号（2号連続）。そして連載開始が同年34号。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、稲垣先生がキャラ作りの秘訣を探る目的で描いた『アイシールド21』は、一気に週刊連載作品になった。

今描くのであればヒル魔を主人公にする

　読切版の『アイシールド21』の結果を受け、すぐに連載会議へという流れに。ただし、分析しながら作品をさらに研ぎ澄ませた。

「今はどうか分かりませんが、当時は少なくともアンケートで読切作品の印象もとっていたんです。そのなかに各キャラクターの印象度もありました。それを見るとヒル魔、栗田（良寛）の読者の反応はポジティブだったのですが、主人公のセナ（小早川瀬那）はあまりよくなかった。なのでセナを変えましょうという話になり。だから読切版と連載版ではセナだけ大幅に変わっているんです」

　作画担当になった村田先生と何度もやり取りをしてキャラクターの造形を練った。

「初期パターンはたくさん作りました。最終的には二本角の『アトム型』と言っているんですけど、それに落ち着きました」

稲垣先生が描いた主人公の初期デザイン（左）。その後、作画担当となった村田先生と読切版から連載版への過程でやりとりしたセナの造形についてのメモ（右）。「主人公はやはりすごく重要なので、すごい量のキャッチボールをしました」

　セナの主人公としての立ち位置にも変化を加えた。

「今にして思うと、読切版のセナはネガティブすぎました。ネガティブなところからポジティブになる成長を描いたのが読切版でしたが、そのネガティブ部分が読者にそのまま捉えられていたんです。これが、読者が大人であれば感情移入できる部分もありますし、僕自身が大人だったのでそう描いたのですが、当時の『週刊少年ジャンプ』読者の平均年齢を考えると、もう少し少年らしいポジティブさが必要でした。ただポジティブにしすぎると結局、成長譚ではなくなってしまう。ではセナは何を成長するのか、と考えた時に、『庇護される存在』という新たな属性がついた。これも当時から言語化できたわけではないのですが。そこで（姉崎）まもりを母親、ヒル魔を父親と見立てて、母の庇護から離れて、最後に父親を超えていくセナの成長、というのを物語のひとつの筋にしました」

　キャラクターを思いついたのはヒル魔が最初、次に栗田。セナを思いついたのはその後だった。

「セナを主人公にしたのも、読者の少年たちが自分を投影して初心者の目からアメフトを見ていく成長譚としての作りにしたかったからです。もし今の時代に『アイシールド21』を作るのであれば、ヒル魔を主人公にします。なぜなら『週刊少年ジャンプ』読者の平均年齢が上がっているから。年齢を重ねてからアメフトを始めるのは難しい。であれば、既に完成しているヒル魔視点にしてアメフトの世界観と心を見せていくという形にします」

キャラクター作りには「二段階」ある

連載開始から23年経った今でも、淀みのないロジックで作品の「ゼロからイチ」を解説できるのは驚きだ。それだけ思考を重ね、作品に魂を注ぎ込んできた証左でもあるが、

「連載初期の頃は理屈として分かっていなかったですし、なんとなくやっていたので再現性は低いものでした。ここまでロジカルになったのはだいぶ後です」

　という。一方で『アイシールド21』の序盤だけをとっても、キャラクター作りの真髄が見て取れる。当時の経験がその後の『Dr.STONE』（『週刊少年ジャンプ』）や『トリリオンゲーム』（『ビッグコミックスペリオール』）におけるキャラクター作りの礎になっている。

「キャラクター作りって、じつは二段階ありまして。第一段階が一番ハードルが高いんですが、キャラクターをどうやってそこに存在させるか。いわゆる“キャラを立てる”ことです。これができないとそもそも話が始まらないくらい重要で、でも説明しても伝えるのが難しいので、やってもらうしかないのですが…。そしてもっと重要な第二段階のフェーズがあります。まず人＝キャラクターをそこに作れたとして、その人たちが“どう思われるか”を考えなければいけません。僕は当時、この第二段階に関してはまったくノータッチで、“読者の心にどう響かせるか”ということをすごく考えなければいけないことを学びました」

　読切版の『アイシールド21』でも、主人公のセナのキャラクターは立っていた。でも「読者に“セナは俺だ。だからもっと応援したい。もっと頑張って報われてほしい”と思ってもらえる存在にしなければいけない」ところまで考えが至っていなかった。

「それはキャラクターが立っていないとか、ダメというわけではなく、配置ミスなんです。だから連載版では読者が感情移入できるように切り替えたわけなのですが、これはもう試行錯誤するしかなくて、今でもキャラクターを考える際に頭を悩ませるところです」

　主人公においてひとつあるとすれば、「成長したい」という思いが読者の感情移入を呼び起こすという真理だ。

「主人公自身が現状をなんとかしたいと思っているか。もちろんそうでないやり方もありますが、基本的には主人公の目標があって、それが叶っていくことで読者も快感を得ていける。なので、主人公自身が“成長したい！”と思っていないと、やはり少年マンガとしては作りが難しくなってしまうのではないでしょうか」

『クオリティ教』の過激派信者

　様々な分析、思考、そして思いを込めて作り上げた『アイシールド21』第1話。村田先生の絵を今も、「色気のある絵ですね」と見返す。

「最初に村田先生のラフ絵を見た時、自分の描いた絵が他の人の手によって全く違う完璧なものになってあがってきたことに衝撃を受けました。鉄の斧を渡したら金の斧になって戻ってきたみたいな（笑）。それまで自分の絵がマックスのイメージだったのが、それよりも上が出てくるのが驚きで。村田先生は動きを見せるのがすごくうまいので、原作もそこを重視してどんどん書くようになりました」

　キャラクターデザインに関しては、基本作画の先生に任せるというのは当時から変わらない方針だ。

「指針は出しますけど、その通りにあがってくる場合と全然変わる場合があります。基本的には作画の先生が一番分かっていますしボスなので、僕としては従うのみです。先の展開と齟齬が生じる可能性があるので下絵の段階で確認させてもらいますし、意見することもありますが、ほとんど言った記憶はないです」

瀧夏彦と鈴音のキャラクターデザインラフ。夏彦の「アハーハー！」という口癖や鈴音のインラインスケートなどは初期からの設定。作画の村田先生がこのデザインラフを元にキャラクターを仕上げる。「ラフデザイン通りに描いてくれることもあれば、まるまる変わったものが出てくることもあります。王城の大田原は指示と全然違うのが出てきましたが“これだ、こっちだ！”となりました」

　一方原作は、当初はまず文字でプロットを書き出し、文章原作がいったん完成してからネームに起こしていた。

「一人でフルにマンガを描いている方に比べたら楽だったのでしょうが、あまり楽なイメージはありませんでした。あまりいいことではないのですが、ネームは描き込みすぎだったかもしれません。自分でも元々マンガを描いていたので、いい加減に描くことができずびっちり入れていました」

『アイシールド21』の文章原作は1話から今もパソコンの中に保管されている。そのプロットをもとにネームに起こしたものもきれいにファイリングされていた。稲垣先生の几帳面な一面がうかがい知れる。「連載中は時間削減のため、ネームの清書をしてもらうために一時期スタッフさんを雇っていたこともありました」

　今では文章原作を書く時点で、脳内でネームを再現できるようになり、ネームもラフになってきたというが、当時は「ノウハウも全然わかっておらず、無理やり乗り切っていた感じ」だったという。

「文章でペラ1枚にまとめたプロットを9枚、要は9パターン作って担当編集者に見せた記憶があります。その時はファミレスに24時間以上いました。そこで3食か4食、食べたような（笑）。ずっと内容の話をしているわけでなく、雑談ばかりなんですけど。若い頃って無茶苦茶やるのがカッコいい、みたいな変な思いがあるんです。結果マイナスにしかならないんですが…。マンガ家さんで一番多いのは、クオリティのためならどんな過激なことも厭わない『クオリティ教』の信者だと思うんですが、自分もその一派で。さらに過激派と穏健派に分かれるとしたら僕は前者で（笑）。クオリティのためなら死んでもいいと思っていました。でも死んだら終わってしまうので（笑）、徐々に現実的になっていくのですが。結局、1話で終わるならまだしも連載は毎週続くわけで、今週2ポイントアップさせるために次週5ポイントマイナスになっては何の意味もないですから」

　とはいえ、本当に切羽詰まった時は「全裸」になっていたことも。

「寝るわけにはいかないくらい追い込まれている中、ほっておいたら本当に寝てしまう。で、ある時気付いたんです。全裸になると防衛本能が働いて眠くならない（笑）。夏場なんか、椅子が汚れないようにタオルを敷いて全裸で書いていました。どの回だったかは覚えてません。『アイシールド21』の連載初年度は印象深かったものの、特に2年目のあたりは本当に記憶がないんです。ちなみに、『Dr.STONE』の時も全裸でネームを一度やったのは憶えていますが」

迷うことなく出せた勝負に出る「勇気」

　クオリティ教過激派の信者として、ひたすらがむしゃらだった当時。

「まだ若かったと言いますか、経験が浅かったので、今読み返すと雑だったりぬるかったりする部分もあります。一方で今では書けない、若さならではの部分も出ているのでおもしろいです」

　と振り返る。

「年齢を重ねるにつれ感情が弱まってくるのですが、この時は感情がそのまま出てますし、そのままでいけました。これが今書いたとしたらもう少し完成度の高いものになるであろう一方で、引き換えにブッ飛ばしてたところが大人しくなっちゃうだろうと感じます」

『アイシールド21』ではクオリティを求めるあまり、連載途中からネームが遅れることがあったという。

「当時は当時で絶対クオリティを下げないようにがんばっていましたが、今『アイシールド21』全体を見ると、各回の出来が50～100点くらいのレンジになると感じています」

目の前にある話一回一回を突き詰めようとしていた当時。その経験があったから次の連載作『Dr.STONE』では「クオリティが落ちて40～50点の出来の回が生じたとしても、連載全体を鑑みて受け入れる」覚悟をしていた。でも現実はそうはならなかった。

「経験値の問題です。『Dr.STONE』では全ての回が75点以上に収まっている感覚に落ち着きました。でも次は、その75点からどうやって100点に伸ばすかが難しくなってきました」

　全体を通して見れば「ムラがあった」。だから時に50点の回もある。でも逆に100点の回も出せたのが稲垣先生にとっての『アイシールド21』だった。

「どうしても75点以上をコンスタントに求めてしまう今では、勝負に出る勇気が昔ほどなくなっているかもしれません。例えば王城戦で、物理的にどう考えても逆転不可能となった時、ヒル魔が試合を放棄していきなり帰ろうとする回（17th down）があります。このシーン、一歩間違えるとヒル魔が完全にイヤなヤツになってしまう。でも『ヒル魔はこういうヤツなんで、このままいきます』と押し通して。結果、問題はなく逆にキャラが立つことになったわけですが、今だと怖くて危険と分かっているぶん、かなり話し合うことになると思います。今でも結論は変わらないと思いますが、当時は迷うことなくいけた。それが強みだったかと思います」

　同様のことはキャラクター作りに関しても言える。

「『アイシールド21』の時は何も考えず、少年に向けて100点満点のキャラクターをぶっ放しているつもりで作っていました。ですがその後、『Dr.STONE』を始めた時に昔取った杵柄が通用しなくなっている感覚があり、すごくロジカルに組み立てたところがあります。ある属性の読者から見て100点満点のキャラクターを作ったら、それ以外の属性の読者に受け入れてもらえない。となると、読者層に合わせて場合分けをしたキャラクターを考えていかなければいけません。それは少年読者に対する裏切りだと葛藤しつつ、みんなが楽しめる作品にするためにはやらざると得ない。その点に関しては難しさを感じて、すごく考えさせられました」

この時がなければ今はない

　魂を削ってまでがむしゃらに作り続けた『アイシールド21』。その連載で積み上げた莫大な経験値は、ヒット作を生み出すノウハウとともに「週刊連載」を生き抜く精神的タフさももたらした。

「『ジャンプ』での連載を数年以上乗り越えた人同士で集まると、ほかにはない絆を僕は感じますし、おそらくみんなも感じているのではないかと思います。イメージですが、戦争で同じ塹壕で戦った者同士に生まれる特別な連帯感のような。みんな最終的に仲間になるという感覚もある。時間がかかる。体力的にしんどい。これらは傍から見ていてもなんとなく分かると思うのですが、毎週毎週背後に立つ死神に鎌で首を斬られそうになって、でも斬られない――あのギリギリの精神的な負荷は経験した人にしか分からないものだと思います」

　それだけの思いをして手に入れてものは、かけがえのない財産になっている。

稲垣先生の仕事場に置かれた本棚。マンガや書籍の資料、過去のコミック誌のバックナンバー、過去のネームなどが詰まっている。「パソコン机の椅子から届く範囲が一軍の資料です」

「『アイシールド21』ではキャラクターがどう認知され、読者の感情をどうリードしてくれるのか、ちゃんと考えていくべきということを学びました。自分が“こう見せたい”と書いたとしても、読者に“どう感じ取られるか”は全く別の話になってくる点ですごく考えるようになりました。当時はまだそこまで理屈で考えていないところがあって、若さゆえのパワーで押し切った面もあり、とはいえその時の自分のマックスの力は出ているわけで、読み返すとおもしろいです。この時がなければ今はないわけで。荒々しいところもある作品ですが、総合的に見て最初から描きたかったテーマを最後まで描けた点、本当に大事なところを揺らがずに描き切れた点は良いな、と。ありがたいとも思います。今、同じものは描けませんから」

最初は“キャラクター作りのノウハウを知りたい”という願望から生まれた『アイシールド21』は、魅力的なキャラクターが多くの読者に受け入れられ大ヒット作になった。「主人公自身が“成長したい！”と思っていないと」という言葉は、稲垣先生自身の心と重なる部分も多い。そして、『アイシールド21』を読む人自身にもきっと何かしら重なる部分があるというのは間違いなさそうだ。

稲垣先生の言う本棚の「一軍」スペースには、過去に自分が手がけた読切作品や連載第1話が載ったバックナンバーが。中央には『アイシールド21』連載開始号である『週刊少年ジャンプ』2002年34号も！

玄関先に陳列された連載作品のグッズの中央には『アイシールド21』のフィギュアなどが。今もなお稲垣先生にとって思い入れがあることが伝わってくる。