本来、10年以上かかるはずだった? 『劇場版 鬼滅の刃』3部作 衝撃的な制作秘話が判明
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パンフレットで「驚きの事実」が判明
本日2025年7月18日より『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開されました。初日から大盛況で、早くも「もう一度観に行きたい」とリピートする予定の人も多く見受けられます。 「10年かかる予定だった」「全員参加へ」… 『鬼滅』の裏話が知れるパンフレットを見る(6枚) そんな大好評を博している『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を制作しているのは映像作品を手掛けるufotableです。今回の劇場版三部作はufotableが制作すると発表されており、制作発表当時から「どのくらいかかるのか」「スタッフ陣が倒れてしまわないか」と心配する声があがっていました。そして、公開日より発売された映画のパンフレットには、制作時の苦労が語られています。いったい、どれほど大変だったのでしょうか? あれだけ作画への評価が高いufotableをもってしても、「無限城編」の再現は、かなり困難な作業だったようです。「無限城」では多くの建物が縦横無尽に動き回り、それに合わせてキャラクターもせわしなく移動します。 その部分を再現するために、はじめは「レンダリング(3DCGで描写すること)」だけで1作品あたり3年6か月程度、3作品で10年以上の時間を要する想定でした。しかし「それは現実的ではない」という判断になり、高価で計算速度が速いマシンを限界まで増築・導入。それ以外にも課題を見つけては解決する地道な作業を繰り返してレンダリングにかかる時間の大幅な縮小を実現したのです。 また制作に取り掛かった際は、数多くのufotableが作品制作に携わっていました。『鬼滅の刃』以外の作品も計画を進める必要があるなかで、作品の立ち上げから完成まで深くかかわる「制作部」のスタッフ全員が『鬼滅の刃』の制作に参加したようです。 はじめは全員ではなかったものの、進めるなかで「これじゃあ(公開までに)完成しない」とスタッフが会社へ直訴したと言います。全員体制になったおかげで、無事、高いクオリティを維持したまま公開日に間に合わせることができたようです。 なおパンフレットの校了時点で、現場は大詰めを迎える状況だったため、パンフレットに書かれた内容以降も制作は続いていました。 ちなみに「無限城編 三部作」の制作が決定したのは、原作マンガ完結後、「無限列車編」公開中の時期だったようです。およそ5年間かけて多くの人が携わって制作されたこの作品は「何度でも観たい」と感じさせる圧巻のクオリティに仕上がっています。 パンフレットには、ほかにも作画や修正カット、キャスト陣へのインタビューなどボリューム満点です。映画館で作品を鑑賞後、ぜひパンフレットを読みながら余韻に浸ってみるのはいかがでしょうか?
マグミクス編集部
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